
評価★★★★
あの気高いエリザベスから惹かれたローリーは
案外、口達者なペテン師だったり・・
イングランド国王の娘として生まれながら
私生児の烙印を押されたエリザベスだったが
類稀な英知と持って生まれた強運によって
女王への道を切り開いていったのが前作のストーリーだ。
あれから、10年の歳月を経て続編となる本作は
女王の座に就いてからも果てしなく続く
“エリザベスの戦い”を見つめ、黄金時代を築き
真の女王に君臨する姿を浮き彫りにしていく。
本作での宮廷内部のセットや女王の豪華な衣装に関しては
色彩華やかで目も眩むほどの眩しさだった。
公の場で身に付ける多種多様のウィッグには驚いた。
極めつけは、
戦闘シーンのロングヘアーまでウィッグだったのですね。
普段のエリザベスは可也のショートカットヘアー
個人的には、本編でもっともエキサイティングだったのが
世界最強のスペイン無敵艦隊が攻めてきた時に
ドレスを脱ぎ捨て自ら最前に立つ姿は
正にジャンヌ・ダルクそのものだ。
劣勢な艦隊を指揮する能力は流石に無理でしたね。
陸地での防衛隊長といったところでしょうか。
もし、航海士のローリーが居なかったらと思うと・・・。
本作はスペイン艦隊との戦闘シーンは取って付けた程度のもの
あれだけの劣勢をどうやって巻き返したのかとか一切触れずに
ただ風向きが味方したようなことだけの感じで
あとは焼き討ち船(無人の特攻隊)を数隻ぶつけた程度で勝利とは・・。
せっかくのジェフリー・ラッシュも
キャプテン・バルボッサ的活躍をまったくせずに
海戦では姿をみせないし^^
航海士のローリーもこれといった奇襲作戦を考案したようにも見えないし。
この映画は
事前に人物相関図で予習しないと理解しにくいと思う。
ワタシの頭が悪いのか(たぶん悪い)
もうひとりの女王であるスコットランド女王の陰謀も
その下で働く男たちの位置づけなどが理解できずに
置いてけぼりを喰らってしまった。
エリザベス女王の人物像を
ローリーとべスとの関係にひとりの女性として揺れる心を
繊細かつ大胆に描きこんでいるところがいいね。
アカデミー衣装デザイン賞にノミネートされていますが
ダントツで決まるような予感。
もうひとつのノミネートの主演女優賞は、まず無理ですね。
でも、個人的には助演女優賞の方に
スコットランド女王を演じたサマンサ・モートンに一票を投じたい!
----------------------------------------------
監督:シェカール・カプール
脚本:ウィリアム・ニコルソン/マイケル・ハースト
撮影:レミ・アデファラシン
音楽:クレイグ・アームストロング/アル・ラーマン
出演:ケイト・ブランシェット/クライヴ・オーウェン/ジェフリー・ラッシュ/リス・エヴァンス/ジョルディ・モリャ/サマンサ・モートン
『エリザベス:ゴールデン・エイジ』
あの気高いエリザベスから惹かれたローリーは
案外、口達者なペテン師だったり・・
イングランド国王の娘として生まれながら
私生児の烙印を押されたエリザベスだったが
類稀な英知と持って生まれた強運によって
女王への道を切り開いていったのが前作のストーリーだ。
あれから、10年の歳月を経て続編となる本作は
女王の座に就いてからも果てしなく続く
“エリザベスの戦い”を見つめ、黄金時代を築き
真の女王に君臨する姿を浮き彫りにしていく。
本作での宮廷内部のセットや女王の豪華な衣装に関しては
色彩華やかで目も眩むほどの眩しさだった。
公の場で身に付ける多種多様のウィッグには驚いた。
極めつけは、
戦闘シーンのロングヘアーまでウィッグだったのですね。
普段のエリザベスは可也のショートカットヘアー
個人的には、本編でもっともエキサイティングだったのが
