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なでしこジャパン、フランス旅行、ヨーグルト手作り、ホストファミリー体験談、英語・TOEIC、血糖値改善体験談などの紹介

FIFA女子ワールドカップ2019の1次リーグ組み合わせ決定! なでしこは D組

2020-04-17 14:05:28 | サッカー女子ワールドカップ
2018年12月8日パリでFIFA女子ワールカップ2019フランス大会の1次リーグ組み合わせ抽選会が実施され参加24カ国の対戦相手が決まった。なんとくじ引き担当の一人は宮間あやさんでした。
我らなでしこジャパンのファンにとって早く知りたい点は
  • 楽な組み合わせとなったのか
  • 「死の組」に入ってしまったのか
  • 決勝トーナメントへの進出の可能性は高いのか
上記の3点について寸評しますが、出場国と組み合わせ抽選結果から見ていきましょう。 


出場24ヵ国の出場回数・前回大会成績・最新FIFAランキング

(最新FIFAランキングは2018年12月7日発表より)

開催国枠

国 名
回数
前回大会
最新ランク
フランス
4
ベスト8
3
                                                                                                                         
ヨーロッパ

国 名
回数
前回大会
最新ランク
イギリス
5
3位
4
スコットランド

20
ノルウェー
8
ベスト16
13
スウェーデン
8
ベスト16
9
ドイツ
8
4位
2
イタリア
3

16
スペイン
2

12
オランダ
2
ベスト16
7

アジア

国 名
回数
前回大会
最新ランク
日本
8
準優勝
8
オーストラリア
7
ベスト8
6
中国
7
ベスト8
15
タイ
2

29
韓国
3
ベスト16
14

アフリカ

国 名
回数
前回大会
最新ランク
ナイジェリア
8

39
南アフリカ

48
カメルーン
2
ベスト16
46

北中米カリブ海

国 名
回数
前回大会
最新ランク
アメリカ
8
優勝
1
カナダ
7
ベスト8
5
ジャマイカ

53

南米

国 名
回数
前回大会
最新ランク
ブラジル
8
ベスト16
10
チリ

38
アルゼンチン
3

36

オセアニア

国 名
回数
前回大会
最新ランク
ニュージーランド
5

19



1次リーグ組み合わせ抽選結果 

FIFA女子ワールカップ2019フランス大会の1次リーグ組み合わせ抽選のポット割り振りは下記の通り(前回と大きく違った)
  • ポット1 FIFAワールドランキング 1位~  6位
  • ポット2 FIFAワールドランキング 7位~13位
  • ポット3 FIFAワールドランキング14位~29位
  • ポット4 FIFAワールドランキング36位~53位
ポット1から順番に引いてグループを決める
但し、ヨーロッパを除きシード国と同じ大陸連盟に所属するチームはシード国と異なる組に入る(これは前回と変わらなかった)。
例えば、日本はオーストラリアと同じ組には入らない。
グループ分けは下記のとおりとなった。 

グループA               グループD 
  
フランス
開催国枠
イングランド       
シード国
韓国
アジア
スコットランド
ヨーロッパ
ノルウェー
ヨーロッパ
アルゼンチン
南米
ナイジェリア
アフリカ
日本
アジア

グループB               グループE

ドイツ                  
シード国
カナダ               
シード国
中国
アジア
カメルーン
アフリカ
スペイン
ヨーロッパ
ニュージーランド
オセアニア
南アフリカ
 アフリカ
オランダ
ヨーロッパ

グループC               グループF

オーストラリア
シード国
アメリカ               
シード国
イタリア
ヨーロッパ
タイ
アジア
ブラジル
南米
チリ
南米
ジャマイカ
北中米
スウェーデン
ヨーロッパ



シード国予想は80%的中!

  • FIFA女子ランキングが2018年9月時点と
  • 今回シード国決定のベースとなった最新(2018年12月7日発表)の
  • FIFA女子ランキングに大きな変化がなかった
  • しかし、ポット1~4への割り振りは
  • 大陸別でなく最新のFIFAランキング順に変更となった
そのため80%的中となってしまった。


なでしこジャパンは イングランドと同じD組

我らなでしこジャパンはイングランド(イギリス)と同じD組に入った。
D組入ったチームのFIFAワールドカップランキングは、

イングランド  4位
日本      7位
スコットランド 20位
アルゼンチン  36位


比較的楽な組に入った

さて冒頭に書いた気になった3点について寸評しよう。
宮間あやさんがくじを引いたが比較的楽な組に入ったので安心はできないが「死の組」ではない

今回の抽選は
  • 出場24カ国を
  • 最新のFIFAランキング順に
  • ポット1~4に割り振ったため
  • 死の組はできなかった
非常に分かりやすく納得のいく抽選方法だったと思う。


A組~F組:決勝トーナメント進出予想 寸評

決勝トーナメントへの進出の可能性に関しては詳細に分析する必要があるが寸評だけしておこう。 

A組:フランスと韓国が決勝トーナメント進出
  • フランス、韓国、ノルウェーの争いとなるだろう
  • 11月日本とノルウェーの親善試合(4-1で日本の勝利)を見る限り
  • 韓国の方がノルウェーより上とみる
B組:ドイツとスペインが決勝トーナメント進出
  • ドイツ、中国、スペインの争いとなるだろう
  • スペインについての情報が少ないが
  • スペインが2位通過になるだろうとみる
C組:オーストラリアとブラジルが決勝トーナメント進出
  • オーストラリア、ブラジル、イタリアの争いとなるだろう
  • ブラジルの方がイタリアより地力があるでしょう
D組:イギリスと日本が決勝トーナメント進出
  • イギリス、日本、スコットランドの争いとなるだろう
  • 日本の方がスコットランドより上とみる
  • ただ、スコットランドは11月アメリカとの親善試合で負けたが 0-1
  • 日本は7月アメリカに2-4で負けている
E組:オランダとカナダが決勝トーナメント進出
  • カナダとオランダの2強というのが実態でしょう
F組:アメリカとスウェーデンが決勝トーナメント進出
  • アメリカとスウェーデンの2強というのが実態でしょう


まとめ  

FIFA女子ワールドカップ2019フランス大会の組み合わせ抽選結果を報告
各グループの決勝トーナメント進出予想国を寸評した。
我らのなでしこジャパンの組み合わせ結果は
  • 宮間あやさんのお蔭で比較的恵まれ
  • イングランドと同じD組に入った
私の見るところ決勝トーナメント進出の可能性は90%だと思う。
皆さんは、そのように予想されていますか?

