
評価:★★★☆【3.5点】
こういった敵を欺く詐欺師映画は登場人物の背景を
どれだけ掘り下げるかによって決まるかもね(←なにをえらそうに)
◇
空振りばかりの古物商・小池則夫は、
娘のいまりを連れて千利休を生んだ茶の湯の聖地、
大阪・堺へとやって来た。
そこで落ちぶれた陶芸家・野田佐輔に一杯食わされた則夫だったが、
佐輔の腕を確信し、彼にある計画を持ちかける。
それは、2人が煮え湯を飲まされた古美術店店主・樋渡と
大御所鑑定士・棚橋への仕返しに利休の贋物をつかませ、
ついでに一攫千金を狙うという一発逆転の大勝負だったのだが…。
<allcinema>
◇
結論から言って普通に面白かったです。
千利休の茶器をめぐり贋物(本物に限りなく似せた偽物)を
大御所鑑定士と古美術店店主の二人に売ろうと奮闘する
詐欺師グループたちの物語。
主演の中井貴一とその娘を演じた森川葵の息の合ったコンビが
まるで本当の親子のようで、このふたりの演技で
作品がひとつランクアップした感じだろうか。
こういったコメディ映画に中井貴一を登場させたら
もはや、天才的演技で最後まで引っ張っていってくれる。
そういったなかでの天然娘を演じた森川葵との爆笑コンビだ(笑)
作品的にはライト感覚で気楽に笑ってください的な
肩ひじ張らずに観られるという点では良作ではないだろうか。
ひとつだけ難を言うなら、ラストの展開が駆け足になり
今一つ意味が分からないというか、娘の結婚式は成立したのか否か。
また駆け落ち風に親の分け前を強奪するのも唐突過ぎる。
空港での展開が意味不明だったのでそこだけ残念でした。
【今週のツッコミ】
・先回のニュースキャスターといい、今回の古物商と
どんなキャラクターも中井貴一の手にかかれば一発で魅力的になる。
コメディからヒューマン系までふり幅が大きいですね。
・今回のキャラがよかったのか森川葵の演技がいいのか
今後に期待したい若手女優のひとり。
----------------------------------------------------------------
監督:武正晴
脚本:足立紳/今井雅子
音楽:富貴晴美
出演:中井貴一/佐々木蔵之介/友近
『嘘八百』
こういった敵を欺く詐欺師映画は登場人物の背景を
どれだけ掘り下げるかによって決まるかもね(←なにをえらそうに)
◇
空振りばかりの古物商・小池則夫は、
娘のいまりを連れて千利休を生んだ茶の湯の聖地、
大阪・堺へとやって来た。
そこで落ちぶれた陶芸家・野田佐輔に一杯食わされた則夫だったが、
佐輔の腕を確信し、彼にある計画を持ちかける。
それは、2人が煮え湯を飲まされた古美術店店主・樋渡と
大御所鑑定士・棚橋への仕返しに利休の贋物をつかませ、
ついでに一攫千金を狙うという一発逆転の大勝負だったのだが…。
<allcinema>
◇
結論から言って普通に面白かったです。
千利休の茶器をめぐり贋物(本物に限りなく似せた偽物)を
大御所鑑定士と古美術店店主の二人に売ろうと奮闘する
詐欺師グループたちの物語。
主演の中井貴一とその娘を演じた森川葵の息の合ったコンビが
まるで本当の親子のようで、このふたりの演技で
作品がひとつランクアップした感じだろうか。
こういったコメディ映画に中井貴一を登場させたら
もはや、天才的演技で最後まで引っ張っていってくれる。
そういったなかでの天然娘を演じた森川葵との爆笑コンビだ(笑)
作品的にはライト感覚で気楽に笑ってください的な
肩ひじ張らずに観られるという点では良作ではないだろうか。
ひとつだけ難を言うなら、ラストの展開が駆け足になり
今一つ意味が分からないというか、娘の結婚式は成立したのか否か。
また駆け落ち風に親の分け前を強奪するのも唐突過ぎる。
空港での展開が意味不明だったのでそこだけ残念でした。
【今週のツッコミ】
・先回のニュースキャスターといい、今回の古物商と
どんなキャラクターも中井貴一の手にかかれば一発で魅力的になる。
コメディからヒューマン系までふり幅が大きいですね。
・今回のキャラがよかったのか森川葵の演技がいいのか
今後に期待したい若手女優のひとり。
----------------------------------------------------------------
監督:武正晴
脚本:足立紳/今井雅子
音楽:富貴晴美
出演:中井貴一/佐々木蔵之介/友近
『嘘八百』
すっごく面白くみてたのに、
あのラスト?
たとえ、息子と娘で親をだまくらかして
とんずらするとしても、なんとまあ、歯切れの悪い。
蛇足のようなラストでした。
最後の最後、金をだまし取られて、
あのジオラマで金を稼ぐのではと思っていたんですが、(勝手な思い込み)
それがあんな感じでは・・・。たしかに意味不明です。・
まあまあ面白く観ていたのに、あのラストでイッキに冷めてしまったというか
完全に別モノ映画かよ!みたいでしたね^^;
娘と息子があそこで出しゃばらなくても
あの贋物を大御所鑑定士と古美術店店主が「あ、落としちゃった~」で
終わった方が後味よかったのに、そこは残念でした(笑)
何も考えずに、しかし結構笑いのツボは刺激され、劇場で何度も声を出して笑ってしまいました。
ラストですけど、私流の解釈では、これまで親の愛情に飢えていた(息子の方は愛情は受けていたかもしれないけれど期待されていなかった)二人の娘・息子が最初で最後の最大の反抗期をやる!実は騙し騙されの大人が一番アホを見た、っていうオチなのではないか、と。
うんうん、なるほど~!
あのラストは、ここなつさんの解釈に納得です!
そういうことか~!最後は唐突だったのでワタシは完全に置いてけぼり食らいました^^;
結局、大人が一番アホを見た!って上手いことおっしゃる!
娘と息子には幸せになってもらいたいですね(笑)