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Mistral Blue

Manhattan Breeze!? 改め。
NY生活/音楽/シゴトその他。

Brugaria

2007-05-27 | 【紀】 C/E Europe '07
・ある意味、現ヨーロッパの果て。しかし最初に書いておきますが、正直なとこ旅程の疲れとルーマニアの経験から「こっから先はもっとナンなのか…」と若干ゲンナリとブルガリアinしたところ、実際は予想外に進んだ国との印象を持ちました。

・まず言語面。ついに本格的キリル文字圏入りでまったく親しみのない活字にしばし幻惑(ルーマニアもかつてはキリル圏だったが、18世紀にラテン型文字に変更)。しかもアラビア文字のようにすっかり別系統というのでもなく、ローマ字と「同じ字で同じ読み」「同じ字で違う読み」「違う(以下略)」と混在しているので、かえって慣れるまでに時間がかかる。

・現地語そのものに対して私の四流英語も自己流フランス語も観世流トルコ語も、まして妻のスペイン語もまったく意味をなさない地は初めてかも。これが見るからの秘境ならともかく、一見は西欧的街並みゆえなおさら新鮮。

・しかしそれでいて、今回の3国の中では後天的多言語対応に最も力を入れている印象がある。観光地でよくある案内書/パンフレットの類は、非常に数多くのEditionを揃えていた。英語も比較的、通じる率が高い。

・歴史的にはルーマニアなどよりよほど民族の統一性は高い(ブルガリア王朝は1次2次あわせて540年の民族国家としての歴史を持つ上、それ以外はほぼ単純に東ローマかオスマンの支配下にあったはず)ので、上記は元来の姿とは思えず。近年の、意識的な誘致努力と推測される。

・外向きの努力ということでは、たとえば首都ソフィアのちっさな公営観光案内所。少々込み入った質問に対し、50代後半と思しき女性係員がたどたどしい(=我々並み)ながらも英語で一生懸命教えてくれる。僅かでも不確かな点は何本も電話して、結果的に完璧な情報を提供してくれた。最後に妻が「こちらのオフィスは丁寧で親切で素晴らしいです」とか礼を述べたところ、満面の笑顔で「おいでの方にそう思って頂くのが、我々全員の幸せです」と米偽善系企業のすちゃらかメッセージのようなお答えが。アメリカ人にしれっと言われるより1024倍感動しました。ちなみにたまたま広報用の写真撮影をしていたので、ひょっとすると近いうちソフィア観光案内所Webサイトにみすぼらしい日本人夫婦の写真が載るかもしれませんスミマセン。

・地味に驚いたことに、走る車が皆キレイ。中南米はもとより、下手するとアメリカや欧州先進都市よりもピカピカした車が多く日本に近い。他2国と同様に比較的日本車は少ないが、かといってチェコのスコダやルーマニアのダキアも、近いのにあまり走ってない(ルノー、プジョー、アウディが目立つ)。

・これまた予想外に、車だけでなくそこかしこがみな清潔で現代的な様子。少なくとも首都ソフィアは、西欧の中規模都市と言われても(文字さえ見なければ)頷けるほど。交通インフラも機能的かつ平易。見事にアメリカ的なスーパーにも感動。

・なのになぜ? とも思うが物価は3国中、最も安い。夕食2名で約25ドル、アメリカならすこっと70ドルはとられそうな質/量で。言語/文字上さすがにド現地な屋台系ばかりともいかないので、助かりました。なお通貨はLev(BGN)、1ドル=1.45レフ です。既にユーロとは準固定レートですね。

食事は一気にギリシア/トルコの色彩が。すなわちチーズや野菜を多用したサラダやグリル、それに各種ケバプチェ。海鮮系が少ないのがギリシアとの違い。あと、味が濃い。個人的には大好きな系統の料理ながら、どの店も少々塩分が強かった。まぁ食事面でニポン人が長く住むには辛いな、という意味では他2国も同じです。ちなみに本場ブルガリアのヨーグルトは驚くほど「明治ブルガリア・ヨーグルト」でした。恐るべしブルガリア、じゃない逆だ、明治乳業。