【第1版】サッカーワールドカップ女子2019:日本・アメリカ・韓国・中国など優勝国予想!

2020-04-17 08:47:02 | サッカー女子ワールドカップ
FIFA女子ワールドカップ2019フランス大会開催まで残すところ7カ月。
12月8日にはワールドカップ・グループステージ(予選)の組み合わせ抽選会が開催される。
  • どの国がシードされるか
  • 組合せがどうなるか
  • 死の組に入ったらどうしよう
  • なでしこジャパンは優勝できるのか
不安と期待を抱きながら抽選結果を待つ今日この頃である。
ちょっと早い気もするが
  • FIFA女子ランキングTop10の国
  • 韓国
  • 中国
それぞれの国の代表チームの試合結果のデータを分析することでどの国が優勝するかを予想してみたい。

分析するデータは
  • Top10国との試合結果
  • Top10国との試合での得失点差
  • Top10より下位のチームとの試合の取りこぼし
それでは早すぎるが優勝国予想をご紹介します。


 FIFA女子ランキングTop10はどの国? 

2018年9月現在の最新Top10と韓国・中国のFIFA女子ワールドランキングは、
  • 1位 アメリカ合衆国
  • 2位 ドイツ
  • 3位 イギリス(イングランド)
  • 4位 フランス
  • 5位 カナダ
  • 6位 オーストラリア
  • 7位 日本(なでしこジャパン)
  • 8位 ブラジル
  • 9位 スウェーデン
  • 10位 オランダ
  • 14位 韓国
  • 15位 中国


分析1:2018年度のTop10国との試合結果 

  • 2018年度より古いデータを見てもあまり意味がない
  • 強豪国以外のチーム(下位チーム)との対戦結果を見ても参考にならない 
という理由で2018年度の強豪国との試合結果を紹介する

アメリカ

対戦国
試合結果
ドイツ
1-0 勝
フランス
1-1分
イギリス
1-0 勝
日本
4-2勝
オーストラリア
1-1分
ブラジル
4-1勝
カナダ
2-0勝
2018年度 5勝2分

ドイツ

対戦国
試合結果
アメリカ
0-1負
イギリス
2-2分
フランス
0-3負
カナダ
3-2勝
2018年度 1勝1分2敗
  
イングランド(イギリス)

対戦国
試合結果
フランス
4-1勝
ドイツ
2-2分
アメリカ
0-1負
ブラジル
1-0勝
オーストラリア
1-1分
スウェーデン
0-2負
2018年度 2勝2分2敗

フランス

対戦国
試合結果
イギリス
1-4負
アメリカ
1-1分
ドイツ
3-0勝
カナダ
1-0勝
オーストラリア
2-0勝
ブラジル
3-1勝
2018年度 4勝1分1敗

カナダ

対戦国
試合結果
スウェーデン
1-3負
日本
2-0勝
フランス
0-1負
ドイツ
2-3負
ブラジル
1-0勝
アメリカ
0-2負
2018年度 2勝4敗
  
オーストラリア  

対戦国
試合結果
日本
1-1分
日本
0-1負
ブラジル
3-1勝
アメリカ
1-1分
日本
2-0勝
フランス
0-2負
イギリス
1-1分
2018年度 2勝3分2敗

日本(なでしこジャパン) 

対戦国
試合結果
オランダ
2-6負
カナダ
0-2負
オーストラリア
1-1分
オーストラリア
1-0勝
アメリカ
2-4負
ブラジル
1-2負
オーストラリア
0-2負
2018年度 1勝1分5敗

ブラジル

対戦国
試合結果
オーストラリア
1-3負
日本
2-1勝
アメリカ
1-4負
カナダ
0-1負
2018年度 1勝3敗

スウェーデン

対戦国
試合結果
カナダ
3-1勝
イギリス
2-0勝
2018年度 2勝

オランダ

対戦国
試合結果
日本
6-2勝
2018年度 1勝

韓国 

対戦国
試合結果
スウェーデン
1-1分
カナダ
0-3負
日本            
0-0分
オーストラリア
0-0分
日本
1-2負
2018年度 3分2敗

中国

対戦国
試合結果
オーストラリア
0-2負
日本
1-3負
アメリカ
0-1負
アメリカ
1-2負
日本
0-1負
2018年度 5敗



分析2:Top10国との試合における得失点


代表国名
試合
得点
失点
得失点差
アメリカ
14
5
9
ドイツ
4
5
8
-3
イギリス
6
8
7
1
フランス
6
11
6
5
カナダ
6
6
9
-3
オーストラリア
7
8
7
1
日本
7
7
17
-10
ブラジル
4
4
9
-5
スウェーデン
2
5
1
4
オランダ
1
6
2
4
韓国
5
2
6
-4
中国
5
2
9
-7



