鼓緒太

~on a journey with sound…

9/29【黄金色に輝く恐ろしい爆弾】

2008-09-29 | 日記
 冷たい雨。

 季節は急ぎ足で秋を通り抜け…冬の気配さえうっすらと感じられるほどに…

 こんな日は、外に出たくないなぁ………と。




















 …何となくそう思ったのがどこぞやに通じたのかどうか。

 今日は外出する予定が2つほどあったのだが、いずれも直前にキャンセル

 ………ビックリだ

























 …とは言っても。ずっと家にいたのかというと、そうではなく。昨日休んだ筋トレの禁断症状はやはりどうにも抑え切れず、雨の中早々にそれだけは済ませてみたりはしたんだが(死)
 
 それ以外は、おとなしく家でたまった仕事を片付けつつ…また新たな曲を作ってみる。























     

 昨日、吉行淳之介の【童謡】を思い出したためか、更に高3の現代文の教科書に載ってた【梶井基次郎】の【檸檬(れもん)】という小説を思い出した。

 こちらもまた…微妙に病気にかかってる主人公が心のモヤモヤと闘う…ほどじゃないけど…なんか対峙するような…そんな話。

 この小説の中にはいろんな色を感じさせる言葉が出てきてた。例えば…向日葵、カンナ、花火、赤や紫や黄や青、びいどろ、南京玉、赤や黄のオードコロンやオードキニン、洒落た切子細工や典雅なロココ趣味の浮模様を持った琥珀色や翡翠色の香水壜(こうすいびん)、古びた黒い漆塗りの板………

 そして、檸檬(れもん)。

 挙げればキリがない。短い小説なのだが、とにかくいろいろと盛りだくさんな感じだった
 


















 それを今改めて読み直してみると、風情があって、粋な感じが面白い。

 いいじゃん、この質感

 そう思った俺は、この小説をモチーフに曲を作り始める

 どんな曲になるか分からないけど、とりあえず近いうちに完成させるつもり☆



















     

 さて。この【檸檬】の作者、梶井基次郎さん。かなり若くして亡くなっていたはず…。

 …と思って調べてみたら。

 享年31歳…って

 俺よりも年下な感じでお亡くなりに…昔は30歳前後で死ぬってのは、それほど珍しくなかったとはいえ、若すぎる死だよなぁ~

 何ともコメントに困る…