映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ~

映画でシミュレーションしておけば何処かで役立つはず

28週後...

2008年01月20日 22時16分47秒 | 映画 英数行
評価★★★


アリス(キャサリン・マコーマック)の言い放ったひと言

「…私もよドン」に引きまくり!

----------------------------------------
感染すると凶暴性を引き起こし他の人間に襲いかかる
恐るべき新種ウィルス“RAGE”が猛威をふるったイギリス。
ウィルス感染発生から5週後に最後の感染者が死亡
11週後には米軍主導のNATO軍が派遣され
ようやく再建が始まった28週後のロンドン。

スペイン旅行中で難を逃れたタミーとアンディの姉弟も無事帰国し
軍の厳重な監視下に置かれている第1街区で父親ドンと感動の再会を果たす。
しかしその場に母アリスの姿はない。
彼女は、人里離れた山荘に立て籠もっていた時
ドンの目の前で感染者に襲われてしまったのだった。

-----------------------------------------


うそだ~!!!

そんな訳ないだろう!

そんな簡単に自分を見捨てた夫のドン(ロバート・カーライル)を許すのか?
病院に担ぎ込まれたところから緊張感が一気に上昇したんだが・・

妻の生存を知らされ病院に見舞いにやって来たドンは
こころの声
<絶対怒ってるはず!>
<助けを求めていたのを無視して全力で走って逃げちゃったしな~>
<窓に映ったあの時の妻の形相が怖かったし・・>
<なんて言い訳しようか・・・ハテ?>

<とりあえずダメ元で「愛してるよアリス」と言って様子を伺おう>
<神経をやられていたらラッキーなんだが>

勇気を振り絞って
「アリス!愛しているよ」

アリスは正気を取り戻したかのようにドンに向かって
「私もよ、ドン」


・・・んで?

えぇ~~!

それだけかよ!


あれだけのことをされて
(ゾンビに襲われる自分を残してひとりだけトンズラした夫)


いや!そんなはずはない。
ここからアリスの夫への執拗な復讐が始まるんだ。きっとそうだ。

で、なければキャサリン・マコーマックという
目力の強い女優を起用した意味がなくなってしまう。

ゾンビ映画でありながら
サイドストーリーに夫への復讐というサスペンス的ホラー要素も加味して
これはもしかしたら、可也のA級ホラーになりそうだ。



ところが

最初の台詞「私もよドン」だ。
いやいや、その台詞の奥にきっと復讐心があるはずだ。


あれ?
ほんとにそれだけ?

あらら、涙を流しちゃってるよふたりとも

夫のドンは
安堵の様子でベッドに横たわる妻に熱い抱擁だ。


数分後

いきなり苦しみだしたドンは嘔吐しながら暴れだす。

うわ!万にひとりの血液を持つ妻は
ゾンビに直接接触しても発病しなかったのだが感染はしていた。

そのウィルスがドンに感染した。
発症が早過ぎだとは思ったが、ここからB級映画に滑落滑走だ!

前半までは、いかにもイギリス映画っぽくて
スクリーンの色調などブルー方向に振ってあり
ワザと粗めの映像にして絶望感を強調させてあったんだが。

この映画、やたらと効果音楽が大きくて
これは映画自体がそうなのか、劇場の設備のせいなのか
チョット五月蝿いなと、ところどころで感じました。

ストーリーは単純明快!
夫のドンに感情移入していたのに病院での展開でそれはアウト!

その後は、なるようになっていくのを
ただ見ているだけでハラハラドキドキすることもなく
これが『28日後...』の続編というのを信じたくない気持ちだ。

----------------------------------------------------------

監督:フアン・カルロス・フレスナディージョ
脚本:フアン・カルロス・フレスナディージョ/ローワン・ジョフィ/ヘスス・オルモ
撮影:エンリケ・シャディアック
音楽:ジョン・マーフィ


出演:ロバート・カーライル/ローズ・バーン/ジェレミー・レナー/ハロルド・ペリノー/キャサリン・マコーマック


『28週後...』



コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« サラ・コナー復活!『ターミ... | トップ | ヒース・レジャー28歳の死は... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
☆他の作品でも・・☆ (TiM3)
2008-01-20 23:28:09
結構、ロバート・カーライルは無茶しても
女性陣には寛容に接してもらえてますもんね(⌒~⌒ι)

『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』
『アンジェラの灰』

・・他にもいっぱいありそ(・ω・)
返信する
そうでしたか・・ (ituka)
2008-01-22 00:57:19
人徳なんでしょうかね~
日本でいえば火野正平タイプだったり^^

恐ろしく古い名前を出してしまいましたね(^_^;)
返信する
☆おっ・・☆ (TiM3)
2008-01-22 23:23:13
>日本でいえば火野正平タイプだったり^^

子供の頃に、京都の某映画村(=^_^=)でお見かけしました。

なんか重み(渋み)のない方だったような・・

同じ日にお会いした「アンナちゃんのパパさん」にツーショットを
撮って貰ったようです。

(その方が誰なのか、その時は分かってませんでしたが・・)
返信する
お会いになったのですね (ituka)
2008-01-24 00:20:44
京都の映画村は2回ほど行ったことがあります。
そのときは由美かおるを見ました。

火野正平といえば桃井かおり^^
電車で痴漢をした相手が女子高生の桜井かおり。

女番長に脅されるヤワな高校生役でした。

遠い記憶のテレビドラマでした^^
返信する

コメントを投稿

映画 英数行」カテゴリの最新記事