会社経営の話し
たいていの会社は競合があります
自社独占、生産あるいは販売という会社は少ないでしょう
お米業界のことで恐縮ですが
令和の米騒動以降、それぞれの会社の立ち位置で状況がまるで違います
不足気味
足りない
価格暴騰
農水省発表では11月の相対取引価格、全銘柄平均価格(60㎏・税込)23,961円とのこと
税別にすれば22,186円ということになります
一方、スポット取引相場はまだまだ上昇している
12月直近では1俵3万以下の1等米はない
宮城ひとめ32,000円、福島中通りコシヒカリ33,000円、茨城コシヒカリ33,000円。
それぞれ税別置場価格なので別途運賃かかる
1俵1万円以上の差があります
スポット取引でどれだけの数量が売買されているのか?
もちろん、弊社ではそういうもの買わない
全体数量からみればたいした数ではない
が、
相場は相場
年間分足りないと予測している会社、あるいは先の仕入見通しがない会社は「買い」に入るしかない
今までの取り組みのやり方で大きな開きが出たことになります
弊社直営小売店の数字ですが、
11月実績みると売上では前年同月比151%ですが、お買い上げ単価(客単価)でみると108%
売価はそれほど値上げしていないことがわかります
お客様の数、客数が増えています
米騒動の時に初めて来店したお客様が「おいしかったのでまた」という人が多い
お米がこんなに食味が違うなんて驚いた
弊社の場合、仕入は特定の生産者及びそのグループがほぼ全部
市中から買い付けることはない
なので、仕入れられた数量しか販売出来ない
来年の収穫期まで計画的に販売しなくてはいけない
自社の立ち位置
自社のポジショニング
それをはっきりさせることが大切です