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評価:★★★★★【5点】
全米初登場1位のときから楽しみにしていた作品。
当初、首都圏限定で2週間のみの公開となっていた本作。
ワタシはこの衝撃の事実をどうしても納得できなかった(笑)
そしてショックで寝込もうかと思ったほどだ(うそつけ)
が、しかし、全国の劇場オーナーから配給会社へ問い合わせが殺到し
全国規模の公開となった展開に思わずガッツポーズ!(笑)
やはり皆さん、よく知ってますね^^
ちなみに、全国でも特別料金(1000円鑑賞)ということで
興行収入的には大丈夫なのだろうかと余計な心配^^;
◇
新人監督による低予算映画にもかかわらず、
予測不能の展開と思春期の若者のリアルな心理描写が評判を呼び、
全米初登場1位のサプライズ・ヒットを記録して
センセーションを巻き起こしたSF青春サスペンス・アクション。
いつも持ち歩いている中古のビデオカメラだけが心の友という
孤独な高校生アンドリュー。
ある日パーティ会場で居場所を見つけられない彼は、
見かねたいとこの同級生マットとその親友スティーブに誘われ、
近くの洞窟探検に向かう。
そこで不思議な物体に触れた3人は、
知らぬ間に念じるだけで物を動かせる超能力を身につけていた。
最初はその力を他愛もないイタズラに使って満足していた3人だったが…。
<allcinema>
◇
で、作品はというと、序盤の展開見る限り
フェイク・ドキュメンタリーという主観カメラの映像に
いつもなら全く違和感なく鑑賞していたのだが
この映画に限って、余りにもカメラの手ブレが激しく
少しばかり酔いそうになっってしまった。
ワタシとしたことが、どうしちゃったんだ!みたいな(笑)
それでも、中盤以降ようやく本作のカメラ映像に慣れてきて
物語に集中することができた。
いや~!これは単純に面白かった!
ヘタレで奥手な高校生アンドリューと同級の従兄弟マット。
そして従兄弟の親友と3人で超能力を身に付けちゃったらどうなるか。
これ、前半なんてほとんど誰もが思い描く願望ですよね。
チョッとした悪戯なんてドッキリカメラを見てるようで
ほんと、笑ってしまったわ(笑)
後半に突入していくと事態はどんどんエスカレートしていき
単なる悪戯映画でなくなっていく。
そこには貧しい家庭環境という深刻な問題を描きつつ
彼がなぜそうなってしまったのか。
重病の母の死と酒浸りの父の影響で遂に暴走がはじまる。
アメコミヒーローなら至って普通な映像となりますが
普通のどこにでもいる高校生ってところがいいんですよね。
良かったです!日本のアニメで似たようなのありましたが
これはこれでアンドリューの内面の変化が恐ろしく
かなり見ごたえありました。
暴走を食い止めたラストの切ない映像に安堵の気持ちと
一方で彼に同情する思いが交錯し複雑な気持ちになってしまった。
【今週のツッコミ】
・アンドリューは日本の傑作アニメ『AKIRA/アキラ』の鉄雄でしたね。
超能力身につけてしまいタダの不良少年だった彼が
次第にエスカレートし自分でもコントロールできない域まで暴走する。
終盤のノリなんてほとんど同じではないでしょうか。
・なら従兄弟のマットは軒並み金田かケイって立ち位置か(笑)
・アンドリューの父を演じたマイケル・ケリーはイーストウッド監督の
『チェンジリング』でレスター・ヤバラ刑事という珠玉のキャラでしたが
今回はそれと真逆のダメダメ親父でした^^;
どの作品も脇役でありながらキーとなるキャラが多く好きな俳優さん。
・あの状況でいきなり射殺しろって日本では考えられない。
・いくら低予算といってもVFXには相当な費用が掛かっているんでは?
・高校でのタレントショー(かくし芸大会)に出演し
超能力をイリュージョンに見せかけ生徒らは一気にハイテンションって
それ反則でしょう(笑)でもヒーローになれたから許しましょう(笑)
・赤毛の女性と初めてのアレ。しかし直後に憮然とした表情で
部屋からとび出してくる女性。
アンドリューが嘔吐するほど凄いものを持っていたのかな^^;
彼ってエロ本も見たことない純情少年だったりして(笑)
・その赤毛の女性との一件でヒーローから一気に滑落し
再び元の笑いものに成り下がってしまう。
遂に彼の居場所が完全消滅する瞬間であったんだね。
・機能不全家族で育ったアンドリューにとってこの一件は
相当参ったはず。そして彼は自らを守る方法を思いつくわけだ。
“頂点捕食者”つまり笑いものにした人間たちへの復讐心が芽生える。
これ世界征服の意味もあったんでしょうね^^;
・床に這う蜘蛛をバラバラにしてしまう静かなシーンは秀逸だった。
・母の処方する薬代7万円って、、、さすがアメリカだわ。
アメリカ当局の医療問題にひと役買った格好になりそうだ。
・その薬代がなくて街のゴロツキ相手に完全防具身にまとい
カツアゲするシーンが本作でもっとも素晴らしかった!
