イリエカズヲBLOG Irie Kazuo's Blog

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12.19 『山田博行 写真展~アーティストトーク』

2011-12-28 | 日記
各画像をクリックすると、どーーーん。



山田博行、通称ヤーマン本人と彼の作品です。

12月15日から24日まで、長岡造形大学で開催された山田博行写真展。
19日はアーティストトークと題したトークショー&スライドショーが開催されました。

ヤーマンの写真は壮大すぎて、このくらいのサイズのパネルじゃないとよくわかんないとこもあると思うなあ。

まぁとにかく思った以上にお客さんが集まってびっくり。
普段はカミカミ王子のヤーマンもアドレナリンが出たのか滑らか口調でした(笑)




僕は音楽担当ということで、スクリーンに映し出される映像の変化に沿ってソロギターによる即興演奏。
この日の目標は「空気と化す」つまり、忍者系ギタリストですな。

ほとんどのお客さんがCDか何かの演奏だと思い込んでいたそうです。
してやったり!フッフッフ。






今回これなかった皆さんは、ぜひ次の機会に!

それにしても会場のギャラリーは寒かった~。
人生初、コート羽織ったまま弾きましたわ。

打ち上げはファミレスでご飯食べたあと華の湯へ。
とにかく温いとこ行きたかったのです(笑)



(撮影:関花代、コーダイくん、バブルス)

12.18『Willie in NAGAOKA!』

2011-12-28 | 日記


18日は長岡のラテンバールROJOでウィリーのライブを楽しみました。

友達の仲間ってことで僕は広報を引き受けました。
ほんと大勢の人に来てもらって嬉しかったです。

ウィリーはカホンに腰かけてギターまたはキーボードで弾き語るというスタイル。

カホンを初めて観たのは90年代初めの頃で、パコ・デ・ルシアのライブ映像からだった。
だからてっきりフラメンコの伝統楽器だと思ってたけど、それは僕の勘違い。
元来、ペルーの民族楽器なんだって。
1970年代、パコがラテンアメリカ・ツアーに行った際、ペルーのカホン奏者カイトロ・ソトからカホンをプレゼントされたことが他ジャンルへの伝播のきっかけなんだそうです。



この晩、ウィリーは自作曲を中心に、ウェイラーズのナンバーや最近歌詞にハマッたという「はじめてのチュウ」など、休憩をはさみつつたっぷり歌ってくれた。
僕のフェイヴァリッドは、好きな娘に捧げたという曲。You're my princess♪って切々と歌うところがとにかくよかった。

終盤は客席からジャムセッションがリクエストされて、僕もギターで参加。
思ってもみないことだったんだけど、ハッピーピープルのおかげですっごく盛り上がったのでした。

久しぶりにファンクな感じでキメてみたよ!


ウィリーに同行して御前崎からやってきた宇宙コーポレーションのムネオくんもすっごくナイスな感じで、なんとも笑顔あふれる夜でしたなー。

翌日、ウィリーやムネオくん、トモちゃん、カナ、ヤーマンと長岡造形大学の学食でランチ。
長野へと向かうウィリー達とは残念ながらこれでお別れ。
あー今から再会が待ち遠しいネ!

【12.25 スズラン・ミュージック・ストリートのご案内】

2011-12-23 | GIG Alerts
12月25日(日)【スズラン・ミュージック・ストリート】

仲良しご近所店舗、CAFE&JAZZNACK 郭公とJazzCafe音食(ねじき)の合同企画!

徒歩1分圏内の二店舗同時開催ライブを合同チケット制でお楽しみいただきます。移動自由!

[前売] 2,000円(両店共通フリーパスチケット)

※チケットのご予約は各会場へお願いします。

郭公:0258-36-4453 ねじき:0258-36-7655


[出演]

CAFE & JAZZNACK 郭公長岡市東坂之上2-3-1 磯部ビル2F
(0258-36-4453)

15:00~:JSG Sisters(Gospel)

[JSG Sisters(JSGシスターズ)]
2011年5月にジョイフル・スプリング・ゴスペル・クワイアのメンバーで結成した長岡市を中心に活動するゴスペルグループ。南部アメリカのゴスペルからトラディショナル、コンテンポラリーなど幅広く歌っています。メンバー: jennu, kiyo, masako, mayumi, hiromi, mito, Betty, 若菜 の8名です☆

16:10~:小林みつお

16:50~:倉井千秋(vo,g)

