「もらい泣き」 h-13cm 2001制作
昔話の人気者に鬼がいます。
屋根のてっぺんであぐらをかいて魔除けをしていたり、桃太郎に退治されたり、一晩で刀千本打ったり、石段や橋をかけたり、元気がいいと言うか、エネルギッシュでどこか憎めないキャラクターです。
日本中に鬼の伝説はありますが、そんな土地同士でネットワークして「鬼サミット」なるものをやって地域おこしに使われたりしています。
病気や災難を擬人化したものと言う説明もありますが、それだけではない生き生きした実体があります。
欧米では悪魔かモンスターだったり、中国で「鬼」と言えば幽霊のことだったり、なんか違う感じです。
日本の文化のなかで生まれ育ってきた独特のキャラなのかもしれません。
確かに迷惑な存在ではあります。
鬼のような人には近づきたくないし、心の中に鬼が住みつく事もあります。
言うべきことを言わずに 心に長く秘めていると恐いものになります。
心の声、魂の言葉に耳を傾けそれを表現する事こそ 健やかさの源と言うべきでしょう。
魂が黙ってしまうと、「魂」と言う文字から「云う」という文字をとると、「鬼」になります。
沈黙は金といいますが、魂を表現するでもない無駄なお喋りで人生の時間を浪費するなという意味ではないでしょうか。
もちろん魂を表現するのは言葉だけではありません。
音楽もあれば、美術もあります。
アートに触れる事も、何かに感動する事も 夢中で何かを成し遂げる事も 魂の表現だと思います。
恐い鬼でもほろりとする事もあるでしょう。
涙を必死でかみ殺している表情です。
昔話の人気者に鬼がいます。
屋根のてっぺんであぐらをかいて魔除けをしていたり、桃太郎に退治されたり、一晩で刀千本打ったり、石段や橋をかけたり、元気がいいと言うか、エネルギッシュでどこか憎めないキャラクターです。
日本中に鬼の伝説はありますが、そんな土地同士でネットワークして「鬼サミット」なるものをやって地域おこしに使われたりしています。
病気や災難を擬人化したものと言う説明もありますが、それだけではない生き生きした実体があります。
欧米では悪魔かモンスターだったり、中国で「鬼」と言えば幽霊のことだったり、なんか違う感じです。
日本の文化のなかで生まれ育ってきた独特のキャラなのかもしれません。
確かに迷惑な存在ではあります。
鬼のような人には近づきたくないし、心の中に鬼が住みつく事もあります。
言うべきことを言わずに 心に長く秘めていると恐いものになります。
心の声、魂の言葉に耳を傾けそれを表現する事こそ 健やかさの源と言うべきでしょう。
魂が黙ってしまうと、「魂」と言う文字から「云う」という文字をとると、「鬼」になります。
沈黙は金といいますが、魂を表現するでもない無駄なお喋りで人生の時間を浪費するなという意味ではないでしょうか。
もちろん魂を表現するのは言葉だけではありません。
音楽もあれば、美術もあります。
アートに触れる事も、何かに感動する事も 夢中で何かを成し遂げる事も 魂の表現だと思います。
恐い鬼でもほろりとする事もあるでしょう。
涙を必死でかみ殺している表情です。