評価:★★★★【4点】
こんなにシンプルで観やすい映画とは思わなかった。
浮気問題が浮上してから、その他の問題に手が付けられない父。
問い詰めたくても妻は昏睡状態。
悶々とするなか、長女の助けを借りながらも行動を起こす勇気に
第三者的立場で応援したくなりました(笑)
◇
オアフ島に暮らす弁護士のマット・キング。
彼の一族はカメハメハ大王の末裔で、
カウアイ島に先祖から受け継いだ広大な原野を所有していた。
目下、その土地の売却問題で一族の意見をまとめる大役に
頭を痛めていた。
そんな中、妻のエリザベスがボート事故で
意識不明の昏睡状態に陥ってしまう。
家庭のことを妻に任せきりだったマットは、
10歳になる次女スコッティの反抗的な振る舞いにも
ただ戸惑うばかり。
追い打ちを掛けるように、
全寮制の高校に通う長女アレックスから
“ママは浮気していた”という思いもよらぬ事実を突きつけられ、
ショックと怒りを隠せないマットだったが…。
<allcinema>
◇
広大な土地の売却をめぐり親族会議を進める一方
突然降りかかった愛妻の謎の事故により
家庭が徐々に崩壊していくミステリー映画。。。ではなかったですね。
って、そんな勘違いするヤツはおらんだろう!(爆)
本作、至って真面目な主人公を演じるクルーニー兄貴。
過去にこんなに家庭的な親父を演じた映画があっただろうか。
土地問題から昏睡状態の妻の浮気問題という
ふたつの大きな難題を抱えながら、さらにふたりの娘との確執まで
あるっていうんだから、たまったものではありませんよ!
これだけの問題をひとりで抱え込んだクルーニーの苦悩が
手に取るように伝わってくるのは脚本、演出の巧さなんでしょうね。
ざっくりと言えば、すべての問題が一見バラバラのようで
実は全部がリンクしているという衝撃の事実に見事ハマりました。
これって必ずしも偶然ではなく、ひとつの問題をクリアするために
行動を起こしたことによる恩恵だったと思えます。
問題が発生したら、決して逃げずに勇気を持って正面から受けて立とう!
そうすれば、自ずと事は予想以上のスピードで解決するものだなぁと。
たまにはこういう家庭的な小さな問題提起もいいな~。
主人公の行動をシミュレーションとして
今後の自分の人生に役の立つこともあるような気がしてね(笑)
おまけ)
・1、土地問題、2、浮気問題、3、娘との確執、これが同時に起きた場合
まずは2番目から行動を起こした方がもっとも合理的なようだ。
しかしながら、ワタシは1番目は関係ないので問題は少なくて済みそう。
・本作のMVPは長女のアレクサンドラに決定です!
とっさに「秘書です!」と言い放つ機転は父のクルーニーもビックリだ(笑)
・妻の父親の昔ながらの頑固一徹な態度にクルーニーも何も言えない。
「おまえが幸せにしてれば浮気はなかった」
「おまえが人並みにショッピングをさせていれば事故はなかった」
「おまえが・・・」etc.
しかし、最後にあの長女のバカ彼(いい味出してる)が
祖父に言い返すわ、長女も父のフォローするわで、思わずウルウル。
これって、最初にハードル落としておけば、最後に普通になっただけで
こんなに感動するものなのね。
ある意味、普段から目線を下げて生活してれば、ほんの些細なことで
感動する毎日があるのかもしれない(なんちゃって)^^
・普段から話を聞いてあげなさい。話が出来る環境にしなさい。
あのバカ彼が、たった一晩で従順になったじゃないか^^;
・浮気相手に接するところはサスペンス映画みたいだった。
・最後に病室に訪れた彼女ですが、普通あそこで来るものか?