[倉井千秋]
新潟県長岡市出身、噂の超新星シンガーソングライター。幼い頃から音楽に親しみ、大学の軽音サークル活動を皮切りにライブを開始。その後カリフォルニアやオーストラリアへの留学、旅の中で、歌う。2010年7月、ふるさと新潟に戻り、カフェ、レストランでのライブや他アーティストとの共演など、本格的に活動を始めます。2011年6月、日本に勇気を!とメッセージソングだけを集めた手作りmini album『Chiaki in Ballads』を発表。心の奥底から搾り出す歌声が、圧倒的な存在感を示すと同時に人々の共感をも生んでいます。ジャンルとしての、というより、字義通りの"ソウルシンガー"。この日はベーシスト石綿亮をサポートに迎え、ギター弾き語り+1というスタイルでお届けします。

18:00~:稲田伸太郎(vo,g)イリエカズヲ(g,per)

[稲田伸太郎]
新潟県長岡市出身。ブラジル流ギター奏法=バチーダの名手であり、幻想詩人であり、先鋭的な音楽性を内包する奇才シンガーソングライター。90年代中頃より東京で活動、1996年、ギタリスト、プロデューサーの佐々木啓仁とのユニット「クラックポット」を結成し日本コロムビアより一枚のアルバムと3枚のマキシシングルをリリース。2001年、新潟へ。ガットギターによるソロ弾き語りスタイルでの演奏活動を開始。2005年ハピネスレコード『TOKYO BOSSA NOVA ~madeira~』に稲田伸太郎名義で参加。2008年、直島レコードのコンピレーションCD 『V.A. / JANT.』 、アズールレコードのボサノヴァカヴァーアルバム『Sonho~Evergreen Bossanova』に参加。かすかに甘く涼やかな唄声は皮膚を撫でる風にもたとえられます。 2011年11月09日、kerenworksよりソロアルバム『R351』をリリース。このアルバムは、稲田が2001年に突如東京を離れ、地元新潟で演奏活動を再開するまでの5年に及ぶ沈黙期間に書かれた曲を中心に収録、R351(国道351線)というタイトルが示すように、稲田の生まれ故郷である新潟の地方都市を舞台にしたものです。

※『稲田伸太郎/R351』は下記でもお求めいただけます。
http://tower.jp/artist/1971168/


JazzCafe音食(ねじき)
長岡市東坂之上2-1-2 末広ビル2F
(0258-36-7655)

15:00~:おばんざい

[おばんざい]
佐藤隆雄(Sax、clarinet)と斎藤弘靖(guitar)のユニットおばんざいは、県内各地でライブ活動をするアコースティックDuo。Jazzからポップまで幅広くカバーし独自のスタイルでプレイする。斎藤弘靖(guitar)…県内では珍しいフィンガーピッキングスタイルで1人でベースラインからパーカッション、バッキングからソロまでやってしまう。たまに気が向いた時にやるボーカルもなかなか味がある。佐藤隆雄(Sax、clarinet)…TWE BigBandのバンドマスターを20年こなしながら様々なスタイルのバンドに参加しJazz、ポップ、ラテンなどいろんなエッセンスを吸収し現在のスタイルを形成する。たまにドラムやパーカッションもやるマルチプレイヤー。

16:20~:葱女(Neghigio)
高野友貴(pianica) 小出紗重子(p)

17:50~:すずらんスペシャルJAZZバンド
細木久美(p), 阿部国男(b), 板井正行(ds)




12.17『キャラメルママ』

2011-12-22 | 日記
第三土曜日恒例のキャラママセッション...しかーしこの日はいつもと違い、店主のみどりさんが歌の教室仲間と歌を披露。
そして僕は伴奏したった。
リハでは若干心配だったけど、本番が一番うまくできました。
MCをあれほど嫌がっていたのにどうしてどうしてみどりさん、うまい。
さすがこの店の女帝である。
ご満悦の証拠に、いつも演奏料代わりにいただく1杯が、2杯に増えたったよ。

まったくの素人に伴奏つけるとき、真価が問われる。
実に勉強になったのです。

この日はお客さんが50人以上いらっしゃって、いくら店主が歌うといっても人気あり過ぎだろと思っていたのだが、理由がわかった。
この次にベリーダンサーのりょうりょうが出演するという噂を聞き付けたのだ。
それはそれはセクシィで見事なダンスだった。
それになんといってもあの目ヂカラ、超やばいです。

りょうりょうの出番のあとは、斎藤くんと二人でギターデュオ。
悪くはなかったが、ベリーダンスのときのような熱気はもはや望むべくもなかった。。。むむぅ、来年は負けないぞ!りょうりょう!


