そういう議論が盛んに行われるようになりました。
会社ごと売買するということもM&Aという言葉で表されるようになり、未上場の会社でも行われるようになりました。
上場会社の子会社などは普通に行われています。
会社は誰のものか?
株主、役員、社員、仕入先、取引先、得意先(お客様)、銀行、などなど・・・。
商法上、株式会社は株主が支配者ということになりますね。
しかし、株主だけでは経営は出来ません。
しかし、しかしですが、株式の三分の二、あるいは過半数、あるいは重要事項の拒否権がある三分の一とか権利が変わります。
だから会社は株主のものという論理が出てくるのです。
日本の大手商社のやり方をみていると一番良く分かります。
株式を手に入れる。
実質支配下に置く。役員を派遣する。
そして、商品取引を発生させ売上利益を作る。
先輩社員の行く場所を作るという意味合いも大きくありました。
以前はでたらめに子会社を作り「仕事場」を作っていましたが、ルールが厳しくなり、赤字が1期、あるいは2期連続でイエローカードとか、3期では即刻レッドカードとかになりましたので以前のようなデタラメは少なくなりました。
小生は会社の真の支配者はお客様だと思っています。
(バランスシートに載っていないお客様が財産です)
さて、会社の目的とはなんでしょうか?
経営理念はなぜ必要なのでしょうか?
会社とは人間が運営しているものですね。
人間には『想い』というものがあります。想いの強さや想いの集合体が組織を作るのだと思うのです。
金のためだけに働く。これを労働と言います。
できればしたくない、やらされているというイメージが強いですね。
仕事はやらされていれば疲れます。
好きなことは何時間していても疲れません。
仕事を好きになるか、
好きなことを仕事にすれば疲れません(こっちがオススメ)
ここでは中小零細企業、中堅企業を対象にして書いています。
数の上では圧倒的多数が「同族経営」の会社です。
同族会社とは↓
同族会社とは、株主等の3人以下とこれらと特殊の関係にある個人や法人が所有する株式の総数又は出資の金額の合計額が、その会社の発行済株式の総数又は出資金額の50%以上に相当する会社をいいます。 ・株主等とは株主又は合名会社、合資会社若しくは有限会社の社員その他法人の出資者をいいます。 ・特殊の関係にある個人
① 株主等の親族(配偶者,子供,孫,兄弟,親等)
② 株主等と事実上婚姻関係にある者
③ 株主等の個人の使用人
④ ①~③以外の者で株主等から受ける金銭等で生計を維持している者
⑤ ②~④の者と生計を一にするこれらの者の親族
・特殊の関係にある法人~株主等が発行済株式の総数の50%以上の株式を有する会社
こんなふうに定義されています。↑
要は、個人と会社の目的が近いというところが多いことを言いたかったわけです。
経営理念も昔の日本の会社はシンプルだった。
品質第一
信用第一
顧客第一
第一があれば第二があるわけで、何を一番に据えるかで意気込みが伝わるというものです。
利益第一であれば分かりやすいでしょう。
利益を上げるためには何をしてもよい。優先順位の一番ですからね。
工事現場の標語。
安全第一というのが多いですね。
そういうことを整理するする必要があるのでは。
ある経営者から連絡をもらいましたのでちょいと書いてみました。
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