まぁ深刻というか、フツーありえない話が原因だったのは確かなんですが。
ともかく、これで3週間ほどの単身赴任状態から解放されました。
仕事に専念できる、と言えましょう。
否応なく。
月曜、とある送別会。
「週明けからしかも明日朝いちから忙しいのに飛ばしてるなオレ」と思いつつ自制できずけっこう飲んでしまった。
のに、翌朝ほとんど残らず。不思議だ。
思い当たることがあるとすると、この1ヶ月くらいじわりと酒量が増えていること。 US来てからはほとんど飲みにいくこともなくなり(東京にいたときは下手すると週に8回くらい飲んでたのに)、せいぜい週1でビール1本あるいはワイン1、2杯程度になっていた。
でたまに飲み会あると、以前の自分比で3倍くらい酒に弱くなっている と実感していた。
しかし年末年始、というより年末イタリアで昼も夜も当たり前のようにワインをあける1週間を過ごしたことで、耐性が少し復活したのだろうか。
これをどう解釈すべきか。
「やっぱり日ごろからたくさん飲んでお…。」
- 「Time Machine」って何?
- トラブルんときとか、過去のMacに戻れる機能ですよ。例えば1日前のデータ復元できたり。「マク太郎れおぱるドン」からあったよ。
- ああ、それいいですね。
…
- でもあたしだったら、1時間後のPCに行きたいかな。はっと開いてみたら仕事終わってるっていう。
- ウォー、それイイ! (一同切に同意)
- アホか。1時間後になんか飛んでも画面真っ暗だって。
- え、壊れちゃうってこと。
- いや、1時間後のオレは仕事飽きてきっともう帰っちまってる。
- 落としてんすか! (一同妙に同意)
だめだこいつら。
実話。
業界のリーダー、次の10年を語りCESを去る…たまにはシゴトのカケラも。
「最初のデジタル・ディケイドは大成功だった。しかし、まだこれは始まりに過ぎない。次の10年の変革も楽しみにしている。」
毎年恒例の、そしてマイクロソフト経営第一線からの引退に伴い今回が最後となるビル・ゲイツ氏のキックオフ・キーノートは、30年に渡りIT業界を牽引してきた同氏が明るい展望を置き土産にCES(Consumer Electronics Show)を去る場となった。
過去10年でPC、携帯電話、デジタル・カメラ、は驚異的なスピードで普及、10年前に同氏が予測したタブレットPCや車のIT化も着々と現実のものとなっている。これらは全てソフトウェアの力によるもの、と淡々とした語り口ながら業界の進化、ソフトウェアの貢献を強調。
展望の前に、これも恒例のショート・ビデオが挟まれる。今年は最後の挨拶代わりに「ビル・ゲイツ、マイクロソフト最後の1日」。朝6時にレッドモンドへ出社した後、暇を持て余し「これから何したらいいと思う?」と各界の知人に連絡をとる、というプロット。これをS・バルマー社長、R・オジーCSAを始めとする経営陣や、H・クリントン、B・オバマ、A・ゴア、S・スピルバーグ、ボノ、Jay-Z、G・クルーニー、といったゲストがやんわりとあしらう。自ら運転する車に段ボールただ1箱をのせ(しかしこれも屋根から落とし)、社を去る場面で幕。会場は遠慮ない爆笑と長い拍手で包まれた。実際の同氏は今年8月以降も会長兼相談役として留まる予定であるが、自らの巨大基金を基盤とした慈善活動に軸足を移す。
Bono&Gates
マイクロソフト会長、私物自ら持ち帰りの図。左は社長。
引き続きでは次の10年は、と今後注目される要素を。順に「ハイ・ディフィニション」「接続されたリッチ・サービス」「インターフェイス」、の3つ。高精細技術、さらに3D映像も含めた表現の高度化は、ただコンテンツを視る上だけではなくより豊かなデジタル体験として生活/ビジネスに影響を与えていく。互いに常時接続されたデバイス/サービスがこれを支え、供給する役割を果たす。またユーザー・インターフェイスの多様化/高度化も重要。タッチ・スクリーンや音声認識など、より直感的な操作を実現する技術が発達していくだろう、と述べられた。
以後は会長および同社幹部らからの具体的な実績紹介、製品デモが中心(ここでは略)。1つだけ紹介したいのは、画像認識技術。カメラをホテルなどの建物に向けると、画面上にホテル名やイベント予定を表示、たとえばレストランの予約も写すだけで可能、という内容。エンターテイメント&デバイス部門のR・Bach社長に向けると、「20ドル貸し」と表示される小ネタ。あっさりとした紹介ではあったが、驚きを伴い最も会場の反応が大きかった。
さながらスカウター、画像認識技術
(写真は今回、全てEngadgetから)
全体の印象としては会長によるWindowsワールドの総括といってもさほど大上段に構えたものでもなく、同社コンシューマー向け事業の最前線を紹介していく形となった。小職は既に成功した商品(レガシーなWindows/Xbox360/スマートフォンなど)に加え、今後のVista/各Live事業、実世界との融合、により重層的な厚みを増していく同社の競争力は高いと考えている。とくに各種デバイスやネットワークとの連携では、従来から多様な利害関係/関連技術をコントロールしてきた実績は無視できない。新興業者の垂直統合路線や、あるいは同社に似たアライアンス策も活発であるが、この面での同社発言力と統制力は注目すべきであろう。たとえば車載ソフトウェアは各メーカー独自規格が乱立しているが、Wiindows、とくにスマートフォンを柱とした共通化は成功の見込みが高いと考える。
最後は先ほどの冗談の20ドルをかけ、人気ゲーム・ソフト「ギター・ヒーロー3」対決。同ソフトのチャンピオンを担ぐBach氏に対し、会長はスラッシュ(元ガンズ&ローゼス、現ヴェルヴェット・リヴォルヴァー)を助っ人に。豪華なギター・ソロとBach氏の「また来年!」の声で幕。ゲイツ会長からのメッセージはなし。IT業界のリーダーとしては恐らく唯一と言えるほど珍しいことに、常に物静かに淡々と現状と展望を語ってきた同氏であるが、まさにそれらしい締めくくりではあった。
って普段の仕事でこんな見たままニュースのような、あるいはくだけた内容の文章書いてるわけではない、つもり(大体、こんなペースでだらだら書いてたら終わらん)。
ちょっとお祭りみたいなもんだったので。