いろね日記

 
 色音(いろね)~花の色、鳥の声~
 いつでも、身近に満ちあふれている
 小さな幸せを綴った日記です

ドイツの夏を快適に

2006-06-20 | ドイツ
ここのところ、ドイツは暑い。外気は31℃。家のなかは26℃くらいだろうか。
日本と違い湿度が低いドイツ。只今、湿度36%。
暑い日でも家のなかはなかなか快適だ。しかし、エアコンで涼しいわけではない。
なぜか、ドイツの家屋は涼しい(コンクリート製だから?)。
この時期、外から家へ入るとヒンヤリして気持ちがいい。
エアコンの話に戻るが、ドイツでエアコンは高級品。
店頭でみる冷房器具といえば扇風機、エアコンを店頭で見た記憶がない・・・。
もちろん、私の家にもエアコンはない。そして、扇風機も。

話しは少々変わるが、ドイツで過ごす始めての夏の思い出だ。
私が外から自分の住んでいるアパートを眺めると、なぜか、各部屋のシャッター(雨戸)が閉まっている。
まだ、シャッターを閉めるにはかなり早い時間帯だった。
その時、私は「みんなバカンスでお留守なんだ・・・。」と思い、あまり気にしなかった。
しかし、後日、再び、外からアパートの窓を眺めると、やはり、殆どの家(部屋)のシャッターが閉まっている。
「うーん、それにしてもおかしいな・・・。みなさん、バカンス?」と不思議に思った。
その日の夕方、家へ戻ると、昼間、閉まっていたはずのシャッターが開いている・・・。
「みんな、バカンスから帰ってきたのかな!?それにしても、みんな?」
そして、数日後、この謎が解決した。
夏の間、ドイツでは家のなかで、より快適に過ごすために、昼間、シャッターを閉めるのだ。
太陽がサンサンと顔をだしている時間帯は光を遮断し、室温が上昇しないようにする。
ようするに、<木陰が涼しくて気持ちがいい>そんな状態にするというわけだ。
そして、部屋に陽が入らなくなった時間帯にシャッターを開ける。
これで、アパートの全住人がバカンスへ行っているという謎が解けたわけだ。

ちなみに、この時期は午後10時くらいまで、外は明るい。
なので、シャッターはこの時間帯まで開けておく。
もちろん、この時間帯になると気温も下がり、心地よくなる。
それから、こちらのシャッターはかなりの優れもの。
シャッターを完全に閉めれば、もちろん、部屋のなかは真っ暗。
しかし、好きな位置でシャッターを下ろすことができるので、
昼間、シャッターを閉めても、真っ暗になることはないのだ。

このドイツ人の知恵とドイツの住宅環境のお陰で、暑い日でも私は
家のなかで快適に生活することができています。
そうそう、ドイツで気温40℃の日が続いた夏がありました。
そのときは、さすがに冷房が欲しかったな・・・。


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2 コメント

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Unknown (ぱんだ)
2006-06-21 23:18:14
クーラー無いの?ビックリッ!(◎◎;)

ドイツのうさぎさん達は生きてる?

うちのらびは、夏はクーラーの中で過ごしているよ~

今日は夏至でした。
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ビックリでしょ (いろは)
2006-06-22 06:35:06
ドイツのうさぎさんも暑さに負けず、

頑張っているよ。

近所の駐車場には野生のうさぎがいます。

かわいいよ!

それにしても、らび君はしあわせだね。

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