石田地震科学研究所サロン

地震爆発説に関連する話題以外にも自由に語るサロンです

砂漠の中のオアシス

2002年11月09日 | Weblog
砂漠の中のオアシス 2002/11/09(Sat)

 さて、二つの世界大戦で一番大きな戦利品を獲たのはだれでしょうか、それが本当の勝ち組といって良いのではないでしょうか。アメリカでしょうか、イギリスでしょうか、アメリカが最強国といわれますから、アメリカという見方もあるでしょうが、一番大きな変化を遂げたのはユダヤ人たちでしょう。ゲットーに閉じ込められていた気の毒な生活から開放されて、今ではアメリカ政府の最強のブレーンといわれるようになって、世界中で大活躍しています。民族開放運動とはユダヤ民族にこそぴったりの言葉のように響きます。
 断っておきますが、ここでユダヤの陰謀論を言い出すつもりはありません。真相を見つめてみたいのです。二つの大戦で、国家も樹立でき、民族の解放も成し遂げたユダヤ人の知力はたいしたものだと評価します。
 ただその中に、また大きな紛争の種があって、今パレスチナで噴出しようとしています。それはユダヤ教徒の一部の人でしょうが信奉しているタルムードの思想が原因です。これはユダヤ人である、モルデカイ・モーゼ氏が教えてくれていることですが、「非ユダヤ人の財産は一時彼等に預けてあるものである。故に、何時でも代償なくして奪い返すも可なり」という仏教では考えられない独善的、自分勝手な教理です。パレスチナの地を代償無く奪い返すも可、という発想が、西洋人の発想に根を張ってしまい、アフリカの土地を切り分けて、分捕っても可、もともと俺たちのものだから、資本家の財産を取り上げても可、一時的に預けてあるものだから、という発想が生まれてしまうのです。いつかテレビを見ていたら、ウォール街のデリバティブを扱う証券マンが「その行為は相手を不幸にしませんか?」という質問に「俺たちに道徳を押し付けてくれるなよ!」と平然と語っているのにびっくりしました。彼がユダヤ人かどうかは知りません、ましてやタルムードの信奉者だとは思いませんが、知らないうちに、最大の勝者の発想が当たり前になってしまうのです。これも洗脳効果でしょう、周囲の強者がその発想で成果・実績をあげていくのですから・・・。
 重ねてくりかえしますが、全てのユダヤ人がこの発想をしているとは思いません。ユダヤ人であるアインシュタインは日本を訪れたときに「日本という国を地上に残しておいてくれたことを神に感謝する」と述べたということです。仏教の真髄が根ずく東洋の島国が、アインシュタインには砂漠の中のオアシスのように感じられたのではないでしょうか。仏教は幸福論です、相手の幸福を願っているのです。