一国の総理がコメ5㎏4000円台は高すぎる
3000円台にすると国会答弁で
3999円も3000円台だが
白米5㎏2000円くらいだったものが4000円オーバーは高すぎるというのだが
これってどう考えてもおかしなことです
意図的に高くなっているのではない
このブログで何度も指摘していますが、単純に消費量に対して供給量が不足しているのです
全農という集荷団体が6年産において集荷量がその前年に対して21万トン少なかった
だから、その米がどこかに隠されているとか、スタックしているとか大臣が真顔で言っているのには呆れた
大規模農家中心に売り先は自分で決めます
コメは1年に1度しか収穫出来ません
報道は生産者である農家と消費者価格のことばかりやっている
米を扱う専門業者は得意先に対して年間安定供給することが役割であり重視していることでもあります
「在庫」をどこが持つか?
「資金」をどう手当てするか
当然のことながら次の年度のコメが出るまでの予定を立てて業務を行っているのです
5年産足りず、6年産早食いしました
月50万トンくらい食べてしまいます
それが押せ押せで今日に至っています
6年産はどんどん消費しているので在庫はどんどん少なくなっています
政府は備蓄米を放出することを決め
米卸、米精米会社に出すのではなく、集荷団体に売却しました
しかも、1年以内に同量を返すという条件付きで
業界関係者はそんなこと1000%無理と言ってました
まったく現状わかっていない
来週5月末に出す予定だった備蓄米は一旦中止
入札でなく、随意契約で安く出すのでしょう
売却先も広げるでしょう
しかし、政府で出来ることはそこまで
4年産と3年産の古古古米を出すということ
6年産はありません
7年産は6年産同様早食いします
価格も6年産より上がります
なぜ、コメだけがこんなに政府まで価格にこだわるのか?
価格というものは自由経済においては市場、、マーケットが決めるもの
コメの価格、30年安いままでした
安い時に政府はなにか手を打ったのでしょうか?
メディアも安い時にこれでは産業として成り立たないと言ったのでしょうか?
モノの価格というのは「安い時」もあれば「高い時」もあるのです
高いのはいけないと一方的に言うのもおかしなもの
だと小生は思います
以上は総論の話し
個別経営問題は別です
農業者もそうだし
コメ販売会社もそう
どこのどういう顧客になにをいくらでどう提供するか
それは個別の経営戦略であります