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はんなりな日々

関東人による、京都生活の日々を書き綴るページ。

モダン

2005-08-28 21:16:17 | 京都~生活
 三条通は、京都らしさのある一面を良く表している通りでしょう。

 京都らしさのある一面とは何か。

 それは、進取性というか、古いだけの町ではないということです。

 京都といえば、まず神社仏閣のイメージがあるでしょう。

 そして、近世以前の、純日本的なイメージですね。

 日本全国的に、小京都と呼ばれる町があります。

 そうした町では、その京都の純日本的なイメージが重ねられています。

 しかし、本家本元の京都は、そこで足を止めません。

 政治的にも、近代以降の京都は、反保守勢力が弱くなかったようです。

 都であった土地の意地なのか、新しいものを取り入れ続けるのですね。

 そうした結果、現代化しすぎた町になったきらいもあります。

 しかし、一方で、町が多彩な顔を持つようにもなりました。

 三条通に、それが良く表れているように思います。

 三条通は元々、東の玄関口でした。

 東海道五十三次の終起点が、三条大橋です。

 三条大橋を西へ渡ると、そこがいわば洛中、となります。

 現在その辺りは繁華街となっています。

 河原町通との交差点周辺には、映画館が多くあります。

 尤も、近々閉館するところもあるのですが。

 夜になればネオンの灯りも眩しい町となります。

 更に西へ行けば、新京極や寺町といったアーケード。

 そこを越えたところからが、三条通の真骨頂。

 そこから烏丸通の辺りまで、明治、大正期の建物が多く残されてます。

 京都文化博物館、中京郵便局、日本生命支店等。

 全てが作られた当時のままと言うわけではなりません。

 写真は京都文化博物館ですが、先ごろリニューアルしています。

 日本生命のビルは、今はテナントに改装されてます。

 ただ、外観に関しては、どこもほぼ当時のままです。

 そうして、そんな中に、古い町家の建物が残っていたりします。

 外観が町家で、医者の看板が出ていたりすると、軽い驚きを覚えます。

 また、きわめて現代的な建物も、もちろんあります。

 しかし、どういうわけか、町として統一感があるのです。

 三条通は、広い通りではありません。

 四条、五条、あるいは御池といった通りとは、その性質を異にします。

 きわめて商業的な発展に引きずられなかった部分はあると思います。

 そのため、ゆっくりとした進化を遂げることができたのでしょう。

 結果、時代が入り組みながら、それらが調和した町並みができたわけです。

 歩きながら町並みを眺めているだけで楽しめる。

 三条通は、そんなところです。

かすれゆく夏

2005-08-23 18:13:50 | 京都~生活
 夏になってから、寝る時はいつも窓を開け放しにしてます。

 とにかく夜でも暑いので、閉じてしまったら、とても寝られないのです。

 で、まあ、今もずっとそんな状態なわけです。

 そんな中で、少しずつ変わってきたことがあります。

 この頃は、時々朝方、まあ、早い時間ですが、少し肌寒いときがあります。

 まあ、Tシャツにトランクスという格好で寝てますからね。

 5時とか、6時に、ちょっと寒いな、と、目覚めます。

 更に変わってきたのは、セミの鳴き声ですね。

 すぐ前にある菅大臣神社には、多分セミが群生してます。

 周辺は住宅地で、緑はそれほど多くありません。

 菅大臣神社も、それほど大規模の森があるわけではないですが。

 それでも、それなりに木々が生い茂っていますから。

 まあ、セミにとっては、都会のオアシスみたいなもんですね。

 ともかく、そんなわけで、毎朝うるさいくらいにがなっているわけです。

 それが、このところはちょっと静かになりました。

 まあ、鳴いていることには変わらないんですが。

 大合唱団だったのが、四、五人のコーラスグループになってしまった感じです。

 良く分からない例えですが。

 そんなところに、秋の気配を感じたりもしますね。

 そういえば、どこかのお寺にあったモミジの葉に、紅いものが混じってました。

 もちろん、まだまだ99%くらいは緑なのですが。

 しかし、秋の準備は、見えないところで着々と進んでいるのでしょう。

 昼間は、まだまだ暑いんですが。

ブリザード

2005-08-05 18:31:17 | 京都~生活
 もう、ここで何度書いたでしょうか。

 とにかく、暑いんです。

 関東に住んでいたころ、夏が好きでした。

 というより、寒いのが非常に苦手なのです。

 ですから、寒いくらいなら、暑いほうがまだマシ、と思ってました。

 京都に来て、その考えを改めようかと思ったりしています。

 とにかく暑いんです。

 今日の朝刊に熱中症のニュースが載ってました。

 市内の大学の陸上部部員が、熱中症で倒れたというのです。

 その記事の中の一文を見て、驚きました。

 昨日の京都市内は、午後八時でも31.2度あったというのです。

 いくらなんでも、暑すぎです。

 これは毎年のことなんでしょうか。

 それとも、今年は例年より暑いのでしょうか。

 まさか、今年はまだマシなほう、とかではないですよね?

