生徒がパニックにならなくてよかった。

女子校で生徒百人体調不良　文化祭で(共同通信) - goo ニュース

　文化祭でのハプニング、自主製作の映像を上映中に見ていた生徒が吐き気を訴えたという事件。
　私も手振れのひどいホームビデオを見ていて気分が悪くなったことがある。
ちょうど船に酔ったときのような感じがして暫くの間　元に戻らなかった。
　船酔い・車酔いは、医学的には　目から来る情報と耳の三半規管から来る情報が一致しないため脳が混乱して起こる現象らしい。
今回は文化祭終了の時ということで生徒全員の疲れがピークに達していたと言う状況に加え　大勢の生徒がいる体育館という条件下で体調不良を訴えた人が次々と出たことが被害を大きくした原因と思われる。原因がわからないときには先生方も混乱し大変だったろう。
　幸いなことにみんな軽症で済んでいるということなので何よりである。
　しかし、ひとつ対処を間違えると恐ろしい。
生徒たちがパニックになり、一度に皆が会場の外へ出ようとして将棋倒しになりけが人が出るという事態も起こりうる。
そうなった場合、学校関係者の責任が問われることも考えられる。
　学園祭のような多くの人が集まる場合、イベント参加者のケガを補償するのが行事参加者のための傷害保険・施設入場者のための傷害保険だ。
危険度が少ない行事の場合、一人当たり２０円～３０円位の掛け金でケガによる死亡・後遺障害・入院・通院を補償する。
イベントの主催者が予定参加人数を申告し保険を掛ける。参加者一人ひとりの名前を記載する必要が無いのが特徴だ。
　今回の事件については　軽症だったこと、急激な事故と判定されにくいことから、この保険をかけていても、保険金は支払われないと思われる。
　商業イベントの場合などは、イベント運営会社が、賠償責任保険とあわせて加入する場合がある。

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