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はんなりな日々

関東人による、京都生活の日々を書き綴るページ。

ハイテク

2006-02-19 21:20:39 | 京都~自然
 寒いですね。

 そんな寒い中で、京都新聞の朝刊に「梅だより」が載り始めました。

 これは、梅の名所の開花状況を知らせるもの。

 満開、五分咲き、つぼみ、と分けて、その見頃を教えてくれます。

 京都で梅といえば、北野天満宮が有名ですね。

 梅花祭は今週末にありますが、梅の満開は来月の初めになるでしょう。

 今年の冬は寒いので遅れるかもしれませんが。

 その他、二条城や御所、城南宮、随心院等々、梅の名所にも事欠かない京都。

 そのほとんどが満開になり、散り始める頃、この町にも本当の春が来ます。

 さて、その日が楽しみではありますね。

 もうちょっと時間はかかりそうですが。

つんどら

2005-12-26 22:57:56 | 京都~自然
 寒い、寒いと、毎日のように言っております。

 実際、京都は寒いです。

 いや、京都に限らないのですが。

 数字的にいえば、12月の平均気温より3度低いらしいです。

 先日雪が降りまして。

 といっても、ちょっとすると雪が舞っていたりもするのですが。

 それは積もるほど雪の降った翌日のことです。

 なんと、職場にツララが出来ていたのです。

 ツララって……。

 神奈川の平野部に育った僕は、それほど見たことがありません。

 しかも、まだ12月です。

 いや、寒いはずです。

 職場の上司は京都で生まれ育った50過ぎの方。

 その方が、京都でも市街地ではツララをほとんど見ない、と言っていました。

 ある意味記録的なんでしょうが、あまりうれしくもないですね。

 寒いのは、とにかく苦手なんです。

あの頃は

2005-12-22 23:24:13 | 京都~自然
 とりあえず、凄い雪でした。

 さすがにコートなしでは通勤できませんでしたね。

 12月にこんなに雪が降るとは。

 テレビで、雪の金閣の映像が流れていました。

 訪れた観光客が喜んでいる姿も。

 確かに、あれは冬の京都の最高の見物の一つですね。

 桜や紅葉と違って、旅行者が計算できないのが大きなポイント。

 雪が降るかどうかは、ある程度運任せですしね。

 今年の2月、雪の日の金閣と、その翌日の金閣を見に行きました。

 翌日のほうは、空が綺麗に晴れていて、金閣が非常に映えていました。

 雪のその日よりも、翌日晴れたときのほうが美しい光景ですね。

 しかし、これを見られるかどうかも、やはり運任せです。

 見られたらその幸運を喜ぶべきでしょう。

 さて、そんな寒い一日だった今日は冬至。

 ゆず湯のありがたさが身に沁みそうです。

すっ飛んで

2005-12-19 22:25:14 | 京都~自然
 昨日、今日と雪が降りました。

 京都で雪は珍しいものではありません。

 とはいうものの、12月として考えれば、結構な降雪であったようです。

 もちろん、僕にとっては今年がまだ2度目の京都の冬。

 例年がどんなものなのか、実感としてあるわけではありません。

 毎年こんなものだ、と言われれば、へえ、そうなんだ、ということになります。

 今年は珍しく、と言われれば、また、へえ、そうなんだ、と。

 そう簡単には身も心も京都人、というわけにはいかないようです。

 当たり前でしょうけど。

 何年か暮らしていくうちに、変わっていくのでしょうか。

 ああ、今年はいつもより寒いな、とか。

 自然にそう思える日が来るのでしょうか。

野の果て

2005-12-13 23:06:31 | 京都~自然
 さて、京都はすっかり冬です。

 いや、日本全国、ほとんどの場所で冬なんですがね。

 寒さが本格化してきました。

 少し前までは、日が照ると少し暖かかったりもしたんですが。

 今日など、空は晴れているのに、空気はしんと冷え込んでいます。

 これぞ冬、という感じですね。

 北の果てに見える稜線は雪をいただいています。

 しかし、比叡山から大文字山辺りにかけての山肌は、まだ色鮮やか。

 紅や黄に彩られていたりもします。

 これがもう少しすれば、山はすっかり暗い色に覆われることでしょう。

 俳句の季語に言う、山眠る、というヤツです。

 そうなると、コートなしに外を出歩くことはできなくなるでしょうね。

 う~ん、少し憂鬱。

大魔王

2005-12-06 23:40:20 | 京都~自然
 雪ですよ。

 いや、全国的に寒くなり、雪の降るところも多かったようですが。

 京都の市街地にも雪が降りました。

 仕事に出かけるときは雨でした。

 それが、仕事初めてしばらくすると、外は雪だ、という話が聞こえてきました。

 外へ出てみると、本当に雪でした。

 いや、誰もそんなことで僕をだましやしないでしょうが。

 市街地で本格的な雪が降るのは、今シーズン初めてです。

 昨日辺りから寒く、比叡山のほうでは多少積もったという話も聞いてました。

 それにしても寒いです。

 少し外にいただけでも、手がかじかんでしまいます。

 パソコンのキーボードを叩く指も動きません。

 しかし、寒さはまだまだこれからが本番。

 そう考えると、ちょっと憂鬱ではありますけど。

 まあ、冬の京都も良いものなんですが。

アクション

2005-12-03 22:17:55 | 京都~自然
 大河内伝次郎をご存知でしょうか。

 30代以下の人にとって、それは決して身近な名前ではないでしょう。

