市川稔の米(マイ)情報

在庫が重たい

お盆を過ぎたら秋のムードになります。


昨日(8月13日)にBBQの用品など買い出しに行ったら新米販売していました。

宮崎コシヒカリ、鹿児島コシヒカリどちらも税込5kg1680円のプライスが付いていました。

ちなみに一番安い米は25年産北海道きらら397で税込10kg2680円かな。

逆に一番高い米も北海道でゆめぴりか税込5kg2488円だったような。

(同じ北海道で値段が約倍)

山形つや姫は2kgパックしかなかった。もう数量がないのだろう。


お盆のこの時期に出ている新米はまだ本格的ではなく。

東京・神奈川の大消費地ではこの後千葉の米がたくさん入る。

ふさおとめ、ふさこがね、コシヒカリと続く。

茨城のあきたこまち、コシヒカリも続いて一斉に出回る。


真夏の暑い時期に収穫した米は「新米」というだけでうまみに濃くがありません。

また、昔というかかなり前は「新米」を売り出すと飛ぶように売れましたが、現在はそういう反応は少ない。


専門家の目からみても、とれたての新米より、年を越したというか、冬を越したあたりの米が一番うまいと思う。


キチンと低温保管してあれば一年経過しても食味の落ちはほとんどない。

かえって熟成されてうまいほど。



ところが、一般流通では新米が出たら前年産のコメは売るのが大変。

一般消費者向けでは前年産の銘柄米を同じように売場には並べてもらえない。

ブレンドも表示の問題あるから難しい。

ネットショップでは売れる。

売り場の棚割りの心配もないし。




コメは在庫問題と言い続けていますが、


ここにきて、この時期になって、


北海道の一番人気銘柄と山形が誇るブランド米の大量売り物があり・・・



どちらも人気銘柄でコメ余りの中で唯一足りないコメであります。



なぜ?


どうしてこの時期まで?



値段の高い米はつぶしようがありません。

あとひと月の命。

命という意味は価格という価値が落ちるということ。


持っている会社は不良在庫になり、売れば多額の欠損が出る。

小さい会社なら資金が回らない。




コメの価格はどこでどのようにして決まるか、あるいは決めるか。


業界団体でも新しい米市場を創り需給にあった米相場を作ろうと模索しているようです。


最後は「在庫リスク」をどこが持つかということにつきると思います。



小生の会社のような小さなところでも在庫リスクは大きな問題です。


一年かけて生産者と協力、連携しながらやっていきますが、次の新米が出る時にぴったりというわけには行きません。


程度の差はあれ、足りないか余るかどちらかです。


その点、実需を持っていると強い。


弊社はおむすび屋チェーンもありますので、そういうところで上手に使って行くことが可能です。



いよいよそういうシーズンに突入してまいります。

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