ちなみに奴ら金持ってる風には見えなかったんだが^^;
これって、以前の報復感情もあったんでしょうね。
・空を自由に飛びたい!飛んだら空でボール遊びしたい。
雲に覆われた影からいきなりの轟音!
大型旅客機と生身でニアミスして肝を冷やす彼ら。
これって、やっぱりありますよね!(爆)
こういうところまで描く監督って好きだな~(笑)
・主演のデイン・デハーンはジェームズ・マカヴォイとブラピとベニチオ兄さんを
微妙に掛け合わせた感じでしょうか。
----------------------------------------------------------
監督:ジョシュ・トランク
脚本:マックス・ランディス
撮影:マシュー・ジェンセン
音楽:アンドレア・フォン・フォースター
出演:デイン・デハーン/アレックス・ラッセル/マイケル・B・ジョーダン
『クロニクル』
全米初登場1位のときから楽しみにしていた作品。
当初、首都圏限定で2週間のみの公開となっていた本作。
ワタシはこの衝撃の事実をどうしても納得できなかった(笑)
そしてショックで寝込もうかと思ったほどだ(うそつけ)
が、しかし、全国の劇場オーナーから配給会社へ問い合わせが殺到し
全国規模の公開となった展開に思わずガッツポーズ!(笑)
やはり皆さん、よく知ってますね^^
ちなみに、全国でも特別料金(1000円鑑賞)ということで
興行収入的には大丈夫なのだろうかと余計な心配^^;
◇
新人監督による低予算映画にもかかわらず、
予測不能の展開と思春期の若者のリアルな心理描写が評判を呼び、
全米初登場1位のサプライズ・ヒットを記録して
センセーションを巻き起こしたSF青春サスペンス・アクション。
いつも持ち歩いている中古のビデオカメラだけが心の友という
孤独な高校生アンドリュー。
ある日パーティ会場で居場所を見つけられない彼は、
見かねたいとこの同級生マットとその親友スティーブに誘われ、
近くの洞窟探検に向かう。
そこで不思議な物体に触れた3人は、
知らぬ間に念じるだけで物を動かせる超能力を身につけていた。
最初はその力を他愛もないイタズラに使って満足していた3人だったが…。
<allcinema>
◇
で、作品はというと、序盤の展開見る限り
フェイク・ドキュメンタリーという主観カメラの映像に
いつもなら全く違和感なく鑑賞していたのだが
この映画に限って、余りにもカメラの手ブレが激しく
少しばかり酔いそうになっってしまった。
ワタシとしたことが、どうしちゃったんだ!みたいな(笑)
それでも、中盤以降ようやく本作のカメラ映像に慣れてきて
物語に集中することができた。
いや~!これは単純に面白かった!
ヘタレで奥手な高校生アンドリューと同級の従兄弟マット。
そして従兄弟の親友と3人で超能力を身に付けちゃったらどうなるか。
これ、前半なんてほとんど誰もが思い描く願望ですよね。
チョッとした悪戯なんてドッキリカメラを見てるようで
ほんと、笑ってしまったわ(笑)
後半に突入していくと事態はどんどんエスカレートしていき
単なる悪戯映画でなくなっていく。
そこには貧しい家庭環境という深刻な問題を描きつつ
彼がなぜそうなってしまったのか。
重病の母の死と酒浸りの父の影響で遂に暴走がはじまる。
アメコミヒーローなら至って普通な映像となりますが
普通のどこにでもいる高校生ってところがいいんですよね。
良かったです!日本のアニメで似たようなのありましたが
これはこれでアンドリューの内面の変化が恐ろしく
かなり見ごたえありました。
暴走を食い止めたラストの切ない映像に安堵の気持ちと
一方で彼に同情する思いが交錯し複雑な気持ちになってしまった。
【今週のツッコミ】
・アンドリューは日本の傑作アニメ『AKIRA/アキラ』の鉄雄でしたね。
超能力身につけてしまいタダの不良少年だった彼が
次第にエスカレートし自分でもコントロールできない域まで暴走する。
終盤のノリなんてほとんど同じではないでしょうか。
・なら従兄弟のマットは軒並み金田かケイって立ち位置か(笑)
・アンドリューの父を演じたマイケル・ケリーはイーストウッド監督の
『チェンジリング』でレスター・ヤバラ刑事という珠玉のキャラでしたが
今回はそれと真逆のダメダメ親父でした^^;
どの作品も脇役でありながらキーとなるキャラが多く好きな俳優さん。
・あの状況でいきなり射殺しろって日本では考えられない。
・いくら低予算といってもVFXには相当な費用が掛かっているんでは?
