ラララ日々雑感

ChesterCopperpotのベースによる日々思う事やら
写真やらなんやらかんやら

おわったものにつづくもの

2011-09-03 | まじめ気味
父の葬儀が終わった。亡くなってから葬儀まで少し日があり,それも彼の仕組んだ時間といったところか。考え事をするにはちょうど良い時間だった。
仲のいい親子ではなかった。物心がついたといったら大げさか、小学生の頃からほとんど話さず、むしろ嫌っていた。それにはたくさんの理由があり、仕方のないことだとも思える。
倒れてから1ヶ月と少し、ただひたすら振り返った。自分の記憶と周りが話すこと。それぞれを比較しながらどういうことだったのか、どうしてこうなったのか。考えても仕方ないことだけど、それでも必要だった。
彼はとことん反面教師だった。不器用だった。真似したくないことがたくさんだった。ただ、捉え方だけど、最後の最後にすれ違いの美とでもいうべき美しい瞬間があった。
彼はとことん反面教師だった。僕はたくさん学んだ。感謝の気持ちは今は言える。いなくなった人を美化するのではなく,触りたくなかったものをしっかりつかんだといったところで。

彼が生前、といっても相当前だが、望んでいたことが今実現した。よかったね。

まるで映画のような話が自分の目の前で起こっていたことに驚いた数日間だった。