日記『Brandon Ross / Stomu Takeishi Liv e in Tokyo on Dec 14, 2011 (Special Guest: Sotoyama Akira)

2011-12-16 | 日記
戦前ブルーズ、ロフトジャズ、ドビュッシーを繋ぐアヴァンギャルド王子、来日。

ブランドン・ロス(Brandon Ross, guitar, voice)が相棒のツトム・タケイシ(acoustic bass guitar)を伴って来日。
きのう、スペシャルゲストに天才パーカッショニスト外山明氏を迎えた「青山 月見ル君想フ」公演を観に行ってきました。

ブランドンはナイロン弦を張ったソプラノギターとスティール弦を張ったアコースティックギターを6対4の割合で演奏。
ツトムさんはクラインの5弦エレアコベースですが、これが60年代のゲイリーピーコッックを彷彿とさせる生々しい音色!(もちろん弾き手がすごい)
この楽器、テイラーから同タイプのものが発売されていたと記憶してます(ベーシストの方は要注目ですね)。

そしてステージの背景には、この店のトレードマークである大きな大きな満月が。

奏でられたのは、音を使った美術作品と申しましょうか、詩と申しましょうか。

ほとんどがテンポ・ルバートですが、そんなことは問題じゃなくて、もっとこう、より大きなまるいものに包まれているような。

僕はまるで自分が木の葉か雪片になったかのような錯覚をおぼえたのでした。

ときおりブランドンは歌うのですが、歌詞に耳を傾けてみると、その内容はとてもとても激しい詩。
しかし、声はあくまで清らかで、天使のようです。

自らの音楽に関するブランドン・ロス自身の言葉を紹介します。

「コードやスケールに基づかない、つまり音程やハーモニーを使って即興するという、とても自然な表現で、民俗音楽に由来するものだ。スキップ・スペンスがやってるようなこと、つまり“身振り(Gesture)”を使ったものなんだ。モダンな楽器を使っているんだけど、古いサウンド、空間を感じさせる響き…つまり、深さ、サイレンス、演奏についてのコンセプト、音楽と響きや音色の関係といったことを念頭に作曲した」(リーダー作『コスチューム』ライナーノーツより)

終演後、ちょいと楽屋にごあいさつ。

「そとやまさーん」
「おー、エリイくんじゃないか!入って入って。」
(「イ」と「エ」が逆転する長岡弁の話を憶えておいでの外山氏、ありがたいことにブランドンに紹介していただきました。)

「ブランドン。紹介するよ。エリイだよ。」
「やあエリイ。はじめまして。」

そとやまさんのおかげで僕の名前はエリイに決定・・・まぁいいか。

この日の感想をブランドンに伝え、アルバムの話、ツトムさんの音の話、その他楽器談義、音楽談義などなど。
ほんの短いあいだでしたが、ブランドンと直接語り合うことができてとても楽しかった。

そして伝えたかった「あなたは世界の音楽を変えた」ということばを本人に直接届けることができ、たいへん嬉しく思いました。
(Cassandra Wilsonの有名な2枚のアルバム"Blue Light 'til Dawn"と"New Moon Daughter"でブランドンがみせた革命的なアレンジが世界中の音楽に与えた影響の巨大さについて、音楽家は思いを馳せると思います。)

あ、そうそう、次回来日時は、あの大きなクラインアコースティックをぜひ持参したいとゆーてました。

おまけ。
所有するブランドン・ロス関連アルバム13枚。

▼Brandon Ross名義:

"Costume"

▼Harriet Tubman名義:

"I Am a Man"
"Treasure Hunt for the Prototype"

▼Cassandra Wilson名義:

"Blue Light 'til Dawn"
"New Moon Daughter"
"Glamoured"

▼Henry Threadgill名義:

"Spirit of Nuff...Nuff"
"Too Much Sugar for a Dime"
"Carry the Day"
"Makin' a Move"
"Where's Your Cup?"
"Everybodys Mouth's a Book"
"Up Popped The Two Lips"

▼Kip Hanrahan名義:

"A Thousand Nights and a Night (Shadow Night - 1)"

つまり僕は大ファンなのです。