世界最強のスペイン無敵艦隊が攻めてきた時に
ドレスを脱ぎ捨て自ら最前に立つ姿は
正にジャンヌ・ダルクそのものだ。
劣勢な艦隊を指揮する能力は流石に無理でしたね。
陸地での防衛隊長といったところでしょうか。
もし、航海士のローリーが居なかったらと思うと・・・。
本作はスペイン艦隊との戦闘シーンは取って付けた程度のもの
あれだけの劣勢をどうやって巻き返したのかとか一切触れずに
ただ風向きが味方したようなことだけの感じで
あとは焼き討ち船(無人の特攻隊)を数隻ぶつけた程度で勝利とは・・。
せっかくのジェフリー・ラッシュも
キャプテン・バルボッサ的活躍をまったくせずに
海戦では姿をみせないし^^
航海士のローリーもこれといった奇襲作戦を考案したようにも見えないし。
この映画は
事前に人物相関図で予習しないと理解しにくいと思う。
ワタシの頭が悪いのか(たぶん悪い)
もうひとりの女王であるスコットランド女王の陰謀も
その下で働く男たちの位置づけなどが理解できずに
置いてけぼりを喰らってしまった。
エリザベス女王の人物像を
ローリーとべスとの関係にひとりの女性として揺れる心を
繊細かつ大胆に描きこんでいるところがいいね。
アカデミー衣装デザイン賞にノミネートされていますが
ダントツで決まるような予感。
もうひとつのノミネートの主演女優賞は、まず無理ですね。
でも、個人的には助演女優賞の方に
スコットランド女王を演じたサマンサ・モートンに一票を投じたい!
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監督:シェカール・カプール
脚本:ウィリアム・ニコルソン/マイケル・ハースト
撮影:レミ・アデファラシン
音楽:クレイグ・アームストロング/アル・ラーマン
出演:ケイト・ブランシェット/クライヴ・オーウェン/ジェフリー・ラッシュ/リス・エヴァンス/ジョルディ・モリャ/サマンサ・モートン
『エリザベス:ゴールデン・エイジ』
河童ちゃんの想い… 同感ですw
出番は少なかったけど、サマンサ・モートンの
あのアドリブとも取れる演技が素晴らしいと思いました。
でも、海戦シーンには「それだけかよ!」って感じでした(笑)
衣装に制作費を掛け過ぎてしまったのでしょうか^^
かなり前作ではロマンスっぽい部分があったように
記憶してますが・・(・ω・)
結局、エリザベスから身を引いた形になってます。
それでもエリザベスを想う気持ちには変わりなく
心労で可也やつれた風になってます。
結論から言えば死んではいません^^
今作は航海士のローリーという人物が出てきますが
本当の歴史から言えば、その人物こそ
ロバート(ジョセフ・ファインズ)だったのではないかと言われています。
注1、ロバートはスペインの無敵艦隊との戦でイングランドの総司令官だったようです。
ところで、前作のときは同年に公開された
『恋におちたシェイクスピア』と記憶がカブってしまって(ジョセフちゃんも出演)ちょっと曖昧ぎみです^^
>『恋におちたシェイクスピア』と記憶がカブってしまって
>(ジョセフちゃんも出演)ちょっと曖昧ぎみです^^
そうですね。あの2作って
「ジュディ電池が出てたっけ?」「ジェフリー・ラッシュのとっつぁんが出てたっけ?」とか確かにややこしい。
ただ『エリザベス』にはベン・アフラ~ックは出てなかった、とは断言出来そうです(・ω・)
『エリザベス』には出てないですね。
ラッシュは両方に出演してて
歴史劇には欠かせない俳優なんでしょうね。
『恋におちたシェイクスピア』にベンが出ていたとは気が付きませんでした|・ω・`)
『アルマゲドン』で初めて知った俳優さんで
B級臭さ満載というのが当初のイメージでしたよ^^