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ヴァチカンのエクソシスト

2023年07月18日 22時16分34秒 | 映画 あ行
評価★★【2点】(11)



今さら悪魔祓いって、、、敢えて観る価値は?



1987年7月。
アモルト神父はローマ教皇から直接依頼を受け、
憑依されたという少年を調べるためにスペインの修道院へ向かう。
シングルマザーの母と反抗期の姉とそこに滞在していた少年だったが、
その尋常ならざる容姿と言動から、
すぐに悪魔の仕業と確信するアモルト。
さっそく悪魔の正体を探るべく、若き神父トマースを助手にして、
本格的な調査に乗り出すのだったが…。
<allcinema>



結論から言ってまったく怖くない。動画配信まで待っても十分。

実在したアモルト神父の自伝を基に若干の脚色を入れ
悪魔祓いの実態を描いた作品。

主人公の悪魔祓いとしての資質と人間性を描くのか
それとも、単純に悪魔祓いの儀式の中の恐怖を描くのか
どちらか一方に重きを置き、もっと奥行きのあるシナリオであれば
見どころもあったと思うが、どうにも内容が薄っぺらくてダメだ。

ホラー映画の金字塔『エクソシスト』(1973)が強烈すぎて
以降の続編やリメイクなど、どれをとっても満足できる作品はない。
それでも『エクソシスト』に対抗した『オーメン』シリーズの第一作は
なかなか検討したと思う。

この二大ホラー作品に続く秀作は単発的には出てきていたが
時代とともにこういった悪魔系のホラーは少しづつ低迷していく。
今はジャンル的に細分化され悪魔祓い自体古臭い印象だが
こうして実話ベースを基に堂々と作ってくれた勇気は称えたい。

でも、やっぱり演出的に怖くなければ満足しないわけで
そこはもうちょっと編集する段階で気づいてほしいところだ。



【今週のツッコミ】

・ヴァチカンのエクソシストの第一人者はその業界の異端児だった。
 アウトロー的存在ですね。

・あのローマ教皇を演じてたフランコ・ネロはまだまだ元気でした。
 ラッセル・クロウと並んだ時に背が高いことに「え!うそ?」
 マカロニウエスタンの時は小柄な俳優と思っていたから。
 188センチもあったのね!ラッセルは182センチだそうで。
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監督:ジュリアス・エイヴァリー
脚本:マイケル・ペトローニ、エヴァン・スピリオトポウロス
音楽:ジェド・カーゼル
出演:ラッセル・クロウ、ダニエル・ゾヴァット、アレックス・エッソー

『ヴァチカンのエクソシスト』



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