分析3:2018年度取りこぼした試合数

いわゆる、Top10より下位のチームに負けた試合

代表国名
負け
分け
アメリカ
0

ドイツ
0
1
イギリス
0
1
フランス
0
1
カナダ
0

オーストラリア
2
3
日本
0
1
ブラジル
0

スウェーデン
2
1
オランダ
2
2



データに基づく強豪国代表チーム寸評 

上記の3種類の表などから推察。

アメリカ 
  • フォーメーションは 4-3-3
  • 攻守ともにずば抜けて良い結果を残している
  • 2018年度は無敗である
  • ただし、全てが自国開催試合(ホームゲーム)
ドイツ
  • フォーメーションは 4-4-2
  • 世代交代実施中
  • メンバーはいまだ流動的
  • 守備にやや課題がある
イギリス
  • フォーメーションは 4-5-1
  • 世代交代中
  • 経験値の少ない若手をベテランが補完
フランス
  • フォーメーションは 3-4-3 か 4-5-1
  • 世代交代中
  • アメリカに次いで良い結果を残している
  • 6失点の内4点は3月のイギリスとの試合
  • その後は無敗
カナダ
  • フォーメーションは 4-3-3
  • 守備力にやや課題がある
オーストラリア
  • フォーメーションは 3-4-3 か 4-5-1
  • 中堅以上の経験値の高いプレーヤが多い
  • 取りこぼしや勝ちきれない試合が目立ち安定感に欠ける
日本
  • フォーメーションは 4-4-2 か 4-5-1
  • 世代交代中
  • メンバーはいまだ流動的
  • 守備力に大きな課題がある
ブラジル
  • フォーメーションは 4-3-3 か 4-4-2
  • 守備力に大きな課題がある
スウェーデン
  • フォーメーションは3-4-3か4-5-1
  • Top10の試合が少ないので評価は難しいが得点力はありそう
  • ただ、取りこぼしが目立つ
オランダ
  • フォーメーションは4-3-3
  • 取りこぼしが目立つ
  • Top10との試合が日本戦だけで評価できない
韓国
  • フォーメーションは4-5-1
  • 得点力不足でTop10チームに善戦するも勝てていない
中国
  • フォーメーションは4-5-1か4-4-2
  • 得点力不足でTop10チームに善戦するも勝てていない
  • 守備力に課題がある


FIFA女子ワールドカップ2019での優勝国予想

順を追って説明しましょう。

予選ラウンドの第1ポット(ホスト国+シード5カ国)

下記の代表国チームと予想する。
  • フランス(ホスト国)
  • アメリカ
  • ドイツ
  • イギリス
  • オーストラリア
  • ブラジル
よって残り4カ国のTop10チームがこの第1ポットの強豪チームと同じ組
  • カナダ
  • 日本
  • スウェーデン
  • オランダ

「死の組」に入ると予選敗退の可能性もあり得るが、どの4チームにとっても
  • 決勝トーナメント進出は簡単ではないが
  • 「死の組」(Top10チームの内、3チームが同組)がに入らない限り
  • Top10の全チームが決勝トーナメントに進めるだろう
  • オーストラリアは下位チームに取りこぼしたとしても2勝1敗あるいは1勝2分で進めるだろう


決勝トーナメント(ノックアウト・ステージ)進出国の予想

あくまで「死の組」に入らないことを前提に
  • Top10チーム
  • 韓国
  • 中国
1敗したとしても順当に決勝トーナメントへ進むであろう。



ベスト8進出国予想

強豪国がつぶし合うのでどの国と対戦するかにもよるが可能性の高い国は
  • アメリカ
  • フランス
  • オーストラリア
  • イングランド
  • ドイツ
  • カナダ
  • スウェーデン
  • 残り一つの席を日本、ブラジル、オランダ、中国、韓国などのチームが争う展開


準決勝進出国予想

アメリカとフランスが準決勝まで当たらないという条件で
  • アメリカ
  • フランス
  • オーストラリア
  • イングランドかスウェーデン


決勝戦

上記のどの国も決勝戦に進出する可能性はある。
アメリカとフランスが準決勝で当たらなければ
  • アメリカ
  • フランス


優勝

はっきり言ってどちらともいえない。
  • 実力ではアメリカがやや上であるが
  • フランスは男子代表チームに続けということで
  • 地元の声援で大きな力を発揮するだろう
予想としては、アメリカが60%の確率で優勝


まとめ 

ワールドカップサッカー女子2019の優勝国を予想
予想する上での根拠となるデータは、2018年度のおける
  • Top10国との試合結果
  • Top10国との試合での得失点差
  • Top10より下位のチームとの試合の取りこぼし
死の組に入らないという前提で強豪国は全て順当に決勝トーナメント進出とすると予想。
そしてフランスとアメリカが決勝戦まであたらないという前提で優勝はアメリカとフランスのどちらかと予想。ややアメリカ代表チームの優勝可能性のほうが高いと予想 。

いかがでしたか? 皆さんも予想する事でW杯がより楽しみになりますよ!

11/10 MS&ADカップ なでしこジャパン対南アフリカ戦メンバーと試合結果

2020-04-14 08:54:37 | なでしこジャパン
11月10日(福岡・北九州スタジアム)に行われるMS&ADカップ2019日本女子代表の対戦相手が南アフリカ女子代表(fifaランク55位)に決定。そして南アフリカ戦なでしこジャパンメンバーが10月24日に発表された。

2019FIFA女子ワールドカップメンバーに復帰組の猶本光選手・増矢理花選手や初召集の浅野菜摘選手が加わった25名。カナダ戦のメンバーからは、高橋はな、宮澤ひなた、宝田沙織が選外。また、怪我で離脱のDF鮫島彩、GK平尾知佳が選外。  

それでは具体的にメンバーのプロフィール・代表歴・試合結果などをお伝えしましょう。


東京五輪に出場する(であろう)チームの11月の親善試合

超格下のチームと対戦するのは日本とアーストラリア
  • アメリカ 対 スウェーデン 3-2アメリカ勝利
  • イングランド 対 ドイツ 1-2ドイツ勝利
  • ブラジル 対 カナダ 4-0ブラジル勝利
  • ブラジル 対 中国 0-0 中国PK勝利
  • オーストラリア 対 チリ(37位) 2-1オーストラリア勝利
  • ニュージーランド(23位) 対 中国 0-2中国勝利
  • 韓国は予定なし


なでしこジャパンメンバー・代表歴・スタメン予想
  • 通算日本代表出場成績(カッコ内は2019年度成績)
GK

池田咲紀子(浦和レッズレディース)
  • 14試合1238分(0試合)
山下杏也加(日テレ・ベレーザ)
  • 29試合2542分(7試合630分)
浅野菜摘(ちふれASエルフェン埼玉)
  • 初招集
DF