 この暑さに、京都の人たちは、よくもまあ、毎年耐えられるものです。

 耐性がつくものなんですかね。

 北海道などは、さぞかし涼しいんでしょうね。

 上記の通り、寒いのが苦手なので、北への憧れはほとんどありませんでした。

 が、今は少し憧れていたりします。

 渡り鳥の気持ちが、何となく分かります。

 きっと、避暑という言葉の意味を、嫌というくらい実感できることでしょう。

 京都は、冬は冬で大変寒い土地柄です。

 ですが、この暑さに比べれば、過ごしやすいように感じてしまいます。

 もちろん、冬になれば、また、寒い、寒いと言い出すのでしょうけど。

 しかし、鴨長明だか吉田兼好だかの言葉が正しかったことを痛感します。

 家のつくりやうは夏をむねとすべし、とかなんとか、言っていたはずです。

 つまり、家は夏に過ごす易いような設計にしたほうが良い、ということです。

 冬のことばかり考えて、風通しの悪い家を作ったりしたら、もう大変。

 そんなことをつくづくと実感しています。

 夏バテしたりしないだろうか、と、不安になります。

 不安になりながら、水分を摂りすぎる日々であったりもします。

 我慢が大切でしょうね。

 というか、クーラーを使わない、というところに問題がある気もするんですが。

 もちろん、エアコンは備え付けであるのです。

 が、一度も使ったことがありません。

 冬の寒い時期も、エアコンの電源を入れませんでしたし。

 というか、入居以来、八ヶ月、一度も電源を入れてません。

 文明否定論者というわけではないのですが。

 どうもエアコンの空気が好きではないのです。

 だったら我慢しとけ!と、お叱りの声が飛んできそうなので、この辺で。

2005-08-01 19:56:49 | 京都~生活
 八月です。

 当然ですが、まだまだ暑いです。

 さて、祇園祭の七月を終えたことで、一つ達成したことがあります。

 ひと月前、ここでも書いたのですが、大したことではないです。

 それは、キュウリを食べない、ということです。

 祇園祭の期間、京都の人はキュウリを食べない、という風習があります。

 現代において、どれだけの人がそれを実践している人がいるのでしょうか。

 その辺は分かりません。

 何しろ、スーパーでも普通にキュウリは売ってますしね。

 外で御飯を食べれば、普通に出てきてしまいますしね。

 ですが、まあ、試しにやってみよう、と思ったわけです。

 それで、結果、見事に成し遂げました。

 一ヶ月間、キュウリは一切口にしませんでした。

 これは、もう、自己満足の世界ですね。

 達成したから、なんだ、という話です。

 特別な感動はありませんでしたね。

 もちろん、常に意識はしていたのですけれど。

 外食をほとんどしない生活だったのが良かったのだと思います。

 外食だと、知らずにキュウリの入っているものを注文していたかもしれません。

 そして、それを無意識に食べていたかもしれません。

 ほとんど自炊ですから、キュウリさえ買わなければいいわけです。

 それにしても、キュウリくらい食べなくても、何とかなる、という感じですね。

 大根を食べてはいけない、となっていたら、できなかったと思います。

夜の街を

2005-07-30 23:47:39 | 京都~生活
 先斗町といえば、京都でも名高い花街。

 祇園についで、その名は世に知られていることでしょう。

 とはいえ、祇園に比べれば、敷居は低い町という気がします。

 地元の方の比率も、祇園に比べれば高いようです。

 もちろん、ガイドブックに載るような、有名な高級店もあります。

 が、手ごろな店も、少なくはありません。

 ですが、僕の普段の生活では、全く縁のない場所です。

 理由の一つは、酒をほとんど飲まないということ。

 二つ目は、それなりの出費を覚悟しなければいけないということ。

 手ごろな店が多いとは書きましたが、あくまで祇園との比較の問題です。

 そんな僕でも、この街へ行くこともあります。

 知人が訪ねて来たときです。

 京都らしい雰囲気を味わえて、さらにそれらしい料理を食べたい。

 そんな場合に、持って来いなのが、やはり先斗町という気がします。

 狭い道に、軒を競うように、店が立ち並んでいます。

 その店が、古い町並みを思わせる建物で、情緒的です。

 運がよければ、舞妓さんに出会うこともあるでしょう。

