ダンヒルのバックル修理です。
外側からピンが入る造りなのですが、このタイプの修理は初めてでした。
まずは仕組みを理解しないことには修理できませんので、よく観察してみます。
どうもピンは鉄製でスパイラル状になっていて、バックルは亜鉛か真ちゅう製のようです。
現状ではピンが簡単に抜け落ちてしまうということは、鉄のほうが硬いのでバックルのほうが磨耗したということでしょう。
だとすると、バックルが磨耗した分、大きなピンを入れてあげなければなりません。
バックルの穴の内径を計り、真鍮の丸棒やアルミの丸棒で試作してみましたが、
アルミでピンを少し大きめに作り、叩いて打ち込んで潰してしまうことで無事固定できました。
引っ張ったり動かしたりいろいろテストして抜け落ちないことを確認して完了となりました。
思ったほど修理に時間もかからなかったので、修理代は2100円いただきました。
お客様からは「安くて申し訳ない」とのことだったのですが、
耐久性は未確認ですので、この作業代金としました。
伊東金属 03-3886-6271
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