目撃者が決め手。交差点での事故

バイク少年２人死亡　運転手の過失認める(産経新聞) - goo ニュース

　平成１４年６月２０日午前０時１５分ごろ、オートバイが、右折してきた会社員の車と衝突したという事故。
問題となったのは、信号の色だった。
警察は「オートバイが無灯火のうえ赤信号で交差点内に進入したと判断し、検察は不起訴処分とした。おそらく、自動車運転手の説明をそのまま受け入れたのだろう。当然、自動車の運転手は賠償責任はないと主張する。バイクに乗っていた少年の母はどれだけ悔しい思いをしただろうか。警察に頼らず、独自に目撃者や証拠を集めた。
　警察のこの判断を覆したのは、事故の際に後ろを走っていたトレーラーの運転手の証言。これが無かったら、事実は闇の中に葬り去られていたことだろう。

　さてこの件、会社員の車には保険が掛かっていたのだろうか？最近は経済的理由やうっかりで保険が切れているまま走っている車も多い。加害者が自動車保険に入っていなければ、せっかくの判決も実効性が薄くなる。
　そんなときでも、支払われる保険金がある。バイクの側にバイク保険が入っていた場合、対人賠償に付随している無保険者傷害保険の支払い対象となる。
　無保険者傷害保険は、①他の車との事故で死亡または後遺障害を負って②損害賠償を請求できるにもかかわらず　③加害自動車に対人賠償責任保険等がついていないため損害賠償を受けられないケースを補償する保険だ。バイクで加入している保険が対人無制限の場合、最高で２億円が補償される。
　このほか、搭乗者傷害保険や、人身傷害担保特約なども支払われる。やはりバイクに乗る人は、しっかり保険に入っていて欲しい。

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