・人々はなんというか笑顔が多く、気さく。例えば我々もまいど現地語で最低限「ハイ/イイエ」「アリガトウ」「コンニチワ/サヨナラ」「スミマセン(オカイケイヲ)」くらいは言えるようにしてるつもりなんですが、この国は上記2国と異なり「ぶ、ブラゴダリャ(=Thank you)」と言えば、ウェイトレスがニコーっと非常に好感度高く笑ってくれる。

・またアジア系は珍しいため、どこ行ってもとりあえず注目はされるわけです。その際黙って見てて顔向けると目をそらすのがルーマニア、カリブのようにやたら声かけてはこないけど、目が会うと微笑ぐらいはくれるし下手すると前略道の上から小学生が「コンニチワー」と言ってくるのが、ブルガリア。ローマ起源色が強いはずのルーマニアより、よほど「ラテン」な印象。

・そう言えばリラの僧院で、修学旅行?の少年少女が流暢な英語で「一緒に写真撮ってください」と声かけてきました。14歳、同国第2の都市から来たという。中2のとき、町ですれ違った異人さんとそんな会話できませんでしたヨ私。

・親切、フレンドリー、何より多言語対応に熱心、とくればこういう国は明らかにフロント系アウトソーシングに向きますね。コールセンター受託とか。チェコのライバルとなるか?

・そうそう、一連の↑ような内容は最初に書いたテキストに多少その必要があった(いや待て、あったのか?)、という事情によるもの。

・あ あと、ここも美人さんは多いのであります。ありますです。

Romania

2007-05-21 | 【紀】 C/E Europe '07
・広大な国土、首都ブカレスト含め基点として4都市を周る。

・言語はロウメィニアの国名どおり、ローマ起源+スラブ系の影響受けたルーマニア語。イタリア語、あるいはスペイン語と共通する語彙も多い(らしい)。

・英語は基本的にホテルや大きなレストラン以外、通じず( あれ?オフショア開発??)。

・通貨はLei(RON)。余談ながら、欧州をまわっているとユーロの価値/立場が本当に上昇していることを実感する。ドルもホント、へこんだものです。1ドル=2.43レイ、1ユーロ=3.27レイ。

・鉄道の正確さには失礼ながら感動。貧乏旅行かつ強行軍ゆえ2等の夜行列車など多用したが、まさかきちんと23:52に到着して23:57に出発するとは思わなかった。

・しかし車両内はじめ、交通機関あるいはその他都市インフラの老朽ぶりはいかんとも。はっきり言って、汚い。ガイド本には「インターシティ(という運行クラスがある)の車両は新型で清潔」とあったが…ヲイ。と。

・面白いことにブルガリアと異なり、首都中心以外には「いわゆる社会主義的」画一な住宅建築が見られない。これは事前のイメージとは大きく異なる。ヒガシの政策も、広大多様な土地/民族数を誇る同国にはほんとに表層的にしか行き渡らなかった、のでしょうか。

・上記と通ずるかもしれません。地方小都市を多くまわったのは「フォークロアの宝庫」との謳い文句に積極的に踊ったためでもありまして、明らかに独特な教会建築の数々は非常に印象的。ロマネスクでもゴシックでもバロックでもない、異形の修道院を前に「バージェス頁岩生物群かアンタらは」と呟いたものであります。しかもそれが国内で数系統あったりする。

・物価はここもさほど低くない。ほんとのド郊外はともかく、地方小都市ですら100ドル以下のホテルではシャワーもつかなかったりする。

・人々はコワモテながら勤勉では。ハンガリーと同じく決して口数多くはないが、黙々とタスクこなす印象。ある町では午前9時にガシガシ仕事してた水道工事集団(ルーマニアはなぜかどこもかしこも工事中でした)が、夜9時過ぎにも手を休めずツルハシ振るっていた。非常に精力的に。労基法的にいいのか。はさておき、こういう方々は膨大な時差利用コーディングとかに向きそう。