熊谷紗希(オリンピック・リヨン/フランス)
  • 52試合4713分(9試合810分)
  • リーグ戦で途中出場が増えたのが気がかり
松原有沙(ノジマステラ神奈川相模原)
  • 2試合180分(2試合180分)
三宅史織(INAC神戸レオネッサ)
  • 17試合1258分(1試合14分)
土光真代(日テレ・ベレーザ)
  • 1試合22分(0試合)
清水梨紗(日テレ・ベレーザ)
  • 28試合2192分(10試合829分)
清家貴子(浦和レッズレディース)
  • 0試合
宮川麻都(日テレ・ベレーザ)
  • 6試合226分(6試合226分)
南萌華(浦和レッズレディース)
  • 7試合630分(7試合630分)
MF

中島依美(INAC神戸レオネッサ)
  • 51試合3595分10得点(10試合840分1得点)
猶本光(SCフライブルク/ドイツ)
  • 14試合595分(1試合7分) 
  • コンスタントに出場しているのが選出の理由らしいがここ2カ月間は殆ど出場なし。ケガ???
栗島朱里(浦和レッズレディース)
  • 0試合
籾木結花(日テレ・ベレーザ)
  • 27試合1132分9得点(6試合287分3得点)
  • 得点率抜群
長谷川唯(日テレ・ベレーザ)
  • 39試合2817分8得点(10試合749分4得点)
杉田妃和(INAC神戸レオネッサ)
  • 12試合941分(11試合923分)
三浦成美(日テレ・ベレーザ)
  • 13試合901分(9試合587分)
遠藤純(日テレ・ベレーザ)
  • 9試合346分(9試合346分)
FW

菅澤優衣香(浦和レッズレディース)
  • 40試合2067分10得点(8試合476分2得点)
岩渕真奈(INAC神戸レオネッサ)
  • 44試合2535分16得点(5試合374分2得点)
田中美南(日テレ・ベレーザ)→ケガの為
MF宮澤ひなた(日テレ・ベレーザ)へ変更
  • 31試合1747分9得点(1試合11分)
増矢理花(INAC神戸レオネッサ)
  • 19試合887分5得点(0試合)
小林里歌子(日テレ・ベレーザ)
  • 8試合351分3得点(8試合351分3得点)
植木理子(日テレ・ベレーザ)
  • 2試合10分( 2試合10分)

 
南アフリカ女子代表のプロフィール

非常に南アフリカに敬意を欠いた発言で申し訳ないが、南アフリカと戦って何のメリットがあるのだろう?アフリカ大陸から東京五輪に出場できるのは1.5チーム。ただ、0.5枠は大陸間プレーオフで南米チームに勝てばもう一枠出場できるようになる。ところが南アフリカは既に2次予選で敗退。まったくもって時間とお金の無駄となる無意味な試合。
  • FIFAランキン グ49位(前回より6ランクダウン)
  • なでしこジャパンは過去0勝1分け0敗
  • 19年W杯フランス大会でW杯初出場。1次リーグで敗退
  • 五輪は12年(ロンドン)と16年(ブラジル)。1次リーグで敗退
  • 東京五輪出場なし
 

期待値

  • 実力差+南アフリカの移動疲れによるコンディションを考慮すると少なくても 5-0でなでしこジャパン勝利
  • また、このくらいの差で勝利しないとFIFAワールドランキングポイント、4~5点の上積みができないのでTop10キープが難しくなる


試合結果 
  • 熊谷と菅澤の得点でなでしこジャパン2-0勝利
  • 得点で分かるように期待値よりかなり低いパーフォマンス
  • 両チームに言えたが、パス、クロス、シュートの精度・スピード感・ワクワク感・迫力に欠けた平凡な試合
  • 南アフリカは中盤でほとんどプレスをかけてこないのでなでしこジャパンは楽に攻撃を組み立てることができ終始ゲームを支配したが2得点止まり。しかも後半は無得点
  • バイタルエリアで一対一の勝負をほとんど仕掛けない
  • ミドルシュートもほとんどない
  • 超格下の相手に対してあまりにも決定力不足
  • ライバル意識をむき出しにして戦う本気度満点のE-1サッカー選手権が心配になる
 

日程・会場・放映
  • 11月10日12:45キックオフ
  • 北九州スタジアム
  • 日本テレビ系にて全国生中継 

 
おわりに 

召集メンバーを見て気付いた点が1つある。それは25名中9名が2019年度代表プレー実績が0分~15分未満という点。その9名を除いた16名が東京五輪に当確。この16名に今回ケガで外れたDF鮫島彩とGK平尾知佳を加えるとちょうど18名。かなりの確率でこの18名主体で12月のE-1サッカー選手権や2020年五輪前の大会に参戦するでしょう。

2019年W杯ではスタートに大失敗。メンバー固定時期が遅すぎてチームの完成度が不十分のままW杯を迎えた。その視点で見ると「東京オリンピックに向けてリスタート 」というJFAの言葉の裏に隠された真意が理解できる。

今回はいいスタートが切れた。チームの完成度は飛躍的にアップするだろう。なでしこジャパンの最大の強みである体力+完成度で間違いなく良い結果に結びつく。楽しみだ!

10/6 なでしこジャパン対カナダ戦の展望と試合結果

2020-04-13 12:44:30 | なでしこジャパン
日本サッカー協会は、9月20日14:00に10月6日の国際親善試合カナダ戦のなでしこジャパン代表メンバーを発表した。なでしこジャパンにとってFIFA女子W杯2019フランス大会後初の試合

カナダ戦招集メンバーを見ればJFAがW杯2019をどう総括したかが分かる。もう一つの注目はカナダ戦の「結果次第で東京五輪路線の変更」があるかもしれない点。
それではカナダ戦展望や試合結果をお伝えします。

 
これまでの対戦成績
  • 過去2年ではカナダ1勝
  • 過去10年ではカナダの3勝1分3敗
全くの五分である。高倉監督のもとでは1戦1敗(2018年3月のアルガルベカップ0-2負)。その時のカナダの先発メンバー9名は今回も召集されている。日本は7名。
 

カナダ戦結果次第で東京五輪路線変更があり得る?

