イリエカズヲBLOG Irie Kazuo's Blog

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4.29『長岡音楽食堂』

2011-04-30 | 日記
千葉の音家からようやく弦が届いたのでコンビニまで受け取りに行く。
最近の宅配便は不在票を受け取ったあとにオンラインからブツの受け取り場所を指定できるから便利だ。
コンビニの棚に並んでる100円セールのおにぎりを眺めしばし迷うが、結局松キッチンにメシを食いに行くことにした。
松キッチンはその店名からも窺い知れるように、長岡B級グルメの元祖「洋風カツ丼」を生んだ「小松パーラー」直系の洋食屋だ。
などと振っておきながら、食べたのは茸類のかおりがナイスなカレーライスだった。
そうそう、例のドーナツお持ち帰り一個50円で売り出し始めた模様。



食事後ジャズカフェ『ねじき』へ移動し、友人達の新バンド「Lian」を堪能。
細木紀克(tp,flh)南雲麻美(ss,as)細木久美(p)「あんそにい」こと渡辺貴行(b)板井正行(ds)という、新潟を代表する人気プレイヤー揃い、店内は超満員。
特に印象に残ったのは、ハービー的洗練アレンジと、最近アーティキュレーションの変化著しい細木久美のピアニズム。
半音上オルタードのアプローチが鮮烈だった。
終演後にベーシストのあんそにいとしばし機材談義、店主の修さんと秘密の打ち合せなどしていったん帰宅。



ギターの弦を張り替え、音楽食堂に向かったのは夜10時半だった。
この日音楽食堂はオネチャンをPAオペレータに「すなっく音楽食堂FINAL」と銘打った企画。
何がファイナルなのかは置いといて、久しぶりの大盛況、懐かしい顔もあちらこちらに見える。
特に懐かしかったのが、同じ中学出身でギタリストの平沢メガブー
奴こそはコルトレーンの「バラッド」とウエス・モンゴメリーの「ジ・インクレディブル・ジャズ・ギター」をカセットテープに録音し、このおれに提供した張本人である。
互いに違う高校に通いながらスペシャルバンドを結成し、一緒に地元の大学の学園祭に出演したことも懐かしい思い出だ。



その彼とともにステージにあがった。
メンバーは他に、見附市のドン阿部泰比古(as)、ねじきから合流した五泉市のドン渡辺貴行(b)、そして一昨年の青空キャンプでも共演した内山二夫(ds)
要はギター二人を除けば吉田睦(vo)でお馴染み「Sekt」のメンバーだ。
ぶっつけ本番、打ち合せなしで「ソフトリー~」を基にしたファンクチューン、そして「フィール・ライク・メイキン・ラブ」の2曲を演奏。
うろ覚えのコード進行をごまかしつつ(笑)楽しく演奏できたように思う。
思いの外、万雷の拍手をいただいたりなんかして、嬉しかった。
普段独り演奏の機会が多いおれだが、こういうとき「バンドってええなあ」と思ってしまうのだった。



追悼:Phoebe Snow

2011-04-27 | 日記
2011年4月26日、不世出のシンガーソングライター フィービ・スノウが亡くなった。
享年58歳。若すぎる。

1974年のデビューアルバム"Phoebe Snow"

このアルバムの2曲目に収録されてるHarpo's Bluesの歌詞を自分なりに訳してみた。

"Harpo's Blues"は
亡くなった恋人(親友?)チャーリーに捧げた曲。
(LPの裏ジャケにチャーリーの写真があったように記憶している)

生前のチャーリーは決して口をきかないことで有名な往年のヴォードヴィリアン/俳優/コメディアンのハーポ・マークスに憧れていたのだとか。
そういうわけでこの曲には"Harpo's Blues"というタイトルがつけられたのだそうだ。