・一方で愛想良く色々教えてくれる ということは、ない。ホテル受付は結構どこも親切だったが、公共系の窓口などはどちらかというとぶっきら棒で「アタシゃ決まったことしかやらないよ」な感じ。NYに似てる…。

・どうでもいい話ながら、美人さん多し。さすが名だたる美女大国(らしい)。明らかにラテン民族系の、彫り深いながら眼窩に丸みのあるいわゆるローマ彫刻的顔立ちです。そこらの道端で織物を売っている一少女も、日本にご招待したら即一流モデルとしてCa*Ca*とか某証券会社のCMとかに抜擢されちまいそうな国です。

・しかし不思議なのは、対照的に男性はおしなべて素朴な農家系の顔立ちが多いこと。目は小さく、獅子鼻。遺伝的に「なんでだ!」と思うが、妻によるとチリなんかも同じく男女、兄妹ですら容貌がはっきり異なる国だそうで。いやなんともはや不思議。

・最後に、1日しか滞在しなかったブカレストの印象。ここはさすがに、チャウシェスクの力技的都市計画の名残が目立ちます。「国民の館」と称する実質は大統領の私物だった巨大なパレス、その前を暴力的に貫く大路、両脇に並ぶ高官用マンション、あるいはあちこち広々としかし閑散とした印象の大きな道路に公園。

・かと思えば14世紀の教会や街並みが残っていたり、あるいは民主化後の現代的オフィス・ビルが林立する地域があったり、と甚だまとまらない。

・そしてそれらが「渾然一体とそれなりに魅力的」というのでもなく、ひたすらごちゃっとしていて要は美しくない。色々な要素、人々の意識とか経済力とかインフラ構築の変化速度がどうにもまちまちで、やはり首都ですら生まれ変わりの最中なのだなぁ、と感じました。

Hungary

2007-05-16 | 【紀】 C/E Europe '07
・ごく近世の歴史的経緯から、街なかでは比較的ドイツ語表記が目立つ。基本はもちろん、ハンガリー語。

・英語もほぼ通用、するがしかし夜7時に地下鉄の切符買おうとしたら、唯一開いてた窓口の係員が英独どちらもわからず難。1日有効券が欲しいだけなのに(たまたま近くにいた警官に通訳してもらったが、結局この駅にはない とかで隣駅まで1回券買って行った…)。

・民間銀行などのサービスは西欧諸国並みの様子。投信その他投資商品の宣伝も盛ん。

・通貨Forint(HUF)は1ドル=187フォリント と困った設定で、計算が一瞬面倒。銀行や首都ブダペスト市中の両替レートは安定、ばらつきが少ない。遅くまで開いているExchangeも多い。

・鉄道など公共交通機関はルート的には不十分ながら、本数は多い。地下鉄駅エスカレーターの速度は世界1では。お年寄りは絶対乗れないと思う。

・検札が頻繁、全て人力に頼っておりその面では甚だ不効率さも。

物価は欧米諸国と体感上、変わらず。宿代も交通費も食費も、後発地域との印象は全くない。でもTokaji (Tokay)の貴腐ワインは、さすがに安い。記憶してたより後味さっぱりしていて、馴染めました。あとそうだ、これも特産品のフォアグラが激安であります。

・食事はやはりほぼオーストリアに同じ、すなわちドイツ系。肉、ジャガイモ、肉ジャガイモ。度数強力な蒸留酒多様。見回すとこれがグビグビ非常な勢いで消費されている。

・全体に人々は寡黙な印象。ここはオーストリアと異なり、少し戸惑った様子の旅行者に積極的に声かけて助ける、といった傾向は見られず。

・つまり、あまり社交的な人々ではない? 店や各種窓口でのやりとりも事務的で、Additionalに一言教えてくれる といったことはまずなかった。