東京五輪に向けては継続路線を選択している。即ち、惨敗した2019W杯からチーム編成方針なども含めて大きく変わらない。ただ、仮にFIFAワールドランキング7位のカナダ戦において
  • ホームゲームで負けとなれば東京五輪でのメダル獲得は無理。メダル獲得を本気で目指すならメンバー再考など必然
  • 本来ならホームゲームなので勝利が当然だが、引き分け以上なら今回の招集メンバー主体で東京五輪に臨むだろう
路線変更の期限は遅くても12月。従って、この試合は東京五輪に向けた継続路線が問われる非常に大事な一戦となる。


カナダの2019年度成績

  • ( )内の数字は相手チームのシュート数
  • 強豪国(FIFA女子ワールドランクトップ10)は太字
  • W杯成績は緑で表示

攻撃力不足が一目瞭然 
 
S:シュート
対戦国
月日
スコア
枠内
スイス
1.17
0-0△
 
 
ノルウェー
1.21
1-0〇
 
 
アイスランド
2.27
0-0△
 
 
スコットランド
3.1
1-0〇
 
 
スウェーデン
3.6
0-0 PK勝
9(6)
3(1)
イングランド
4.5
1-0〇
13(8)
5(2) 
ナイジェリア
4.8 
2-1〇
11(5)
5(2)
メキシコ
5.19
3-0〇
20(2)
6(1)
スペイン
5.25
0-0△
5(3)
2(0) 
カメルーン
6.10
1-0〇
10(4)
4(1)
ニュージーランド
6.15
2-0〇
17(2)
6(0)
オランダ
6.20
1-2●
8(8)
2(3)
スウェーデン
6.24
0-1●
7(8)
2(2)
   


なでしこジャパン2019年度成績 

スコットランド戦、PA内でハンドを取られなかったのがラッキー。W杯では辛うじてラウンド16進出が実態。
  
対戦国
月日
スコア
S
枠内S
アメリカ
2.27
2-2△
5(13) 
2(6)
ブラジル
3.2
3-1〇
11(22)
6(6) 
イングランド
3.5
0-3●
12(10)
4(4) 
フランス
4.4
1-3●
6(24)
4(7) 
ドイツ
4.9
2-2△
7(22) 
4(9) 
スペイン
6.2 
1-1△
3(4)
1(2) 
アルゼンチン
6.10
0-0△
8(3)
3(1)
スコットランド
6.14
2-1〇
14(10)
6(4)
イングランド
6.19
0-2●
15(10)
5(6)
オランダ
6.25
1-2●
11(5)
4(5)
  

カナダ戦招集メンバー

負傷離脱と追加招集 (9月20日)
平尾知佳→武仲麗依(INAC神戸)
鮫島 彩→栗島朱里(浦和レッズ)

GK3名
  • 山下杏也加、平尾知佳、池田咲紀子
DF9名
  • 鮫島 彩、熊谷紗希、三宅 史織、清水梨紗、南 萌華、
  • 宮川麻都、土光真代、高橋はな、清家貴子(追加招集)
MF7名
  • 中島依美、長谷川 唯、三浦成美、籾木結花、杉田妃和、
  • 松原有沙、宮澤ひなた
FW6名
  • 岩渕真奈、田中美南、菅澤優衣香、小林里歌子、
  • 遠藤 純、宝田沙織


チームプロフィール

2019W杯における年齢・経験値
  • 強豪国(Top10)の中で平均年齢が最も低かったのが日本、次がカナダ
  • 両チームともラウンド16で敗退
  • オランダとドイツを除いて平均年齢26歳以下のチームのベスト8なし
  • カナダのW杯・五輪出場経験者は14名。ただ、半数以上は前回カナダ大会に初招集の若い世代。代表試合経験は少なかった
今回召集されたメンバーの年齢・経験値

なでしこジャパン
  • 年齢:23.3
  • W杯プレー経験者:15名
  • ベテラン(30歳以上):1名
  • 代表試合:19.4試合
カナダ
  • 年齢:24.4
  • W杯プレー経験者:14名
  • ベテラン(30歳以上):5名
  • 代表試合:27.3試合
最年長はお馴染みのシンクレア―で36歳、最年少は今回召集3回目のJade Rose(代表試合出場なし)16歳。20歳以下7名。
 


カナダ戦試合展望

カナダはなでしこジャパンの攻撃をかわしてカウンター狙い
強豪国との対戦データに限定して言えば、
  • カナダは攻撃力不足
  • 日本はよく攻撃はするが得点に結びつかない(決定力不足)
  • カナダの守備は比較的しっかりしている
  • 日本は前半失点すると勝てない
なでしこジャパンは前半守備に重点を置いて臨めばいいと言ってきたが、おそらく前半から積極的な攻撃を仕掛けるだろう。一方、カナダはしっかりと守りながら少ないチャンスを活かすゲームプランだろう。
 
1点を争う攻防
1点を争う展開が予想される。問題はなでしこジャパンの課題の一つである前半の失点。これをいかに防ぐが、一つの見どころ。要注意はシンクレア―(36歳)で今シーズンもNWSL(*)で得点ランキング3位。これまで代表試合83試合で54得点は驚嘆としか言いようがない。
経験値の高いベテラン選手なら危機察知能力が高いので前半の失点を防ぐ確率は高くなるが、ベテランは少ない。ボランチとDFの連携が重要となる。
(*)NWSLはアメリカ女子サッカープロリーグで世界各国の代表クラスの選手が70名以上プレーしている世界最高峰のリーグ。因みに、かの有名なUSA代表で点取り屋アレックス・モーガンでさえ得点ランキングでTop10に名を連ねたのは2017年だけ(5位)。そんなリーグで3年目の今シーズン永里優季は現時点でアシストランキング1位、得点ランキング8位。 
 
前半を0点で抑えることが勝利への道
攻撃力の乏しいカナダだから前半0点に抑えれば後半に怒涛の攻撃を展開し得点するだろう。しかし、前半失点するとW杯やそれまでの国際試合で繰り返してきたように後半の攻撃が空回り(決定力不足)し勝利は遠のく。 



