静かな時間ありますか？

ドイツには静かにする時間帯があります。
平日は１３：００～１５：００、２２：００～翌朝７：００、
日曜、祝日は基本的に終日。
この＜静かにする時間＞はドイツのルールのひとつ。
静かな時間＝休息の時間という考え方。
平日の午後はお昼寝の時間、夜間は就寝時間、日曜、祝日は休息日。
基本的にこの時間帯に注意すべき点が何点かあります。
入浴、掃除機、洗濯機、ラジオ・テレビ、訪問者、子供、
ドアの開閉、ガレージの開閉、楽器演奏、犬の鳴き声、などなど。
私が特に気をついていることは
２２：００以降の入浴（シャワー）はしない、
洗濯機＆掃除機は日曜日と祝日に使用しない、
そして、テレビの音量に注意するという３点です。
「洗濯機、掃除機がなぜダメなの？」と思う方も多いかと思います。
確かに、私も最初は謎でした。
しかし、こちらの洗濯機、掃除機を使ってみて納得。
音がかなり大きい、まさしく、騒音なのです。
この不思議な習慣になれてしまった今は余り不自由は感じない私です。
逆に日曜日は洗濯、掃除をしなくていい日と思うと嬉しいものです。

それにしても、改めて羅列してみると色々な制約があるものです。
このルールは絶対に守らなくてはいけないものではないようです。
しかし、ルール違反をした場合に賃貸契約を解約されるという
最悪のケースもあるそうです。
私が一番の驚いたのは「犬の鳴き声」について。
一日中吠えていた犬を放っていた飼い主が訴えられたというケース。
裁判では「犬の吠えていい時間は８：００～１３：００、１５：００～１９：００の間」
と判決がでたそうです・・・。
確かに、ドイツの犬は鳴かない、静か、お利口さん。
しかし、犬の吠えることが出来る時間帯があるとは驚きです。
どんな躾をしたら、こんなお利口さんの犬になるのでしょうか？
躾について詳しい方がいたら、教えていただきたものです。

まあ、とにかく、騒音についてはうるさい国だと思います。
日本では当たり前の夜間工事ですが、ドイツで夜間工事を見たことはありません。
そのため、道路工事はかなりの長期型。
先日、昼間に線路工事しているのにはビックリしました。

住む場所が違えば、生活習慣は違うもの。
そう分かっていても、やはり、不思議に思うことが多い私です。

そういえば、昨日から２日連続で上の階の住民が朝の３時にシャワーをしています。
そして、４時前に出掛けて行くのです。やはり、夜中（早朝）のシャワーはかなりビックリ。
自分の部屋のシャワーが壊れたのかな？と思うほどでした。
これが毎日、続いたらどうしよう・・・と思う私です。

平日の昼間、私は好きな紅茶を片手に青空を見上げながら、
のんびりするのがお気に入り。
＜静かな時間＞、あなたなら何をしますか？