
評価:★★★★[4/5]
これは拾い物!『ゆりかごを揺らす手』のような恐怖感だ!
最初は感じのいい子だったのが
養子として引き取ってから、徐々に隠れていた本性を現す。
彼女の居るところすべてに災いが起こり始める!
孤児院のなかでもひときわ別の意味で目立ってしまっている。
第三子の死産がトラウマとなり
それがきっかけで毎夜、夢にうなされ
いつ精神の安定が崩れるか分からないという
不安定な状況の母・ケイトが居た。
◇
めでたく3人目の赤ちゃんを身ごもったケイト・コールマンだったが、
運悪く流産という悲劇に見舞われてしまう。
それは、ケイトの精神に耐え難い苦痛をもたらし、
コールマン家の安定を脅かしかねない事態となる。
そこで夫婦は養子を迎えることを決意、地元の孤児院を訪れる。
するとケイトは、聡明で大人びた一人の少女、エスターに惹きつけられる。
彼女を養子として引き取ることにしたケイトだったが、
やがてエスターの恐るべき本性に気づいてしまい…。
<allcinema>
◇
とにかく、出演者全員の演技が自然で上手いのひとこと!
特に母親役のケイトと子ども。
母親ケイトを演じたヴェラ・ファーミガといえば
先日観た『縞模様のパジャマの少年』でも母親役をやっていたそのひと。
このひとの演技は本当に上手い!本作では全編に出ずっぱりなので
その達者な演技を存分に堪能することができます。
そして圧巻なのは、本作の主人公・エスター役を演じた
イザベル・ファーマンですね。
その、独特の容姿のせいもあるのかもしれませんが
見るからに、なにか心の奥底に秘めた謎のようなものが
あるんだよ!というような雰囲気は『キャリー』の
シシー・スペイセクまでは行かなくても
『炎の少女チャーリー』のドリュー・バリモア以上のインパクトはある。
そして、ワタシが最も感心したのが聾唖の6歳の少女を演じた
アリアーナ・エンジニアなんですね~!
最初はエスターのことを自分お姉さんのように慕い
無邪気な様子から、次第に映画が核心に迫って行く辺りから
エスターに怯えつつも恐怖から彼女の言いなりになっているという
微妙な心の変化を、実にうまく表現しているんですよ!
しかも、とっても可愛い!
これはもしかしたら、とてつもなく大物なるような予感がしますね。
それにしても、ハリウッドは俳優、女優、子役の層が厚いですね~。
本作自体は、どちらかというと、今となっては
ベタな内容と言う風になるのかもしれません。
そのオーソドックスな内容ではありますが、脅しの部分が
昔の“それ”とは、全然違うんです。
なので、古臭さというものを全く感じさせないんです。
そして、次第に明らかになって行くエスターの新事実が
これは、過去の映画でも扱ってなかった理由となっています。(多分)
いや~!なかなか良い脚本ではないでしょうか!
それから映像がとっても綺麗です。
撮影監督?それとも監督の感性がすばらしいと伺えますね。
おまけ)
・映倫「R15+」となってますが「R18+」でもいいんじゃないかと。
それくらい心に動揺を与えます^^;
・キッチンで、いきなりはいけません!
後で言い訳するくらいなら、最初からするな!つ~の(爆)
・この映画の舞台は、スティーヴン・キング氏出生の地として有名な
外界と隔絶されたメイン州の片田舎というような雰囲気がある。
・そこそこに見せてくれる氷上でのカーアクションは
サスペンスホラー作品としては十分に上質な出来であった。
--------------------------------------------------------------
監督:ハウメ・コジェ=セラ
脚本:デヴィッド・レスリー・ジョンソン
撮影:ジェフ・カッター
音楽:ジョン・オットマン
出演:ヴェラ・ファーミガ/ピーター・サースガード/イザベル・ファーマン/
CCH・パウンダー/アリアーナ・エンジニア
『エスター』
これは拾い物!『ゆりかごを揺らす手』のような恐怖感だ!
最初は感じのいい子だったのが
養子として引き取ってから、徐々に隠れていた本性を現す。
彼女の居るところすべてに災いが起こり始める!
孤児院のなかでもひときわ別の意味で目立ってしまっている。
第三子の死産がトラウマとなり
それがきっかけで毎夜、夢にうなされ
いつ精神の安定が崩れるか分からないという
不安定な状況の母・ケイトが居た。
◇
めでたく3人目の赤ちゃんを身ごもったケイト・コールマンだったが、
運悪く流産という悲劇に見舞われてしまう。
それは、ケイトの精神に耐え難い苦痛をもたらし、
コールマン家の安定を脅かしかねない事態となる。
そこで夫婦は養子を迎えることを決意、地元の孤児院を訪れる。
するとケイトは、聡明で大人びた一人の少女、エスターに惹きつけられる。
彼女を養子として引き取ることにしたケイトだったが、
やがてエスターの恐るべき本性に気づいてしまい…。
<allcinema>
◇
とにかく、出演者全員の演技が自然で上手いのひとこと!