・高校でのタレントショー(かくし芸大会)に出演し
超能力をイリュージョンに見せかけ生徒らは一気にハイテンションって
それ反則でしょう(笑)でもヒーローになれたから許しましょう(笑)
・赤毛の女性と初めてのアレ。しかし直後に憮然とした表情で
部屋からとび出してくる女性。
アンドリューが嘔吐するほど凄いものを持っていたのかな^^;
彼ってエロ本も見たことない純情少年だったりして(笑)
・その赤毛の女性との一件でヒーローから一気に滑落し
再び元の笑いものに成り下がってしまう。
遂に彼の居場所が完全消滅する瞬間であったんだね。
・機能不全家族で育ったアンドリューにとってこの一件は
相当参ったはず。そして彼は自らを守る方法を思いつくわけだ。
“頂点捕食者”つまり笑いものにした人間たちへの復讐心が芽生える。
これ世界征服の意味もあったんでしょうね^^;
・床に這う蜘蛛をバラバラにしてしまう静かなシーンは秀逸だった。
・母の処方する薬代7万円って、、、さすがアメリカだわ。
アメリカ当局の医療問題にひと役買った格好になりそうだ。
・その薬代がなくて街のゴロツキ相手に完全防具身にまとい
カツアゲするシーンが本作でもっとも素晴らしかった!
ちなみに奴ら金持ってる風には見えなかったんだが^^;
これって、以前の報復感情もあったんでしょうね。
・空を自由に飛びたい!飛んだら空でボール遊びしたい。
雲に覆われた影からいきなりの轟音!
大型旅客機と生身でニアミスして肝を冷やす彼ら。
これって、やっぱりありますよね!(爆)
こういうところまで描く監督って好きだな~(笑)
・主演のデイン・デハーンはジェームズ・マカヴォイとブラピとベニチオ兄さんを
微妙に掛け合わせた感じでしょうか。
----------------------------------------------------------
監督:ジョシュ・トランク
脚本:マックス・ランディス
撮影:マシュー・ジェンセン
音楽:アンドレア・フォン・フォースター
出演:デイン・デハーン/アレックス・ラッセル/マイケル・B・ジョーダン
『クロニクル』
【今週のツッコミ】も同感~、共感なんだけど、
>デイン・デハーンはジェームズ・マカヴォイとブラピとベニチオ兄さんを
>微妙に掛け合わせた感じでしょうか。
ここだけがチガウよっ!
あの泣き顔、この不幸なラスト!!
もう~
>アメリカ当局の医療問題
うん、国民保険制度がちゃんと機能してる日本からすると信じられないわよね~。
>大型旅客機と生身でニアミス
これも、近頃何かの番組で、実際に滑走路でスレスレの機体が飛び立つスリルを体感するグループの映像をみました。
アイデアを無にしない少年心理を描き切ったこの監督、超お気に入りになりました
え~~!(笑)首都圏で高評価ってそんなになかったんですか^^
いや~、ワタシはこういうの大好物なんだけどな。
主観カメラで撮影し、いかにもドキュメンタリー風な映画って
少し前ならJ.J.エイブラムスの『クローバーフィールド』が有名でしたよね。
あの監督はアレで有名になったんですから(笑)
ニール・ブロムカンブ監督の第一作の衝撃に近かったって分る!
デイン・デハーンが絶叫し苦痛に耐える表情はレオくんに近かったですね(笑)
額の血管が切れるんではないかと心配させるところなんて
ある意味、狙っているのでしょうか^^;
ココのところ、映画界も監督、俳優さん含め新旧交代の時期に来たのかもしれませんね^^
特別料金が嬉しかったですね。
最後の最後で「マット、お前が残るんかい!」と
突っ込んでしまいました。
それまではさんざんアンドリューの事を丁寧に描いて来たのにねぇ。
全国から配給会社への問い合わせ殺到受けての上映にホッとしましたよ(笑)
しかも一律料金のおまけ付き(笑)
いちばん地味なマットが残っちゃいましたね(爆)
多分こういう結果になってしまったら続編は絶対になさそうですよね。
でも、映画だから頭吹き飛ばされない限り死なないとか訳わからない理由つけてくる可能性もあるかも(笑)