映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ~

映画でシミュレーションしておけば何処かで役立つはず

アデライン、100年目の恋

2015年10月19日 18時22分16秒 | 映画 あ行
評価:★★★★【4点】



大人のおとぎ話は科学の力で証明できるか(え)
こういうのは証明させないところに意味があるのだろう^^




1908年に生まれ、
21歳で結婚し、娘フレミングをもうけたアデライン・ボウマン。
結婚8年目に夫が亡くなり、その冬には、
今度はアデラインが自動車事故に遭い、
川に転落。低体温症で一度は心臓が止まるも、
突然の雷に打たれ、奇跡的に息を吹き返す。
すると不思議なことに、彼女の肉体は29歳のまま衰えなくなる。
やがて中年になると、周囲からも怪しまれるようになり、
身の危険を感じ始めた彼女は、10年ごとに名前と住居を変えるようになり、
それは今日まで続いていた。
その秘密を知るのは、娘のフレミングだけだった。
そんなある日、パーティで知り合ったハンサムな青年エリス・ジョーンズから
熱烈なアプローチを受けるアデラインだったが…。
<allcinema>



永遠の秘密が、彼女にはあった。

100年の時を超えて見つけた真実の愛とは?
これは、数奇な運命をたどった女性の、現代のおとぎ話。




10月の目玉は本作と決めつけていたワタシ。
その期待は見事に叶えられ、とても満足できる一品となった。

さすがに『ベンジャミン・バトン/数奇な人生』と比べると酷だが
それでも一大叙事詩として上手くまとまっていたと思う。

三つの偶然が重なり29歳から歳を取らなくなってしまったヒロイン。
いや、正確には出生記録はあるから数値的に歳は重ねているが
見た目の老化が“そこから”でストップし不老不死となってしまう。

そのため、周囲からの疑惑が生じる前に別人となり住居を移す。
10年単位でそれを繰り返すマイルールを定めたのだった。

まあ、ある意味、本性を隠し架空の人物として任務に当たる
CIA特殊工作員のようではあるが(爆)

いつしか人生そのものが偽りだらけで疲れ切ったヒロインが
真実を唯一知る一人娘の助言を受け、遂に行動を起こす時が来る。
いや~ここは『アナ雪』の“Let It Go ありのままで”みたいだわ(笑)


いい映画だった!エンドロールの曲はもちろん
劇中音楽が心地よく、久しぶりに余韻に浸れたそんな作品でした。






これ以降ネタバレに要注意!







【今週のツッコミ】
・いつまでも若く美しく輝くスターでありたいという願望を
 みごとに完全否定してくれる説得力がこの映画にはある(爆)

・まったく老けないというのは自分だけ世の中に取り残される気分。
 子供が自分よりも老けていき、先にあの世に行くのを見届けるって
 この映画を観て改めて感じる不思議な感情^^;

・娘が自分より老婆になる演技ならエレン・バースティンしかいない。
 『インターステラー』から同じような役って珍しい(笑)

・伴侶と共に老いていくっていうのがこんなにも素晴らしいことと
 思い知らされるわな(爆)

・結婚40周年でも夫の過去の恋人のことで嫉妬する奥様。
 これやられると本当に参る(ハリソンに同情)^^;

・とにかく本作のハリソン・フォードの演技は見事のひとこと!
 心の揺れやら困惑、取り乱す一歩手前の抑えた演技は
 オスカーに相当しないだろうか^^

・青年エリスの家族と遊んだトリビアゲームに優勝したアデライン。
 そりゃあ、そうでしょうとも、その時代に生きていたんだから^^

・ラストの展開は細かい演出まで見事に的中させたワタシ(笑)
 側頭部に一本の白髪を鏡で見つけるヒロイン(やったぜ!・爆)

・普通に生活できる環境になったのはいいが、今後街中で
 下手に倒れたりして、誰かの善意でAEDで心肺蘇生された日には
 再びその年齢でストップする可能性もあるかもしれない^^;

・その前に、アデライン氏の運転技術を見直した方が。。。^^;

・ありのままの自分をさらけ出す決意をしたアデライン。
 そうなってくると、ややこしくなるのが恋人エリスの母、または
 ハリソンの妻だ(笑)エリスは受け入れるだろうが
 内心穏やかでない父とのライバル心^^;

・その辺りも含め、この家族のその後を是非とも続編で~(爆)
-------------------------------------------------------------
監督:リー・トランド・クリーガー
脚本:J・ミルズ・グッドロー/サルヴァドール・パスコヴィッツ
音楽:ロブ・シモンセン

出演:ブレイク・ライヴリー/ミキール・ハースマン/キャシー・ベイカー/
    ハリソン・フォード/エレン・バースティン/


『アデライン、100年目の恋』


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ジョン・ウィック | トップ | ヴィジット »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
kiraさんへ (ituka)
2015-11-07 17:07:18
あらら、期待値に若干届かなかった感じですね^^;
ワタシは、こういう大人のおとぎ話が好きなんだと初めて自覚しました(笑)
「ベンジャミン・バトン」のような暗くなるラストでなかったのが良かったです。

ハリソンの妻からすれば夫の元カノですもんね^^;
あそこは気が付いても黙っておいて、互いのアイコンタクトだけにしておくべきと思ったけど
正直に話した方がいいのかな~難しい(笑)

これ、もしかしたら、拙ブログ・年末のトップ10に何かしらの形で
本作の選出もありそうな雰囲気です(爆)
返信する
こんにちは☆ (kira)
2015-11-07 10:05:22
ちょっとは期待していたのかも知れず、
伏線が回収されたし、ラブストーリーにはハッピーエンドを求める私が・・!
コレはなんだかなあ~の作品でしたわ

いろいろあるけど、結局は
キャストも、キャラ的にも好みの人物がいなかった所為かも(爆)
>ややこしくなるのが恋人エリスの母、または
 ハリソンの妻だ
それそれ、ぃやだわ~~
返信する

コメントを投稿

映画 あ行」カテゴリの最新記事