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エスター ファースト・キル

2023年03月31日 15時44分47秒 | 映画 あ行
評価★★【2点】(12)


4頭身の老け顔エスターを許容できるか否か。



2007年。
アメリカに暮らすオルブライト家に思いもよらぬ吉報が舞い込む。
それは、4年前に6歳で行方不明になった愛娘のエスターが
無事発見されたというものだった。
しかし、ようやく再会した娘に対し
どうしても違和感を拭えない母親のトリシアだったが…。
<allcinema>



エスター31歳で狂悪な精神疾患を患いホルモン異常で低身長。

14年ぶりの続編に結構期待値上げてたんですが
なにせ前作の出来が良く全編恐怖に震えての鑑賞だったので
大人になりパワーアップしたエスターが見られるんだろな~
だったが、ふたを開けたらまさかの前日譚ではないか!

はあ~?…ってことは前作も31歳ってことになるでしょ。
いやいや、さすがにそれは無理があり過ぎなんじゃないか。

顔だって演じる俳優自体が成長し普通に大人になってるし
額の皴だって年齢相応に刻まれていて、たとえそれが
4年のブランクはあるとしても、6歳までの記憶は残っているはず。
だが、両親はエスターを何のためらいもなく受け入れてしまい
その判断能力にこいつら大丈夫か?と心配になるほどだ。

まあ、いいですよ。
なりすましという設定で続編を企画したんだからそれは仕方ない。

ストーリーも強引さが目立ちおかしな展開になっている。
家に戻ってきたエスターがやっぱりチョット違うと気づく母親。
でも父親が心底喜んでいるのでそのまま一緒に暮らそうとする。
エスターは勘のいい子だから母親の表情や態度を不審に思い
母親だけ毒殺しようとするところから、さらにおかしな方向に。

なんと!母親も高校生の長男と共謀しエスター殺しを計画する。
いや計画じゃなくて来たものを殺す、来た球を打つ!と言った
嘗ての落合監督の選手時代の名セリフが頭をよぎるが(笑)

体裁を取り繕う母親だったが自分の命を狙ってくる
エスターに完全真っ向勝負に出ることで家の中はほぼカオス。
だが、父親はのんきに別室のアトリエで絵画三昧ときたから
もうこの状況に笑うしかないのです。

結局、エスターを最後まで疑わなかった父親がノー天気すぎて
ひとり蚊帳の外という状態が死の直前まで続く。
母親や長男との死闘の末、家は燃え上がりエスター以外全員死亡。
その後、独りぼっちになったエスターは養護施設に入り
里親を探すところで2009年の名作ホラーへと繋がっていく。



【今週のツッコミ】

・DNA検査のタイミングが遅すぎ!

・顔だけ老けた10歳児を設定するにあたり首から上のCGを
 高度な最新VFXつかっているんでしょうが、そこ無駄使い。

・エスター演じるイザベル・ファーマンは身長162センチある。
 ちなみに年齢は前作12歳、今は26歳だそうで。
 4頭身の10歳児に31歳(役柄)のお顔が付くと想像してください。

・キャラクター作りに失敗したというか前作への冒涜。
 イザベル・ファーマンは別キャラで登場させれば済むのに。

・ミーガンみたいにAI人形使った方がよかったと思うけどね。
 「M3GAN/ミーガン」6月9日公開。

・「アダムス・ファミリーじゃね」と揶揄されるエスター。
 確かにアダムス家の三つ編みの子にそっくりだわ。

・ネズミと仲良くなったエスターが可愛いかもしれない。

・冒頭からすでに出来上がっているエスターの前日譚が必要。
 要は前日譚の前日譚ということです。
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監督:ウィリアム・ブレント・ベル
脚本:デヴィッド・コッゲシャル
音楽:ブレット・デター
出演:イザベル・ファーマン、ジュリア・スタイルズ、ロッシフ・サザーランド

『エスター ファースト・キル』





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