鼓緒太

~on a journey with sound…

10/15【月光】

2008-10-15 | 日記
 確か…。

 今宵あたりが、満月

 仕事帰り…ふと見上げた夜空に、白く輝く大きな月が見えた

 秋に見る満月は、他の季節に見る満月よりも…より白く…より大きく見える気がするのは気のせいだろうか

   月見れば

   ちぢに物こそ悲しけれ

   我が身ひとつの秋にはあらねど

 ………月を見ると何とな~くこの和歌を思い出す。作者は大江千里…古今集の中の歌である。

 意味は…。

 秋の空に浮かび上がる月を眺めていると、いろんな事が思い起こされ…心が乱され…悲しくなってしまう。秋は自分1人のためにやってきたわけではないのだけれど…。

 ………みたいな。

 大江千里は漢学者であり、漢詩をよく研究してたようである。この和歌も【白楽天】の【白氏文集】の中の漢詩の一節をもとに詠んだ…とか言われてる。

 この和歌ができた頃………平安時代は、月は今よりもずっと大きくて明るかったのだろうなぁ…















 …などと思いつつ。ビル群の陰に隠れてしまった満月にサヨナラをして、帰りの山手線に乗った。























 今日は昼過ぎまでのんびりと寝ていたたまにはまぁいいかなと思って、ダラダラと…

 最近の飯時は、【世界名作劇場シリーズ】のアニメを見るのが流行ってる。…もちろん、流行ってるのは俺だけだが(死)

     

 2日前あたりまでは【ペリーヌ物語】を見ていたのだが………




















     

 …今日は、【私のあしながおじさん】

 どうやら俺が高校生?あたりの頃にやっていたやつらしいが………当時の俺はこのアニメを見ていなかったようで、内容は初めて見る感じ。この【私のあしながおじさん】も含め、後半の【世界名作劇場シリーズ】はあまり視聴率がとれなかったらしいけど…それでも最近のわけの分からない無駄にキャピキャピしたアニメに比べたら、その1万倍以上素晴らしい価値がある

 この【世界名作劇場シリーズ】…どの作品でもわりと共通して出てくるテーマの1つに、【あらゆる物事に感謝すること】そして【それをいつも忘れないこと】…ということがある。

 もちろん子供には見て欲しいけど…。今の大人こそ…見るべきアニメなんじゃないかと…俺は思うわけで

 …見終わった後に、やさしい気持ちになれるのが…非常ぉ~によい!





















 しかしながら…。

 ネットが普及したことで、家で見たい時に見たいアニメが見られるのって、ホントにありがたいなぁ~実はまだ全ての【世界名作劇場】を制覇したわけじゃあないんだよね…

 見てない作品が…僅かにあるのだ死ぬまでにはとりあえず全部押さえておきたいと思ってるんだけど…