誠実といえばそうなんだけど、自分の気持ちもあるからね。
ただ、クルーニーのあのキスで違和感を覚えたくらい感は鋭いのに
“それ”を微塵も彼女に感じさせなかったあの男は詐欺師に近い騙しっぷりだな。
まぁこれも、愛してなかったが故のモノなのかもしれないが。
ちなみに主人公をトム・ハンクスが演じたなら
間違いなく男の奥さんには突き飛ばされていたことでしょう^^
---------------------------------------------------------------
監督:アレクサンダー・ペイン
脚本:アレクサンダー・ペイン/ナット・ファクソン/ジム・ラッシュ
撮影:フェドン・パパマイケル
音楽:ドンディ・バストーン
出演:ジョージ・クルーニー/シャイリーン・ウッドリー/
アマラ・ミラー/ニック・クラウス/マシュー・リラード
こんなにシンプルで観やすい映画とは思わなかった。
浮気問題が浮上してから、その他の問題に手が付けられない父。
問い詰めたくても妻は昏睡状態。
悶々とするなか、長女の助けを借りながらも行動を起こす勇気に
第三者的立場で応援したくなりました(笑)
◇
オアフ島に暮らす弁護士のマット・キング。
彼の一族はカメハメハ大王の末裔で、
カウアイ島に先祖から受け継いだ広大な原野を所有していた。
目下、その土地の売却問題で一族の意見をまとめる大役に
頭を痛めていた。
そんな中、妻のエリザベスがボート事故で
意識不明の昏睡状態に陥ってしまう。
家庭のことを妻に任せきりだったマットは、
10歳になる次女スコッティの反抗的な振る舞いにも
ただ戸惑うばかり。
追い打ちを掛けるように、
全寮制の高校に通う長女アレックスから
“ママは浮気していた”という思いもよらぬ事実を突きつけられ、
ショックと怒りを隠せないマットだったが…。
<allcinema>
◇
広大な土地の売却をめぐり親族会議を進める一方
突然降りかかった愛妻の謎の事故により
家庭が徐々に崩壊していくミステリー映画。。。ではなかったですね。
って、そんな勘違いするヤツはおらんだろう!(爆)
本作、至って真面目な主人公を演じるクルーニー兄貴。
過去にこんなに家庭的な親父を演じた映画があっただろうか。
土地問題から昏睡状態の妻の浮気問題という
ふたつの大きな難題を抱えながら、さらにふたりの娘との確執まで
あるっていうんだから、たまったものではありませんよ!
これだけの問題をひとりで抱え込んだクルーニーの苦悩が
手に取るように伝わってくるのは脚本、演出の巧さなんでしょうね。
ざっくりと言えば、すべての問題が一見バラバラのようで
実は全部がリンクしているという衝撃の事実に見事ハマりました。
これって必ずしも偶然ではなく、ひとつの問題をクリアするために
行動を起こしたことによる恩恵だったと思えます。
問題が発生したら、決して逃げずに勇気を持って正面から受けて立とう!
そうすれば、自ずと事は予想以上のスピードで解決するものだなぁと。
たまにはこういう家庭的な小さな問題提起もいいな~。
主人公の行動をシミュレーションとして
今後の自分の人生に役の立つこともあるような気がしてね(笑)
おまけ)
・1、土地問題、2、浮気問題、3、娘との確執、これが同時に起きた場合
まずは2番目から行動を起こした方がもっとも合理的なようだ。
しかしながら、ワタシは1番目は関係ないので問題は少なくて済みそう。
・本作のMVPは長女のアレクサンドラに決定です!
とっさに「秘書です!」と言い放つ機転は父のクルーニーもビックリだ(笑)
・妻の父親の昔ながらの頑固一徹な態度にクルーニーも何も言えない。
「おまえが幸せにしてれば浮気はなかった」
「おまえが人並みにショッピングをさせていれば事故はなかった」
「おまえが・・・」etc.
しかし、最後にあの長女のバカ彼(いい味出してる)が
祖父に言い返すわ、長女も父のフォローするわで、思わずウルウル。
これって、最初にハードル落としておけば、最後に普通になっただけで
こんなに感動するものなのね。
ある意味、普段から目線を下げて生活してれば、ほんの些細なことで
感動する毎日があるのかもしれない(なんちゃって)^^
・普段から話を聞いてあげなさい。話が出来る環境にしなさい。
あのバカ彼が、たった一晩で従順になったじゃないか^^;
・浮気相手に接するところはサスペンス映画みたいだった。
・最後に病室に訪れた彼女ですが、普通あそこで来るものか?