試合結果評価ポイント

国際親善試合のためカナダ代表がどれだけ真剣に戦うかは疑問。カナダ代表メンバーの殆どはシーズン中なのでケガを恐れて全力プレーは避ける。しかもアウェーの試合。

アウェーの戦いの難しさが分かる例として、男子日本代表の9月6日パラグアイ代表戦と10日のミャンマー代表戦(いずれも2-0日本勝利)を比較しよう。

コロンビア代表は移動の疲れなどで惨憺たるコンディションの中、世界ランキングがほぼ同じ日本でのアウェー戦に惨敗。日本代表はスコールなど悪コンディッションの中超格下のミャンマー相手のアウェー戦に辛うじて勝利。

スポンサーのために日本で開催する国際親善試合は強化試合という視点からは何の価値もない。なでしこジャパンがカナダに勝利しても不思議ではないし「世界ランキング7位に勝利」と手放しで喜ぶようなことではないが、2-0で勝利すれば一定の評価が得られるだろう。
 

カナダ戦試合結果
  • なでしこジャパン 4-0 カナダ
  • 得点者:岩渕、籾木、長谷川、小林
 
フォーメーション
  • なでしこジャパン 4-4-2
  • カナダ
先発メンバー
  • 基本的にはケガの鮫島選手に代わり宮川選手が起用されただけで2019W杯メンバーのスタメンと変わらない。W杯でのメンバー選考や起用法の反省や課題は無いと認識。

  • GK 山下杏也加
  • DF 清水梨紗、熊谷紗希、南 萌華、宮川麻都、
  • 中盤の底 杉田妃和、三浦成美
  • 2列目 長谷川唯、中島依美
  • トップ 岩渕真奈、菅澤優衣香 

試合経過

前半:開始からカナダの動きが重い。マークは甘くチェックもない。そんな中、6分に中島からのグラウンダーのクロスを岩渕がゴール。押し気味で進めたなでしこジャパンに対し、20分過ぎからカナダが少しギアアップ。30過ぎからはカナダのペース。カナダに2度チャンスがあったがシュートできずそのまま終了。

後半:カナダは攻撃に転じて得点を狙おうとするが、前半体力を使い果たしたのか気持ちとは裏腹に体が重くパスは繋がらず決定的チャンスが作れない。一方、なでしこジャパンは持ち前の体力と連係プレーを活かし思う通りの攻撃を展開。なでしこのスピードにつていけないカナダに対して、後半20分、籾木2点目、27分、長谷川3点目、ロスタイムで途中入って小林が4点目。終わってみれば決定力を忘れさせるほどの4-0の大勝利で期待以上の結果を出した。
 
スタッツ
  • シュート本数 なでしこジャパン 21本 - 7本 カナダ
  • 枠内シュート本数 なでしこジャパン 9本 - 2本 カナダ

寸評

 この試合を見て5分も経過しないうちに昨年11月のノルウェー代表戦を思い出した。あの時のノルウェーは今日のカナダ以上に動きが悪かった。一方、なでしこジャパンは縦横無尽に躍動し4-1で勝利。ノルウェーって大したチームでないと感じた。ところがそのノルウェーは2019年W杯でベスト8。

それはさておき、なでしこジャパンが4-0で勝利した点はかなりの評価に値する。なでしこジャパンにとって大きな自信を得たことだろうが、過信につながらないことを願う。

これで高倉体制は継続となり今日のメンバーから東京五輪代表メンバーが選出されることはほぼ間違いないだろう。
 


国際親善試合 試合日程・会場・テレビ放映
  • 開催日時:10月6日(日) 14:30キックオフ
  • 会場:静岡/IAIスタジアム日本平
  • テレビ放送:TBS系列で全国生中継

 
まとめ  

JFAの2019W杯総括は予想通りであった。
  • W杯で負けたのは選手のケガと運の悪さ
  • W杯を経験させたので更なる若手の成長が期待できる
  • 東京五輪に向けて路線変更の必要はない
従って、今回の招集メンバーはほとんど2019年W杯のメンバー。 東京五輪メダル獲得に必要と考えて召集を期待したベテラン・中堅メンバーは全て外れた。外れたのメンバーは下記の通り。
  • 山根恵里奈、有吉佐織、永里優季、川村優理、猶本 光、田中陽子
今回の招集メンバーで強豪カナダ(FIFAワールドランキング7位)とどのような試合運びをするのか、大きな見どころだ。攻撃力のないカナダに大敗するようなことはないが、負けならメンバー再考もあり得る。逆に、引き分け以上なら東京五輪招集メンバーはほぼ決まったようなもの。

いずれにせよ、東京五輪でのメダル獲得は2019年W杯で優勝するくらい難しいこと。なでしこジャパンはメダル獲得への執念と気迫を示して欲しい。

サッカー女子W杯2019:ベスト4はこれで決まりだ!?

2020-04-12 21:07:30 | サッカー女子ワールドカップ
FIFA女子ワールドカップ2019フランス大会準々決勝組み合わせ決定は6月26日。予想外だったのはオーストラリアの決勝トーナメント(T)1回戦敗退。残念ながらサマンサ・カーの活躍はW杯ではもう見られない。

アメリカはスペインに勝利カナダはスウェーデンに敗北。決勝T1回戦はなでしこジャパンの試合を含め残り2試合あるが、現時点でベスト4を予想。

準々決勝の見どころは、
  • ブロックに恵まれたドイツがランキング通りの結果を出すか?
  • ノルウェーとイタリアがTop以外のチームとしてベスト4になるか(これまでは2003年に1チームだけ)?
しかし、最大の見どころはフランス対アメリカ事実上の決勝戦と言い切ってよい。これについては最初に詳しく紹介したい。


