横浜市のお客様からベルト2本の修理依頼を頂きました。
1本はバックルのピン折れ修理で、もう一本はベルトカットの依頼です。
こちらがピンの折れたベルトです。
亜鉛ダイキャストのバックルですね。
ピンもダイキャストなので折れてしまうのです。
正直、あまり作りの良いバックルではありませんので、当然と言えば当然です。
こちらはベルトカット+開穴あけです。
なぜベルトカット+穴あけなのかというと、デザインベルトなので、両方から調整しないと、センターがずれてしまって、本来背中にくるデザインが脇腹に来てしまいます。
まずはピン交換です。
真鍮製のピンに交換しましたので、もう折れることはありません。
壊れるとしたら次はバックルだと思います。
こちらのベルトは、調整用のフリーパーツがついているのですが、安易にここだけカットしてもおかしなベルトになってしまいます。
お客さまもその点は不思議に思い、弊社に相談してきました。
バックル側5センチカットしました。
ベルトの穴はほとんどのベルトは2.5センチピッチですので、2穴追加して、これで両側から5センチずつ、計10センチ短くなります。
ずれてしまうと大変格好悪くなりますので、慎重に作業します。
まず穴の中心に印を付けて、ポンチで穴の跡を付けて、バランスを何度も確認してから本番です。
何度やっても緊張します。
これは高いベルトでも安いベルトでも、緊張は同じです。
バランス良く穴が開きました。
両端調整しましたので、バランスを確認してみます。
おそらく、5つ穴の真ん中の穴が基準でしょうから、一番細い位置の穴を使うのでしたら、本来、あと数センチバックル側を調整した方がベストバランスだと思います。
ですが、やり過ぎては取り返しのつかないことになりますので、何しろ装着するご本人様のウエストは、正確にはわからないわけですから、最悪、バックル側をご自分で最終調整していただく形にして出荷しました。
後日、サイズピッタリですと、お客様から連絡が有りました。
やりすぎ無くて良かったと思います。
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こちらには価格を記載しています。
ブログだと年数経って価格改定した際に更新しきれないので、ブログには記載しないようにしました。
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