誠実といえばそうなんだけど、自分の気持ちもあるからね。
ただ、クルーニーのあのキスで違和感を覚えたくらい感は鋭いのに
“それ”を微塵も彼女に感じさせなかったあの男は詐欺師に近い騙しっぷりだな。
まぁこれも、愛してなかったが故のモノなのかもしれないが。
ちなみに主人公をトム・ハンクスが演じたなら
間違いなく男の奥さんには突き飛ばされていたことでしょう^^
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監督:アレクサンダー・ペイン
脚本:アレクサンダー・ペイン/ナット・ファクソン/ジム・ラッシュ
撮影:フェドン・パパマイケル
音楽:ドンディ・バストーン
出演:ジョージ・クルーニー/シャイリーン・ウッドリー/
アマラ・ミラー/ニック・クラウス/マシュー・リラード
どうしようもない怒りをぶつけるのは、もう、マットしかないんでしょ。
娘を持つマットも、そこらはよーく分かる。
ああ~大人の対応だぁ~~~(涙)
そんな大人のやり取りを見ていた、おバカ系なティーン男女に未来も感じました。
お気楽ながらでも、成長した彼らの言葉には、ある種、私たちは救われますよね(笑)
やっぱり親って職業は、子供の成長が一番嬉しいもんです。
ああーでもね、やっぱり浮気夫の奥さんが気の毒。
あの病院のシーンはホラーでしょう(爆)
「許す」と言いながら、段々、許せない本心が出てくるんだもん(苦笑)
女って、夫の浮気相手は絶対に許せないもんだと思いますよ。
一緒に来なかった浮気夫は相当な卑怯者だ(爆)
お姉ちゃん、美形でしたね!!
ituksaさん、お気に入り?(笑)
>家庭が徐々に崩壊していくミステリー映画
いえいえ、舞台が陽光降り注ぐオアフじゃなくて極寒の僻地とか犯罪の耐えない大都会の片隅とかだったなら十分あり得た展開かも。
しかし、つくづく、人生って何が起こるか分かりませんね。
どうしようもないバカ彼でしたけど、彼の“あるがままの受け入れ”はある意味スゴイと思えた終盤でしたよ。(^^)
しかしアレクサンドラは彼にはやっぱり勿体無い!?ビジュアル的にも!
アレクサンドラの愁いを湛えた眼差しとすらりと伸びた四肢に私は目が釘付けでした~。(^^)
ご修正いただければ幸甚です。ごめんなさい。
この映画を見る限り、反抗期の娘にどう接すればいいのか分からないので
まさにクルーニーの気持ちがそのままワタシの気持ちでした^^;
っていうか、娘はいないので心配することもないんですが(爆)
大人の対応って、まさに“忍”のひと文字ですね。
ひとつの問題にみんなで解決に向かって歩みだしたからこそ、最後のあの爽快さがあったのでしょう。
それにしても本作、オリーブリーさんの記事にもありましたが
まさか、浮気問題をこんなに引き伸ばすとは思いませんでしたよ。
でもこれが家族の再生に上手い具合に繋がるんだから監督の腕がいいんですね^^
>女って、夫の浮気相手は絶対に許せないもんだと思いますよ。
へ~!そういうものなんですね。
男は自分の伴侶に怒りがこみ上げてくるみたいですね。
>一緒に来なかった浮気夫は相当な卑怯者だ(爆)
こなかったのは予想通りっていうか、奥さんが来たことにビックリですよ(笑)
あの長女、美形でしたよね!
