イリエカズヲBLOG Irie Kazuo's Blog

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同期会とハグロトンボ

2013-08-11 | 日記
きのう夕刻、長岡に到着。49ersで高校同期会に出席。
30数年ぶりに逢うかつての同級生達の見た目は…意外に変わっていなかった(笑)
むしろ49ersのモトキやカバちゃんに驚愕の表情でみられるのが妙に照れ臭く。

実のところクラスメイト達との思い出をあまり持っていない。
その理由のひとつに、そもそも僕が普通の皆さんより一年遅れて高校に入学している、というのがある。
あの当時、僕のようなイレギュラーな人間をどう扱ったらいいのかわからない同級生達の困惑を、とりわけ一年生の頃など肌で感じていた。

僕は僕で学校生活よりはむしろ近所の楽器店に入り浸る毎日。
何も買いもしないくせに毎日やってくる高校生に呆れた店長は、僕に非売品のギターをあてがった。
僕は毎日そのギターを店内で弾き倒し、夜になれば住み込み店員の部屋を訪れ、数千枚のレコードコレクションをとっかえひっかえ聴かせてもらった。
深夜のスタジオで延々とジャムったことも何度かある。
僕にとってあれはもうひとつの学校と呼んで差し支えないと思うのであります。

同期会は煉瓦亭ヘ流れたのち分散、僕は精神科医Y子、N夫婦とジャズカフェねじきで談笑。
ハイソのリードトランペッターだったNご持参のビッグバンドLPを聴いたり、夭折した先輩Yさんの思い出をY子と語り合ったり。
そもそもY子が医学の道を志したのはYさんの死がきっかけだ。
思い出が少ないと書いたけれど、少ないなりに濃いものがあるとあらためて気づく。
そしてようやくお開き。

初参加の同期会は発見が色々あり、来てよかった。
なんでもそうだが思い込みは禁物だよなぁ。

さて、同期会はお開きだったけど、ねじきではピアニスト小出さえこ様、鍵盤ハーモニカ奏者ファミ子ちゃん、そしておばんざいのドラムくんに遭遇。
お腹が空いたとおっしゃるファミ子ちゃん、それじゃあ、とRADIOヘ向かう。
この時点ですでに相当酔っ払っており、たまたま居合わせた女子会に面識もないのにギターを持って割って入る悪乗りっぷり(汗)

その後はSAVOYへ。
もう本日はヘロヘロゆえお誘いのあった屋外流しそうめん大会をパスさせていただいた。

朝、アオーレにいたら足元にやってきた珍しいトンボ(真っ黒な羽根とエメラルドの胴体を持つ)。
蝶のようにひらひらと舞うそれはハグロトンボというらしい。
写真に撮ってみたかったけれど、何度ケータイを向けてもその瞬間少しだけ移動してしまう。
自分が美人と知ってるみたいだった。