ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

エルメス Hバックル コンスタンス 交換用ベルト作成

2018-11-30 09:16:59 | エルメス修理

エルメス、Hバックル コンスタンスベルトの交換用ベルト作成です。
お客様から、穴間の寸法をいただいて作成します。
バックル側の1つの穴と、剣先側にある3つ穴の中心の穴、ここまでの寸法をいただければ作成できます。
写真は黒バージョンの出来上がりで、バックルは弊社手持ちの撮影用ものです。(もちろん本物です)
バックルのメッキが綺麗なのは、メッキ直しを行ったバックルの為です。
ベルト作成は濃茶バージョンもできます。


お客様のご希望で4つ穴で作成しました。
セミオーダーですので、こういった要望にもお応えできます。
ネットでよくある、作り置きのベルトに穴だけ開けて発送しません。
御注文いただいてから、1本ずつお造りしていますので、納期は約1カ月掛ります。


上が弊社でサンプルとして使っているエルメスコンスタンスの本物です。
このベルトを見本として作成しています。
裏面の色だけ、全く同じ色の革が手に入りませんでしたので、オリジナルより若干薄めになります。
革は国産牛革で、革の街、浅草の革問屋さんから、半裁(牛の片面、0.5頭分です)で仕入れています。


ベルトの幅もコンスタンスの31ミリ幅という、微妙な寸法のまま作っています。
国内のベルト職人さんに依頼すると、30ミリで作ってしまうことが殆どです。
これは設備の都合上、仕方ないことだと思います。
ですが弊社ではこの1ミリに拘って、バックルとのフィッティングを考えて作成しています。
1ミリ太いかどうかで、装着時のバックルとのガタ付きが全然違います

作成費用は10000円+消費税です。
これは革の仕入れ状況により、将来的には変化する可能性もありますので、2018年時点での価格ということでお願いします。



伊東金属製作所
03-3886-6271
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2
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バーバリー ブラックレーベル トレンチコート バックル修理

2018-11-29 09:26:50 | トレンチバックル

今はもう販売されていない、三陽商会さんが展開していたバーバリーブラックレーベルのトレンチコートのベルトです。
三陽商会さんがバーバリーとライセンス提携していた時代のものですね。
いまはもう、バーバリーは本国から直営に切り替わったので、バーバリーブラックレーベルというブランドは消滅しました。
ベルトの縫製を見る限りは、さすが日本で企画して日本で作られてものです。
ミシン目が英国製のバーバリーのものより数段整ってます。
やはり国民性なのでしょうね。


金具はダイキャストのロゴ入りです。
ロゴ入りで作るならダイキャストしかありませんが、ここはちょっと関心しないです。
というのは、ダイキャストは経年劣化で、10年、20年すると手で壊れるくらい脆くなる個体が多いのです。
あくまで個体差なので、全部では無いですが、そういった現象が起こります。
まあ、もうブランドは無いわけですから、メーカーとしては関係ないですかね。
修理依頼しても、バーバリーは自分のところの製品ではないし、三陽商会さんはもうライセンス契約していないし、非常に宙ぶらりんな立場になってしまいました。
修理でも、メーカーはどちらも全く対応しないと思います。


バックルをベルトから取り外しました。
首の部分のベルトもあるので、全部で4点です。


黒革で修理して取付です。

トレンチコートのバックル修理は、ご自分で縫製が出来る方はバックル修理のみでお安く、すべてお任せで修理したい方には取り付けまでと、受け付け方法が複数あります。
依頼の際には、どこまで依頼したいのか明確にお伝えいただくと助かります。
詳しくは弊社HPをご参照ください。
価格もこちらになります。

修理受付は、メールかLINEで、画像送付の上、お申込みいただくようお願いしています。
お電話でのご相談も受けておりますが、お電話のみでは状態が確認できませんので、お見積りはできません。
お電話いただく場合でも、まず画像をお送りいただいてからのお問い合わせであればスムースにお見積もり出来ます。


持込いただく場合、留守にするときもございます。
必ず事前にご予約ください。
直せないものを持ってきていただいても申し訳ありませんので、持込でも画像送付はお願いします。

土日はお休みですが、LINEの場合、時間があれば可能な限り返信してます。
ただ私もお休みなので、返信に時間が掛る場合もあります。
PCメールの場合は、土日のチェックはほぼ行いませんので、お急ぎでしたらLINEが便利です。
よろしくお願いします。