でもスタイルが細身でワタシの好みではありませんでした^^;
コメントタイトルの件、今、編集画面のコメント管理でチェックしてみましたが
保留か削除しかなく、編集自体はできませんでした。申し訳ないです。
なので、このまま残す方向で行きたいと思いますのでご容赦くださいませね。
家庭崩壊ミステリーっていうには、オアフはどう考えてもないですもんね^^;
これが最北東部のメイン州とか熱帯地方のフロリダ州辺りだと環境自体が心地悪くて何か起りそうな感じですかね^^
バックに流れる音楽がマッタリしてて不思議な効果を醸し出していました。
昏睡状態の妻が何でも自分で決めてしまうとぼやいていた夫ですが
そうさせたのは夫本人ですからね。
そう考えると本作はいろいろな面で、今のワタシの生活もこれでいいのか?と見直しするいい切っ掛けを与えてくれましたよ(苦笑)
あれ?ぺろんぱさん、女性から見てもアレクサンドラという子はイケてたんですね。
男からすると、もうチョイお肉を付けなさいという感じです(私だけかな?)^^
こー言うのって、発覚しても、当事者(?)以外は、関わらない方が良いのですよ、おそらくね(苦笑)
私だったら、絶対に病院いきませんよ(ははは~)
って、マットは弁護士らしからぬ行動ではなかったですかぁ~やっぱりプライベートは違うんでしょうか(苦笑)
itukaさんは、ミシェルのひとつ上?
わたし、、、ひとつ↓かも…(都合の悪いことは忘れる主義?~爆)
今日は午後休だったのでさっそく見てきました。
☆4。家族を考え直すいい映画ですね。僕には子どもはいないけど・・・。
アレックス役のシャイリーンは僕のタイプじゃないがまぁ美形でしょう。インタビュー記事を見つけました。http://www.cinemacafe.net/news/cgi/interview/2012/05/12764/index.html
冒頭からの1人突っ込み?ノリツッコミ?
itukaさんてば、相変わらず面白いわ~(笑)
ほんと、シンプルで観易い作品でしたね。
結構シリアスな問題ばかりでしたが、ユーモアを混ぜた脚本も良く、軽いタッチで鑑賞できました♪
>ワタシは1番目は関係ないので問題は少なくて済みそう
と言うことは、itukaさん浮気する気満々だあ(爆)
>浮気相手に接するところはサスペンス映画みたいだった。
どうか~ん(笑)私もドキドキハラハラしちゃいましたよ(^_^;)
長女の彼、最初はなんだコイツ?って思いましたが、本当は、いいヤツだったんですね(^_-)-☆
PS.B型ってドン引きされるんだ~(笑)
私の周りは好きなB型ばかりです
けどね(^_-)-☆
他人の浮気問題には関わりたくないですよね(笑)
ましてや、言い訳できない状態の当事者の場合は尚更ですよ^^
知らぬ存ぜぬで突き通しましょう(爆)
あの奥さん、最後は平静を失いかけてましたからね、病院に行ってはいけません^^;
>マットは弁護士らしからぬ行動ではなかったですかぁ~
やっぱり、どんな職業だろうと、結局は人の子ってことでしょうか(笑)
マットがあのコテージを覗く行為を海側からカメラが捉えた場合、かなり滑稽に見えそうですよね(苦笑)
>itukaさんは、ミシェルのひとつ上?
>わたし、、、ひとつ↓かも…(都合の悪いことは忘れる主義?~爆)
ほほ~!ってことは2歳違いだ(笑)
年齢なんてただの数字ですからね。あんまり気にしない方がいいですよ~。
といいながら、次の金環日食まで生きてるか計算してます(汗)
>原題「Descendents」は「後裔」つまりカメハメハ大王の後裔という意味でしょう。
なるほど!そういうことになりますね。
そうそう、この映画は自分に置き換えて観てしまいますよね。
ワタシはコテージまで行くことはないです。
でも、マットの場合、娘の確執が絡んでましたからね。
やるしかなかった^^;
シャイリーンのインタビュー記事行ってきました。
「theOC」のシーズン1に出てたとか。。。
たぶん観てたはずだけど記憶にありません^^;
美形なんだけどワタシの好みとは微妙に違います~(笑)