 ですが、どこかで聞いたことのある名前ではあるかもしれません。

 大河内伝次郎は、昭和初期を代表する映画スターです。

 嵐寛寿郎(アラカン)、阪東妻三郎(バンツマ)、片岡千恵蔵、長谷川一夫。

 僕の乏しい知識では、それらの盟友と同時代の俳優、というイメージ。

 日本の映画が大衆にとって最大の娯楽だった時代。

 チャンバラが日本映画の主流だった時代。

 それが正しい評なのかどうか、よく分からないですが。

 とにかく、そんな時代の俳優です。

 ちなみに、アラカンの姪は森光子で、バンツマの息子は田村正和。

 それはともかく、大河内伝次郎です。

 彼の営んだ山荘が嵯峨野の地にあります。

 それが大河内山荘。

 この時期は、この山荘は紅の中にうずもれます。

 こんなところで暮らせたら幸せでしょうね。

 山荘は小倉山の山腹にあります。

 南東方向に景色が開けています。

 嵐山、京都の町並み、東山の山並みを望むことができます。

 64年の生涯の半分、約30年の時間と、映画出演料の大半。

 多くのものを費やして彼が作り上げた山荘は、2万㎡の敷地を誇ります。

 呆れる広さですね。

 実際に訪れてみると、これが個人の所有だったのか、と驚きます。

 映画スターという存在が、今よりはるかに大きいものだった時代。

 そんな時代を思わせるものです。

 そういえばバンツマの墓は、小倉山の麓にある、二尊院というお寺にあります。

 嵐山に近い太秦には東映の撮影所・映画村や、松竹の撮影所があります。

 更にそこから近い等持院には、日本映画の父、マキノ省三の像があります。

 今日の市街地の西の外れ。

 その辺りで日本の映画の礎が築かれた証が多く存在します。

 大河内山荘は、その中でも、大きなシンボルであるような気がします。

ストーム

2005-12-01 20:47:21 | 京都~自然

     朝まだきあらしの山の寒ければ紅葉の錦着ぬ人ぞなき   藤原公任


     吹きはらふもみぢのうえの露晴れて峰たしかなる嵐山かな 藤原定家


 藤原公任、藤原定家、ともに和歌の名手です。

 定家は言うまでもなく、小倉百人一首の選者です。

 以前にも触れた歌道の家、冷泉家の祖でもあります。

 公任は三船の才を兼ねた天才といわれています。

 三船の才とは、漢詩、和歌、管弦の才能に優れていることを指します。

 さて、公任の冒頭の和歌には逸話があります。

 それは藤原道長が大堰川へ紅葉狩りに来たときの話です。

 藤原道長は川に三つの船を浮かべました。

 そして、それぞれの船に、漢詩、和歌、管弦に優れた者を乗せました。

 当時、多才な者として有名だった公任がどの船に乗るか、人々は注目しました。

 そしてその公任の選んだのが、和歌の船で、次の和歌を詠みました。


     小倉山あらしの風の寒ければもみぢの錦着ぬ人ぞなき


 さて、この逸話は平安末期に成立した歴史物語『大鏡』に載っています。

 ところが、『拾遺和歌集』には、冒頭の和歌が採られています。

 後半部分は全く同じであることを考えれば、別の和歌とは考えられません。

 つまり、どこかで伝承が2つのルートに別れたのでしょう。

 信憑性から言えば、成立時代も古く、勅撰でもある『拾遺』が上でしょうか。

 どちらにしても、見事な、美しい和歌です。

 そんな風景を目の前にして見ました。

 いや、なんというか、良い気分でしたね。

 平日はそれほど人が多くなくて良いです。

トレセン

2005-11-18 22:53:37 | 京都~自然
 とにかくですね、寒いんです。

 今日の最高気温は13度くらいだとか。

 あ、全国的にそんなものですか?

 まあ、ともかく、もう冬のようです。

 なんてことを思ったら、とうに立冬は過ぎていたりしました。

 おやおや、という感じですね。

 なかなか気温が下がらず紅葉は遅れ気味、といっていたのが嘘のようです。

 いや、紅葉が遅れ気味なのは事実なのかも。

 数十年のスパンで見ると、紅葉の季節はだんだん遅くなっているそうです。

 逆に桜の開花は早まっているようです。

 温暖化の影響か、ともいわれたりしていますね。

 けど、実際この寒さに身をおくと、温暖化って本当か!?と思ってしまいます。

 とにかく、寒いのは苦手なんですね。

 とりあえず、紅葉が早まると良いですね。

 前もって予定を入れてしまった人は、祈る思いでしょうが。

サンビーム

2005-11-05 21:53:47 | 京都~自然
 今年は紅葉が遅いのではないかといわれていました。

 しかし、このところの朝晩の冷え込みで、遅れを取り戻しつつあるようです。

 高雄で紅葉の見ごろを迎えたというニュースが新聞に載っていました。

 高雄というのは、嵯峨野の更に奥にある、山の中の土地。

 神護寺というお寺があり、そこは紅葉の名所となっています。

 京都の中心地からは少し離れていますが、一見の価値があるでしょう。

 昨年の今頃、部屋探しのために京都を訪れたとき、いってみました。

 ですから、写真は去年のものです。

 長い石段を上ることになり、それなりに体力を必要とします。

 しかし、上がってみれば、その苦労を忘れる風景に出会えるでしょう。

 今年はどうしようか、と、考えています。

 また行ってみたい気持ちもありますが、他のところへも行ってみたい。

 仕事をしていると、あそこも、ここも、というわけにはいかないですね。

 休みは限られていますから。

 高雄の辺りから嵯峨野・嵐山へ下りてくる。

 そんなルートも良いかもしれません。

 ただ、時間は少しかかるでしょうね。

 いやいや、それにしても悩みますね。