HAYAKAWA

私が生きた奇跡

本を読む事は非常に重要モフモフ(´ω`*)

2013-09-25 08:57:45 | 今すぐ見ろ!



















ビル・ゲイツが両親から教わった「読書の大切さ」





『大富豪のお金の教え』(パン・ヒンチョル著、吉野ひろみ訳、阪急コミュニケーションズ)の著者は、ソウル大学卒業後、韓国銀行監督院から社会人生活をスタートさせ、現在は「朝鮮日報」記者として活躍する人物。世界の大富豪10人の行動原則や金銭哲学から、それぞれの基礎体力を説いてみせています。

登場するのは、世界最高のお金持ちとして知られるビル・ゲイツ、世界的大富豪のロックフェラー2世、アメリカ初の億万長者である石油王のポール・ゲティ、世界最高の投資家ウォーレン・バフェット、ハリウッド進出前に財をなしていたことでも知られるアーノルド・シュワルツェネッガー、20世紀最高の経営者といわれるジャック・ウェルチ、一族全員が億万長者であるウォルトン一家、東アジア最高の大富豪だという李嘉誠、サムスン会長のイ・ゴンヒ、印税だけで億万長者になったJ・K・ローリングと錚々たる顔ぶれ。

「金持ち」という単語が多用されすぎるのが鼻につくところですが、親の教育が子どもの経済観念にどのような影響を与えるのかを知ることは、たしかに重要なポイントかもしれません。そして特徴的なのは、富豪たちがいかに子どもに資産管理能力を身につけさせたかに焦点が当てられている点です。



世界の富豪たちは、子供に資産管理の能力をつけさせるために早くから「金の価値」を教え込み、働かなければ金はもらえない、という意識を叩き込もうとした。近年アメリカの資産家が最も子供に教えたいことは「金持ち倫理」ではなく「労働倫理」だという。従来アメリカの金持ちは、仕事と引き換えに小遣いを与えることで、小さいうちから子供に労働倫理を教えてきた。
(15ページより)


「ビル・ゲイツの父は『金持ち父さん』」をクローズアップしてみましょう。



父親の教育方針


ご存知の方も多いと思いますが、21世紀を代表する大富豪ビル・ゲイツの父親であるウィリアムは、腕利きの顧問弁護士として名を馳せ、「自分が死んだら相続税だけで680万ドルにもなる」と語ったという「金持ち父さん」。母親も銀行頭取の娘であり、当然ながらゲイツは「苦労」とは最も遠い環境で育ったわけです。(20ページより)

学費の高い私立校に通い、誰よりも早くコンピュータの可能性に注目し、ハーバード大学に進学するも中退して事業に専念。そして結果的には大成功を収めることに。米『タイム』誌によれば、その成功要因は「知力」「推進力」「競争力」「集中力」だといいますが、つまりそれらはウィリアムの教育方針により培われたものだということ。



道は知識のなかに


「あなたのロールモデルは誰ですか?」と問われたとき、ビル・ゲイツはためらうことなく「両親」と答えるのだとか。そしてゲイツの思い出のなかにある両親の姿は、ずばり「知識の泉」。

ここで著者は、ゲイツの成功要因のひとつである「知力」について、「単なる知能の高さではなく、多方面にわたる知識に基づいた聡明さである」と断言しています。そして、遺伝的な天分は仕方がないとしても、後天的な能力を開発してやるのは親の務めだとも。

知力とは学校の成績がよいことだけを意味するわけではなく、たとえばゲイツが聡明だと評されるのは、難解で複雑な事柄をわかりやすく説明する能力がずば抜けているから。そして「すべての家、すべての机に1台のコンピュータ」というマイクロソフトのビジョンを現実のものにするために、その能力が大いに役立ったというわけです。

ちなみに、知識を習得し思考する習慣を子どものときに身につけたゲイツは、成長してからもそれを続けているそうです。休暇を取って別荘にこもり、外部との接触を一切断って過ごす「シンクウィーク(think week)」。日常業務に煩わされることなく思考に専念し、一歩離れて問題を考えるために、とても重要だと彼は考えているそうです。(25ページより)



あらゆる知識は読書から


ビル・ゲイツの両親は書物を身近に置き、息子が本好きになるように導いたといいます。しかも読書に集中させるため、平日はテレビ鑑賞を禁止。その結果、親子は本の内容から政治のことまで、あらゆる問題について意見を交わすようになったというのですから効果は絶大です。

読書とお金持ちとの間にはなんの関係もないように思えますが、「金持ちの多くは、とんでもない読書家だ」と著者は指摘します。1日の3分の1を書籍、資料、雑誌新聞を読むことにあてるウォーレン・バフェットしかり、「自分自身を生きた図書館にせよ」と説いたファンドマネージャーのジョン・テンプルトン卿しかり。そしてゲイツもいなまお、平日は1日1時間以上、週末にはさらに多くの時間を読書に費やしているといいます。彼の自宅には個人図書館があり、1万4000冊以上の書物が愛蔵されているのだそうです。(27ページ)



「知識の幅を広げるため、毎週少なくとも1冊以上のニュース週刊誌を、隅から隅まで目を通す。興味のある科学やビジネスのページしか読まなかったら、雑誌を読む前の僕と読んだあとの僕には何の変化もないからね」
(28ページより)



「僕の子供はもちろんコンピュータを持つだろう。しかし、それより前に本を手にする」
(28ページより)


コンピュータの可能性を切り開いてきたゲイツのこの言葉は、これからのコンピュータとのつきあい方、そして本当の意味での「お金持ち」のあり方を考えるうえでとても重要なのではないでしょうか。

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