 先述の通り、道幅が狭いため、猥雑な印象がないわけではありません。

 しかし、統一された町並みが、それをあまり感じさせません。

 店の中は、どこも総じて落ち着いた内装で、ゆったりとした気分になれます

 また、この季節には納涼床が出ているのも良いですね。

 ここへ案内すると、大抵の人に喜ばれます。

 もちろん、その人の好みによって、店の当たり外れはあるのでしょうが。

ホテル

2005-07-29 20:35:37 | 京都~生活
 今朝の京都新聞に、ハイアットの京都進出に関する記事が載っていました。

 ハイアットというのは、言うまでもありません、外資系のホテルチェーンです。

 高級感のあるホテルとして、その名が知られています。

 東京のパークハイアット、センチュリーハイアット等が、最も有名でしょうか。

 そのハイアットが、京都にホテルを出す、というわけです。

 外資系のホテルの進出が、京都ではこれが2例目だというのは、意外でした。

 京都には、驚くほどの数のホテルがあります。

 その中に、いくつかの外資系が混ざっていてもおかしくなさそうです。

 しかし、現実には2例目だそうです。

 その1例目が、京都でも最も有名なホテル、都ホテル。

 かつてはただの「都ホテル」だったのが、今は「ウェスティン都ホテル」。

 いつの間にか名前が変わっていたので、不思議に思っていました。

 そういう事情があったことは、今回のことで初めて知りました。

 基本的には、縁のない場所なものですから。

 さて、ハイアットですが、一からホテルを建てる、というわけではありません。

 今年1月を以って休業していたホテルを改装する形となります。

 そのホテルは、京都パークホテルといって、三十三間堂のそばにあります。

 先日、智積院へ行く途中、この前を通りました。

 もちろん、既に休業中で、驚いたものです。

 京都パークホテルも、大きな有名ホテルでした。

 泊まったことはないですが、その名は知っていました。

 ですから、休業していることに驚いたものです。

 建物も当然残っていたのですが、人の気配が全くなく、少し不気味でした。

 ボロボロの廃墟となっていない分、却って不自然な感じでした。

 そのホテルが、一応は、生き返るわけです。

 外資系の入ることが、どのような影響を与えるのかは、分かりません。

 基本的には、それほど変わることはないのでしょうが。

 景観等、周囲に悪しき影響を与えることがなければ良いな、とは思います。

 小さいことではありますが、京都の変化、といえるのではないでしょうか。

ヒーター

2005-07-21 20:07:09 | 京都~生活
 え~とですね、非常に、暑いんです。

 いや、とにかく、昨夜辺りから、とてもですね、暑かったんですよ。

 寝苦しくってですね。

 で、朝起きても、え、本当に朝?という感じでですね。

 もう、昼くらいじゃないの?って暑さでして。

 まあ、思わず布団を干してしまったりしたのですが。

 それでですね、発表された気温がですね、なんと、35.7度ですよ。

 低血圧の人で、平熱がこれくらいの人、いるんじゃないですかね。

 ちなみに僕は非常に平熱が高くて、36.7~8度あるんですが。

 それはともかくとしてもですね、35.7度なわけです。

 僕の人生も、もう30年以上になりまして。

 これ以上の気温を、その人生の中で経験してこなかったわけじゃありません。

 ですが、暑いんですよ、当たり前なんですけど。

 何もしなくても、汗が流れるんですね。

 景色がいつも以上に白く見えるんですよ。

 セミの鳴き声も、心なしか少ないような。

 ひょっとして、セミもバテた?とか思ったりしまして。

 何かね、僕自身も体調をおかしくしそうですね。

 そうはいっても、基本的に家でのんびりしているだけなわけでして。

 ちゃんと仕事をしている人からすれば、何を甘ったれたことを、ということになるのでしょう。

 少しは我慢しないといけないかもしれません。

ショパン プレリュード NO15 変ニ長調

2005-06-28 20:30:57 | 京都~生活
 京都の梅雨がおかしいです。

 いえ、日本全国、そうなのかもしれませんが。

 とにかく、雨が降りません。

 今日の新聞によると、昨日までの6月の降雨量は、観測史上最少ペーストのことです。

