一日中考えた。
私のいちばん昔の記憶を・・・。
それでも、ハッキリをしない「いちばん昔の記憶」。
3歳ごろの記憶がいちばん昔なのだろうか・・・。
2歳上の姉が幼稚園に通いだした時期、
どうしても、私も兄姉と一緒に「行って来ます!」が言いたくて、
母にわがままを言った記憶がある。
「行って来ます!」と言うだけなら簡単だが、それだけでは不満な私。
重要なのはお出掛けの支度。
ベレー帽、通園用カバン、このふたつが私にとって重要なアイテムだった。
兄姉が出掛ける準備をしている側で私もなんとかお出掛け準備完了。
そうして、いざ、出発! 優しい朝日が私たちを見守る。
私は兄姉の隣で「行って来ます!」と笑顔で、
玄関前に微笑む両親に手を振る。
そして、数メートルの距離を兄姉と一緒に歩き、通園気分。
これで完璧。
そして、大満足の私だった。
多分、これが私のいちばん昔の記憶