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死霊館

2013年10月13日 00時48分01秒 | 映画 さ行
評価:★★★★【4点】


今やミステリーホラー界の第一人者の異名をとるワン監督の
3年ぶりの作品は真面目に作られた傑作ホラーだった。

「“心霊現象の大半は科学的に解明できる”
と証言する著名な学者が、キャリア史上唯一
100%本物と認めた事件。」

これ実話ベースってことまったく知らなかった^^;




1971年アメリカ・ロードアイランド州、
両親と5人の娘たちが古びた一軒家に引っ越してくる。
しかし、毎朝母親の体にあざができ、
一定の時間に止まる時計など不気味な怪現象が次々と発生し、
娘たちに危害が及んだことから、
一家は心霊学者のウォーレン夫妻
(パトリック・ウィルソン、ヴェラ・ファーミガ)に
解決してほしいと依頼する。
夫妻が現地を調査すると恐るべき歴史が明らかになり、
夫妻は館に巣食う邪悪な存在に立ち向かうが……。
<映画サイト>



ワン監督の前作『インシディアス』も心理的ホラーの傑作だった。

それまでの『ソウ』シリーズを見る限り(第一作は別だけど)
こういう心理描写はそんなに得意ではないのでは?
それよりも残酷でグロ描写だらけの変態監督と思ってたので
『ソウ』から離れて改めて監督の実力とやらを確認できました。

主演のパトリック・ウィルソンはホラー映画が多いですね。
そしてヴェラ・フォーミガのルックスがホラー映画に
こんなにマッチしていることを再確認できたことが大きい(笑)

映画の内容はよくあるパターンですが、見せ方が上手い!
間の取り方、カメラアングル、そして家の間取りなんか
絶妙に計算されてて、すべてがあってこその怖さだと感じます。

しかも、これが実話だったってことに余計に怖さ倍増で^^


【今週のツッコミ】
・悪魔祓いで神父を要請する場合、可也の手間暇がかかるらしい。
 実際、確固たる証拠書類が必要で承認され認定を受けるのに
 バチカン市国の司教の元まで手続きするって初めて知った。
 地元の適当な神父にちょっと来て!ではダメなのね。
 他の映画では口コミで個人要請してたもんな~(笑)

・庶民的家族が大きな一軒家を格安で買うと概ねこう言うオチとなる。

・1971年当時で5人姉妹って普通なのか?
 さすがに5人も姉妹がいると、内ふたりくらいは影が薄くなる。

・見た目の年齢で言いますが、次女と四女にセリフは殆どなかった(笑)

・あの中では末っ子がいちばん美人になりそうだな。

・男1女6人の家族にとって調査隊の男3人加入は頼もしかった(笑)

・保安官がどこかジム・キャリーだった。
 強そうにしてたが案外怖がりだったりして^^
 
・家の外壁のあちこちに鳥が体当たりしてくるところ
 どこかヒッチコックの『鳥』を思い出す。

・あの家の閉ざされた地下室からいきなりレザーフェイスが飛び出てきたら
 悪霊とどっちが怖いのだろうか。二者択一選べって言われたら迷う(爆)

・悪霊に取り憑かれた奥さんの特殊メイクに『エクソシスト』の
 リーガンを思い出すが、こっちの方が老けてる分怖かった^^;

・地下室に行く時はマッチじゃなく懐中電灯これ常識。
 埃まみれのところでは火事になりやすいからね気を付けよう^^;

・王道である心理ホラーも見せ方でこんなにも新鮮になる。
 映画製作スタッフへの教材のような映画ではないだろうか。
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監督:ジェームズ・ワン
脚本:チャド・ヘイズ/ケイリー・W・ヘイズ
撮影:ジョン・R・レオネッティ
音楽:ジョセフ・ビシャラ


出演:ヴェラ・ファーミガ/パトリック・ウィルソン/ロン・リヴィングストン/
    リリ・テイラー


『死霊館』

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