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シュプリーム ルイヴィトン コラボベルト修理

2018-11-28 10:41:43 | ルイヴィトン修理

非常に珍しいベルトの修理です。
私も初めて見ました。
2017年の秋冬で発表された、SUPREME×Louis Vuitton のベルトだそうです。
本物なのかどうなのか、壊れた個所を見ると、とても15万以上するベルトには見えませんが、革はコピー品のように粗悪なものではなく、出来は悪くないので、おそらく本物だと思います。
もちろん、このベルト自体見るの初めてですので確証はありませんが、いくつも真贋双方のルイヴィトンのベルトを見てきた経験からそう見えます。


コラボベルトでも作りは変わりません、壊れる場所は通常のモデルと一緒です。
ギボシが抜けてしまったようです。
見たところ、ネジ山が潰れているので引き抜けた感じです。
このままでは取り付けられそうにありません。


ギボシはそのまま使えそうでしたので、オーバーサイズのネジを埋め込みました。
バックル側のネジ山もサイズ拡張しました。


取り付けて修理完了です。
折角の珍しいベルトですので、オリジナルと見た目変わらず修理できて良かったです。
これなら真贋鑑定されても、修理個所はわからないと思いますし、全く影響受けないと思います。

修理受付は、メールかLINEで、画像送付の上、お申込みいただくようお願いしています。
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大体の価格を知りたい場合は、弊社ホームページをご覧になってみてください。
こちらには価格を記載しています。
ブログだと年数経って価格改定したり、消費税の税率が変わったりで更新しきれないので、ブログには記載しないようにしました。

持込いただく場合、留守にするときもございます。
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コーチ リバーシブルベルト修理

2018-11-27 08:47:58 | コーチ修理

コーチのリバーシブルベルトです。
回転軸の部分が抜けています。


バックル裏面です。
裏面にコーチのロゴが入っています。
正面からでもCの形で、いかにもコーチってわかりやすいデザインのバックルです。
それでは故障の原因を見てみましょう。


回転軸のバックル側の部分です。
折れてはいないようです。
ただ抜けただけみたいです。


ベルト側も確認します。
回転軸のネジには問題無いようです。
ネジ山も潰れていません。
が、原因はこの写真に写ってます。

ネジの回転を押さえつけてしまうベルトです。
ベルトがネジを押しつけているのがわかります。

ご自分でカットされて、真っ直ぐ切ったのでしょう。
そのため、スムースな回転が出来ず、ネジが緩んでしまったのです。
本来ネジはバックルと一緒に回転しなければならないのですが、これでは革に押さえつけられて回転できません。
バックルだけ回転する事により、回転する方向によってはネジが緩む方向に回転させられる事になります。
逆回転だったら問題無かったのかもしれません。


ベルトの先端形状を整えます。
原因はこのようにカットしなかったことですので、コーチのベルト自体に不具合はなく、使用方法の問題です。


組み立てて修理完了です。
私の場合、いくつも修理していますので、見れば原因がわかりますが、一般の方では、このベルトの切り方がここまで影響するとは想像もつかないはずですから、仕方ないのかもしれません。

修理受付は、メールかLINEで、画像送付の上、お申込みいただくようお願いしています。
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グッチ レディースベルト リバーシブル修理

2018-11-26 10:11:23 | グッチ修理

グッチのレディースベルト修理です。
リバーシブル部分が故障しています。
過去に同じベルトを直しています。
その際は、修理しましたが強度不足のため、しばらく使っていただいてから再び故障してしまい、再修理すると言うご迷惑をおかけしてしまいました。
何分、オリジナルの設計の強度が不足しているため、同じように直しても再び故障するという、やっかいなベルトです。
しかし今は、このモデルのベルトは修理方法が分かりましたので、今は丈夫に直すことができます。



折れたネジの部分です。
使っているネジが細いため強度が足りないようです。
まずはこの折れたネジを取り除かなくてはなりません。


ステンレス製の、1サイズ太いものを使います。
同じサイズのネジで直そうとすると、再び故障しかねません。


折れたネジを除去して、サイズ拡張してあります。


これで安心してお使いいただけると思います。

やはり修理は経験です。
ベルト修理のご相談は、やはり経験豊富なところへ依頼することをお勧めします。

同じグッチのレディースベルト修理です。
グッチ レディースベルト リバーシブル

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