 そういえば、梅雨入り以来、確かに雨の降った日は少ないです。

 というか、はっきりとした雨は、ほとんど記憶にありません。

 鴨川の水位も、目に見えて低下しているといいます。

 そういえば、数日前に見たとき、違和感を覚えたような気もします。 

 今夏の渇水、水不足が心配になります。

 と、そんなことを考えた今日の夕方、唐突のように雨が降り出しました。

 昼間、空はからっと晴れ渡っていました。

 安心して洗濯物を外に干しておいたほどです。

 ところが、いつの間にかどんよりとした曇り空になっています。

 怪しいと思い、洗濯物を中に入れて、間もなく、雨が降り出しました。

 バラバラと、ベランダの手すりを雨粒が叩く音が、激しくします。

 窓際に、仰向けになって寝転がり、空を見上げました。

 雲がゆっくりと東へと流れていくのが見えます。

 そうやって空を眺めていることは、嫌いではないので、しばらくそうしてました。

 雨は一時止みましたが、また降り始めました。

 雷鳴も轟き、夏の雨だと実感させられます。

 夕立で、すぐに止んでしまうのかもしれません。

 が、しかし、それは恵みの雨であるように思われました。

 これほど雨が降るのを嬉しく思ったことも、そうないことでしょう。

 長く降っていてほしい、と思うことも、滅多にないことでしょう。

 こんな日は、やはりショパンのピアノ曲に耳を傾けてみるのもいいかもしれません。

 幸福な気持ちになれることでしょう。

 しかし、雨が降った後の湿気には、閉口させられそうですが。

こんな夜に

2005-06-02 20:40:08 | 京都~生活
 先日、東寺の五重塔についてここに書きました。

 今やそれの見える場所が限られている、ということ。

 京都という街と、景観問題とは、切っても切れない関係です。

 常にどこかでそれが問題になっています。

 さて、そんな中、今朝の京都新聞に面白い記事がありました。

 京都市が募集した「守っていきたい京都の眺望景観」についての記事です。

 今年の2~3月に市民から募集したもので、100件を超える応募があったようです。

 その中で、最も多かったのが、鴨川から眺める比叡山・北山のようです。

 他にも、北嵯峨の田園風景などが多かったようです。

 確かに、京都にはずっとそのままであってほしい風景が、数多くあります。

 しかし、それを残し続けていくのは、容易ではないでしょう。

 金儲けのことしか考えない人間もいるでしょう。

 やむを得ず利便を優先させなければならない場合もあるでしょう。

 それを分かった上でも、守り続けたいと思う風景はあります。

 そういった光景が、守られていくのか、結局変わってしまうのか。

 できればそれを見守り続けていきたい。

 そう願う今日この頃です。

マット

2005-06-01 21:54:13 | 京都~生活
 京都の夏の風物詩と言えば?

 まあ、そう訊かれると、答えはいろいろあるのでしょうね。

 祇園祭も、もちろんそうです。

 五山送り火=大文字焼き、なんてのもあります。

 場所によっては、蛍、なんてのもあるかもしれません。

 そんな中の一つに数えられるのが、鴨川の納涼床ではないでしょうか。

 鴨川の河原にせり出して組まれた櫓の上で、飲み食いをします。

 5月1日から開かれていますが、本開きは、今日、6月1日です。

 昔は、鴨川の上に直接床を建てていたらしいです。

 しかし今は、河原を流れる禊川を跨いで、櫓が組まれています。

 現代生活では、きっと、冷房の効いた室内のほうが涼しいはずです。

 しかし、気分としては、外に出たほうが涼やかに違いありません。

 デパートの屋上のビアガーデンと同じ原理です。

 もちろん、冷房のない昔であれば、その納涼効果は、更に上。

 気持ちの問題だけではなく、体感として、室内よりは涼しかったはず。

 河原であれば、風の通りも良いでしょうから。

 それにしても、鴨川のせせらぎを聞きながら、加茂茄子の田楽をつつく。

 なるほど、気分がよさそうです。

 床から河原を見下ろすと、川に沿ってカップルが並んで座っているのも、風物詩。

 今はまだ、それほど姿が多くないですね。

 真夏ともなると、びっしり並んでいる、という話を聞いたことがあります。

 別に悔しくはないです。

 それはともかく、ちゃんと働くようになったら、一度は納涼床で食事をしてみたいですね。