フランス 対 アメリカ

事実上の世界No.1とNo.2の対戦
  • この対戦は準々決勝では実現しないだろうと予想したので、個人的には決勝戦で当たってほしかった
  • アメリカの2017年7月から始まった28戦無敗の記録を破ったのがフランス。それは2019年1月の国際親善試合。何とスコアは 3-1でフランスの勝利
  • アメリカにとって受け入れがたい屈辱的な敗戦
  • その胸の内を読み違えて私はこの対戦は決勝戦まで実現しないと予想。しかし、アメリカがタイを13-0という歴史的なスコアで大勝した時、アメリカの強いリベンジの意思を感じ取った
  • おそらくアメリカにとっては優勝以外考えていないので、どの段階でフランスと当ろうがフランスにリベンジしなければ優勝はない
  • それなら体力の消耗の少ない段階でフランスと戦う方が勝算があるだろうと考えた末の決断でしょう
過去4年間の直接対決 
  • 2015~2016 アメリカ 3勝
  • 2017~2019 フランス 2勝1分

大会名など
結果
勝利
チーム
アルガルベカップ2015
2-0
アメリカ
SheBelievesカップ2016
1-0
アメリカ
リオ五輪2016
1-0
アメリカ
SheBelievseカップ2017
3-0
フランス
SheBelievesカップ2018
1-1

2019.1.19フレンドリー
3-1
フランス

SheBelievesカップ2018

スタッツ
アメリカ
フランス
ボールポゼッション
58%
42%
シュート本数
11
14
枠内シュート本数
2
4

2019.1.23親善試合

スタッツ
アメリカ
フランス
ボールポゼッション
53%
47%
シュート本数
8
14
枠内シュート本数
4
9


2019W杯開始前と開催中の成績

フランス

 W杯前
  • 強豪国との対戦で2019年度わずか1敗。安定度抜群
  • 1敗は圧倒したにもかかわらず敗れた3月のドイツ戦
 W杯
  • これまでのようにプレーすればアメリカは簡単には得点できないだろう
  • 守備力も1失点しているが枠内シュートを許したのは1本だけ
  • 攻撃力も21本の枠内シュートで9得点
  • 決勝T1回戦ではTop10内のブラジル(10位)と対戦。先制されたりVARの判定で苦しみながらも逆転したのは地力のある証
(太字はTop10との対戦)

対戦国
月日
スコア
シュート
(相手)
枠内
シュート
韓国
6.8
4-0
24(4)
8(0)
ノルウェー
6.13
2-1
16(4)
6(1)
ナイジェリア
6.18
1-0
22(1)
4(0)
ブラジル
6.24
2-1延長
17(14)
3(7)


アメリカ

 W杯前
  • 2019年度に入ってから失点が増えたが攻撃力はすさまじい
  • 国内のシーズンが始まれば守備も安定してくるだろう
 W杯
  • スウェーデン戦で安定したパーフォーマンス発揮
  • スウェーデンに完封勝利で守備もよくなってきているが、スペイン戦のようなパスミスからの失点をすれば致命傷になりかねない
  • あまり参考にならないが枠内シュート33本で18ゴール。攻撃力抜群

対戦国
月日
スコア
シュート
(相手)
枠内
シュート
タイ
6.12
13-0
40(2)
20(2)
チリ
6.17
3-0
26(1)
9(0)
スウェーデン
6.21
2-0
16(7)
4(2)
スペイン
6.25
2-1
10(4)
2(1)


W杯決戦:勝敗の行方、フランスかアメリカ?

フランスが僅かに優勢、その理由は
  • 2017年以降フランス優勢(2勝1分)
  • 男子優勝に続けとばかりに気合が入っている
  • 4万人以上のファンがパリ・サンジェルマンのホームスタジアムで声援
フランス勝利の確率:60%

結果:アメリカ  2-1  フランス

33歳、宇津木と同じシアトル・レインFCでプレーするラピノーの2得点でアメリカがフランスの猛攻を凌いで勝利。フランスのシュート数は20(枠内シュート数 5)に対してアメリカは半分の 10(8)。

今大会出場した強豪国平均年齢で最も高いアメリカのしたたかなゲーム運びと決定力が結果を左右。直近の3戦でフランスが2勝1分+地元ということでフランス勝利と予想したが、よく考えてみれば、力は拮抗しているのは間違いないが、フランスの実績はNWSL(アメリカ女子サッカープロリーグ)がシーズンオフか開幕前での対戦成績。その点の思慮が浅かった



ノルウェー 対 イングランド

ノルウェー
 
 W杯前
  • 本当の実力が見えない。2019年度に入ってランク19位のニュージーランドに負ける一方で中国やスコットランドに勝利
 W杯
  • 運よく勝ち上がった。PK2点で韓国に勝ったがシュート数で圧倒された。A組3位のナイジェリアに対して3-0だがそこまでの実力差はない
  • 守備はいい。攻撃力はそれ程でもないが、15本の枠内シュートで7得点はすごい。少ないチャンスで得点
  • イングランド戦で実力が本物か分かる。拮抗した試合になるだろう

対戦国
月日
スコア
シュート
(相手)
枠内
シュート
ナイジェリア
6.9
3-0
10(10)
4(2)
フランス
6.13
1-2
4(16)
1(6)
韓国
6.18
2-1
8(22)
2(6)
オーストラリア
6.23
1-1PK4-1
27(19)
8(4)


イングランド

 W杯前
  • 2019年度スペインに苦戦、6/1 ニュージーランドにまさかの0-1などパーフォーマンスが不安定
 W杯
  • シュート数の多い割に得点が少ないが、肝心の時に得点している。また、W杯に入って安定したパーフォーマンを発揮
  • ただ、日本を除いてかなり下位チーム相手なので当然の結果
  • 特に、カメルーン戦では点差ほどの実力差は感じられなかった
  • ノルウェー戦でランク3位に相応しい実力をしめせるか?