特に母親役のケイトと子ども。
母親ケイトを演じたヴェラ・ファーミガといえば
先日観た『縞模様のパジャマの少年』でも母親役をやっていたそのひと。
このひとの演技は本当に上手い!本作では全編に出ずっぱりなので
その達者な演技を存分に堪能することができます。
そして圧巻なのは、本作の主人公・エスター役を演じた
イザベル・ファーマンですね。
その、独特の容姿のせいもあるのかもしれませんが
見るからに、なにか心の奥底に秘めた謎のようなものが
あるんだよ!というような雰囲気は『キャリー』の
シシー・スペイセクまでは行かなくても
『炎の少女チャーリー』のドリュー・バリモア以上のインパクトはある。
そして、ワタシが最も感心したのが聾唖の6歳の少女を演じた
アリアーナ・エンジニアなんですね~!
最初はエスターのことを自分お姉さんのように慕い
無邪気な様子から、次第に映画が核心に迫って行く辺りから
エスターに怯えつつも恐怖から彼女の言いなりになっているという
微妙な心の変化を、実にうまく表現しているんですよ!
しかも、とっても可愛い!
これはもしかしたら、とてつもなく大物なるような予感がしますね。
それにしても、ハリウッドは俳優、女優、子役の層が厚いですね~。
本作自体は、どちらかというと、今となっては
ベタな内容と言う風になるのかもしれません。
そのオーソドックスな内容ではありますが、脅しの部分が
昔の“それ”とは、全然違うんです。
なので、古臭さというものを全く感じさせないんです。
そして、次第に明らかになって行くエスターの新事実が
これは、過去の映画でも扱ってなかった理由となっています。(多分)
いや~!なかなか良い脚本ではないでしょうか!
それから映像がとっても綺麗です。
撮影監督?それとも監督の感性がすばらしいと伺えますね。
おまけ)
・映倫「R15+」となってますが「R18+」でもいいんじゃないかと。
それくらい心に動揺を与えます^^;
・キッチンで、いきなりはいけません!
後で言い訳するくらいなら、最初からするな!つ~の(爆)
・この映画の舞台は、スティーヴン・キング氏出生の地として有名な
外界と隔絶されたメイン州の片田舎というような雰囲気がある。
・そこそこに見せてくれる氷上でのカーアクションは
サスペンスホラー作品としては十分に上質な出来であった。
--------------------------------------------------------------
監督:ハウメ・コジェ=セラ
脚本:デヴィッド・レスリー・ジョンソン
撮影:ジェフ・カッター
音楽:ジョン・オットマン
出演:ヴェラ・ファーミガ/ピーター・サースガード/イザベル・ファーマン/
CCH・パウンダー/アリアーナ・エンジニア
『エスター』
でもいつも拝見しておりましたよ。
ホラーが苦手なのでこれは観に行けないと思うのである意味安心して(しかしながらレヴューだけでゾゾッとならないかと恐々としながら)読ませていただきました。
エスター役の女の子、眼力&眉力?、ありますね~。よいですね~。でもこういう役柄でデヴューすると(もしくは初注目を浴びると)なかなか大変かもしれませんね。
>これは、過去の映画でも扱ってなかった理由と
気になります!凄く!ちょっと観てみたくも・・・。
>それくらい心に動揺を与えます
やっぱり止めときます!
この3連休で新作を効率よく消化させる方法を
自由になる時間のなかで考えています^^
劇場から出てきた時、後に居た若いカップルの女性の方が
「こんな怖い映画だったと思わなかったよ~~」と半泣きしてました(笑)
そうです!確かに予告編以上の怖さがあった映画です^^
エスターちゃんの過去とは・・・。
上の画像にも実はヒントが隠されているんですよね^^
女性って怖いです。トドメを平気でさすんですから~って
意味分からないですよね^^;
これは是非ご覧になってもらいたいです(無理?)^^
ああ、何かワクワクして来たぞ、オラ! ←お前は悟空かい!
高松でやってくんないかなー。
『ミスト』を超える衝撃に、飢えてしまってます(=^_^=)
え? 『しんぼる』? ぎゃふん!(=^_^=)
そのシーンだけ見ると、「なんじゃこれ?これは完全なB級ホラーだな」
と、かなりハードルを下げての鑑賞でしたよ。
映像のしっとり感とか、脅しの部分がチョイと目新しくて
観て良かったと思いました。
高松市でも公開されると良いですね。
ちなみに本作は『パリ、オペラ座のすべて』を蹴っての鑑賞でした^^
すっごく面白くて久々にドキドキしました。
アリアーナ・エンジニア可愛かったですよねぇ♪
本当に聾唖者だそうですが、自然な演技でとても良かったです。
私はこんなに可愛い子供が2人もいたら、それで満足です(苦笑)
人間の怖さを見せられました。
オリーブリーさんの○月の注目映画で知った作品も数多いですから^^
え!あのアリアーナちゃんって本当にそれだったんですか!?
知らなかった!と同時に
よくぞそれでもあんな演技が出来たものだと
改めて感心しています。
背中に居るエスターを意識している彼女は
恐怖を感じながらもそれを押し隠している目の演技に
完全にやられましたから!
あれはもう、ベテラン女優の域に達していると思っているべた褒めなワタクシでした(笑)
ふたりで十分ですよね!
ケイトのこころのけじめだけで、そんな行動を起こすことにチョット違和感を感じました。