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線香花火part2

2005年08月15日 | 2006年までの記事
こんにちは、花火ブログ編集員【乙女座A型】です。

お盆真っ只中!
都内は、普段に比べると笑ってしまうほど人が少ないですよ。
車も少なく、幹線道路でも順調に流れているようです。

先週末に田舎へ車で帰省しましたが、木曜日のam3:00だというのに
東北自動車道は80km巡航。。。
しかも、蓮田ICを越えたあたりから雨が降りはじめ、そこから進むにつれ
土砂降り状態。

確かに裏をかいたおかげで、渋滞には嵌まりませんでしたが、
違ったストレスを受けた帰省路でした。

しかし、真夜中だというのに家族で帰省の車が多かったのには驚きです。
お父さん達、がんばってましたね。フラフラしている車もチラホラ、
こんな慣れない時間帯の運転は危ないですよ。

お墓参り、親戚挨拶を済ませ、戻ってきたのは日曜日。
土曜日の夜中に出発したらガラガラで大成功でした。
渋滞回避作戦成功、ちょっと自慢です。

そういえば、盆休み中に花火を見てませんでした。。。まぁ雨に降られてしまったし、深夜走行の為の夕寝で生活リズムがへんでしたから、すっかり忘れてました。

今日は何と全国各地で46件の花火大会がありますね。


天気を見ると、むむ、関東は微妙な天気です。


じゃあ、まぁ、お盆中だし、田舎で線香を上げてきた事だし、
秘蔵の線香花火でも出してみますか。。。


何が秘蔵かといいますと、実は生粋の純日本製の線香花火を持っていたりするわけです。
いや、頂き物だったんですけど、長く持っていたら貴重品になっていました。
箱も花火も立派な逸品で、格の違いを感じます。

前回、日本の線香花火の98%が中国製というお話をしました。

そうなる以前は、九州の八女、三河の岡崎、信州の上田が線香花火の三大産地
として有名でしたが、信州上田が昭和5年、三河岡崎が平成7年そして九州八女が平成10年に廃業してしまい、純国産が一瞬無くなってしまった時期がありました。

私が持っているのは、九州八女市にあった「隈本火工」さんの『長手牡丹』です。
同梱されていたしおりには、こう書かれています。

【現在、市販されているものの9割以上が中国製で、手作業はおろか、国産線香花火を作っているところは、
福岡県八女市にある製造元一件のみとなってしまいました。元来、線香花火は火薬の原料となる
松煙の製造、火薬の微妙な調合、線香花火の命である紙縒の全てが手作業で行われ、熟練した技術を必要とするもの。
江戸時代そのままの製法と形そのままを受け継ぐ、正統な線香花火は、この『長手牡丹』しかありません。~~~】

やば、何か火つけるのが勿体無くなってきました。。。

早くしないと湿気ないか?って
ところが、乾燥剤を入れておけば10年は保存できるそうですよ。
しかも、間和紙に火薬が馴染んでかえって火付き、火玉の持ちが良くなるそうです。。。
うーむ、8年物の美味しい時期。一本だけ点けて保存しておこうかな。

話は変わって、じゃあ、今はそんなすばらしい国産線香花火は手に入らないのか?というとそうでもありません。

当時から総発売元の「山縣商店さん」
ご主人によると、「このままだと国産花火がなくなってしまう」と予感がしたあたりからでしょうか、愛知県の花火メーカーさんの間で純国産の線香花火復活の試みが8年間の試行錯誤のすえに完成し、花火の原料となる火薬は今はほとんどない三河の火薬、上質な和紙、それから和紙の縒り手に84歳になる名人を探し出し、その名人の指導によってようやく「大江戸牡丹」という品名で少量生産できるようになったそうです。

今は「山縣商店」さんの「大江戸牡丹」が手に入るわけですね。
HPの写真で「長手牡丹」は子供っぽい袋ですけど、私が持っているのは墨文字の立派な箱物ですよ(念のため)

使っちゃうのは勿体無いかな??

さて、今週は「おひつじ座・O型」編集部員がお休みなので、忙しくなりそうです。
それでは、明日の担当にバトンタッチ!
コメント
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