歌詞も、歌いっぷりも、やさしく、深い。
アルバムリリース当時の彼女はまだ22歳。
ちょっと信じられないですね。

痛みを伴う歌詞の世界を支えたパーソネルは次の通り。

アコースティックギター: フィービ自身
歌に寄り添うテナー: ウディ・ハーマン楽団で名を馳せたズート・シムズ
コロコロ鳴るピアノ: プリ・バップ期の名手テディ・ウィルソン翁
延びるベース: 後期ビル・エヴァンス・トリオでお馴染みのチャック・イスラエル


Phoebe Snow: Harpo's Blues

I wish I was willow
なれるなら 柳がいいな
And I could sway to the music in the wind
風の音楽にあわせて揺れていられるから

I wish I was a lover
なれるなら 恋人がいい
I wouldn't need my costumes and pretend
衣装を着て 演技する必要がないから

I wish I was a mountain
なれるものなら 山がいいな
I'd pass boldly through the clouds and never end
雲を突き抜け 毅然と立ち続けられるから

I wish I was a soft refrain
なれるものなら やさしいリフレインがいい
When the lights were out I'd play and be your friend
照明がおちたとき きみの遊び相手になれるから


I strut and fret
気取ったり イライラしたり
my hour upon the stage
自分の出番はいつもそう

The hour is up
ショーの後は
I have to run and hide my rage
いつも逃げ出してる この怒りを隠すために

I'm lost again
また迷ってしまう自分
I think I'm really scared
ほんとは怖いんだろうよ


I won't be back at all this time
でも今度という今度はもうやめにする
And have my deepest secrets shared
だから誰にも言わなかった秘密を打ち明けるよ


I'd like to be a willow a lover
なってみたいんだ 柳に 恋人に
A mountain or a soft refrain
山に やさしいリフレインに
But I'd hate to be a grown-up
もう大人びたふりはしたくない


And have to try to bear my life in pain
耐えていかなきゃ 辛いだけのこの人生を
And I have to try to bear my life in pain
耐えてかなきゃ 痛みだらけのこの人生を





【告】5.29『春の祭典』 -- 鹿/稲田伸太郎+イリエカズヲ LIVE at 音食

2011-04-23 | GIG Alerts
タイトルをどうしようかと思い、この日が何の日かWikipediaで検索。
チョモランマ人類初登頂記念日、美空ひばりの誕生日、
更にはこんにゃくの日
結局、1913年同日のストラヴィンスキー『春の祭典』初演にちなみ

■『春の祭典』 
鹿/稲田伸太郎+イリエカズヲ LIVE at 音食


会場:長岡 Jazz Cafe 音食(ねじき)
出演:鹿(Ex.鹿ライオン)/稲田伸太郎+イリエカズヲ
日時:2011.05.29(日)17:00~
料金:前売/当日共 2000円(1ドリンク付)

お問合せ:Jazz Cafe 音食(ねじき)
〒940-0066
長岡市東坂之上町2-1-2末広ビル2F
TEL: 0258-36-7655
営業時間:PM3:00~11:00
(第1,第3月曜日定休)

稲田伸太郎web
イリエカズヲblog



【告知】2011.04.16(Sat) たつまき堂/キャラメルママ

2011-04-15 | GIG Alerts

 
【限定45人スペシャルライブ】

4/16(土)18:00~22:00
■主催/会場 長岡市たつまき堂
イリエカズヲ飛び入り出演させていただきます。
※早目の時刻になると思います。

■料金 2500yen
(半分はアーティストに半分はチャリティーに)

■出演
ゆうぞうさん
PHOKA&KEIHO
一二三

■プレゼント
見附市の「越後の地酒家 やまさく商店」から
春の日本酒をいただきまして試飲会を開きます。
&
会場を彩る「ハッピー不思議植物園」さんからは
イベント終了後にデコレーションで用意した
お花のプレゼントがあります。

■お問合せ: t_m_d@beige.plala.or.jp
■詳細はこちら→ 「たつまき堂」店主のブログ

たつまき堂のあとは…

キャラメルママに場所を移し、毎月第三土曜恒例の
オープンマイク&ジャムセッションに参加します!