対戦国
月日
スコア
シュート
(相手)
枠内
シュート
スコットランド
6.10
2-1
14 (7)
6 (3)
アルゼンチン
6.15
1-0
17 (2)
7 (1)
日本
6.20
2-0
14 (16)
6 (4)
カメルーン
6.24
3-0
7(8)
3(2)

イングランド勝利の確率:60%

結果:イングランド 3-0 ノルウェー
イングランドは決定力と粘り強い守備で実力を発揮。ノルウェーは「W杯での強豪国+ベスト8のスタッツ」が示しているようにチャンスに決められず決定力の差が如実に結果に現われた。シュート本数:イングランド 15、ノルウェー 12。枠内シュート:イングランド 6、ノルウェー 4。



イタリア対 オランダ

予想と言え、中国と日本を外すのは早計だ。一番の理想は両チームが私の予想を覆してベスト8で対戦すること。その可能性は30%はあると見る。尚、オランダ対日本は両チーム互角と予想変更(それまではオランダ勝利60%)。

なでしこジャパンがオランダに勝利してイタリアとベスト4を掛けて対戦するとなれば、私は日本の勝利は少なくても60%以上と考える。それはこのW杯でのパーフォーマンスはさておき、日本がTop10より下のチームに1年以上負けていない点がその理由だ。

結果:イタリアとオランダがベスト8でアジア勢は全て敗退。日本も中国もオーストラリアも決勝Tの内容は五分五分、あるいはそれ以上だったのに勝てない、共通の課題は決定力不足。特にイタリアやオランダのように決定機は少ないがそれでも得点できるチームが勝ちあがった。
  • イタリア 枠内シュート 19本 得点 9
  • オランダ 枠内シュート 14本 得点 8
  • 日本   枠内シュート 17本 得点 3
  • 中国   枠内シュート 19本 得点 1 

イタリア

 W杯前
  • 実力度は計りにくい。というのも強豪国との対戦が最近ないからだ。また、Top10以外のチームに対して圧倒する力を持っている訳でもないが安定した結果を残している。
 W杯
  • オーストラリア戦にはシュート数・ボール支配率で圧倒されながらも勝利した。守りは固そう。
  • 攻撃力はそれ程でないが枠内シュート19本に対して9得点は素晴らしい

対戦国
月日
スコア
シュート
(相手)
枠内
シュート
オーストラリア
6.10
2-1
6(16)
3(5)
ジャマイカ
6.15
5-0
15(9)
7(1)
ブラジル
6.20
0-1
11(12)
4(3)
中国
6.26
2-0
17(19) 
5(6) 


オランダ

 W杯前
  • 調子がおかしい。2019年度に入ってスペインやランク28位のポーランドに負けている。強豪国との対戦がないので実力は未知数
 W杯
  • オランダはカナダ戦に勝利したが、実力的には五分五分。守備は安定してきた。2019年UEFAチャンピオン時の自信を取り戻してきたようだ
  • 枠内シュート9本に対して6得点。枠内シュートは意外と少ないが決定率は極めて高い(枠内シート14本で8得点)

対戦国
月日
スコア
シュート
(相手)
枠内
シュート
ニュージーランド
6.10
1-0
16(5)
3(3)
カメルーン
6.15
3-1
11(11)
4(2)
カナダ
6.20
2-1
8(12)
2(2)
日本
6.26
2-1
12(12) 
5(4) 

どちらが勝ってもおかしくない非常に拮抗した試合になるだろうが、日本を破ったオランダにベスト4へコマを進めてほしい。

オランダ勝利の確率:60%

結果:オランダ 2-0 イタリア
前半はイタリアがペースをつかみ決定機を作るがゴールならず0-0。逆に後半はオランダが猛攻を続けついに70分にセートプレーから先制ゴール。その後もセットプレーから追加点し勝利。シュート本数:オランダ 20(9)、イタリア 8(4)。( )内は枠内シュート本数。



ドイツ 対 スウェーデン

ドイツ

 W杯前
  • ドイツは世代交代中。されどワールドランキング2位
  • 実力的には世界2位の評価に疑問だが、少なくても4~6位のレベル
  • 2019年度に入りフランスに勝ったが内容的には負けに等しかった。しかし、攻撃力は日本戦で見せたようにかなり高い
  • 日本戦の前の親善試合がスウェーデン戦。この時は2-1で勝利。
 W杯
  • ドイツの守備は固い。スペインにボール支配率で圧倒されても(36%:64%)得点を許さなかった
  • 攻撃力もかなり高い。枠内シュート27本に対して9ゴール
  • Top10との戦いがこれまでないのが気になる

対戦国
月日
スコア
シュート
(相手)
枠内
シュート
中国
6.8
1-0
16(5)
4(1)
スペイン
6.13
1-0
13(16)
7(2)
南アフリカ
6.18
4-0
23(6)
12(1)
ナイジェリア
6.23
3-0
13(8)
4(2)


スウェーデン

 W杯前
  • 2019年度に入ってランク49位の南アフリカに引き分け。ランク30位のポルトガルに負け。下位チームに取りこぼしているので実力は未知数。
 W杯
  • チリ戦、タイ戦の結果は評価できないが、アメリカ戦、カナダ戦では実力通りのパーフォーマンスを発揮した
  • 先制点を取れば勝てる可能性が出てくる

対戦国
月日
スコア
シュート
(相手)
枠内
シュート
チリ
6.12
2-0
24(5)
6(1)
タイ
6.16
5-1
35(5)
12(3)
アメリカ
6.21
0-2
7(16)
2(4)
カナダ
6.25
1-0 
8(11) 
3(1) 

ドイツ勝利の確率:70%

結果:スウェーデン 2-1 ドイツ

ドイツは16分先制したものの22分に同点とされ後半早々逆転を許し敗退。ボールポゼッションではスウェーデンを圧倒(64%対36%)したがシュート本数(枠内シュート数)では13(6)対 12(6)で互角。ドイツは決定機に決めらず敗退。ドイツの勝利は固いと思ったのだが・・・・
強豪国チームの中で勝負強さと大舞台(W杯・五輪)での経験値やチーム平均年齢とどういう関係があるのを証明するのは難しいが、結果的には両方とも低いドイツが敗退。
  • 平均年齢の最も低い日本と3番目に低いドイツ(2番目はカナダ)
  • 大舞台での経験値の最も低い日本と2番目に低いドイツ


FIFA2019女子W杯:ベスト4予想まとめ

ベスト4予想

勝負の世界では「絶対はあり得ない」ので多少の予想違いはあるかもしれないが、順当にいけば下記の4カ国がベスト4と予想するのが妥当。
  • イングランド(決定)
  • フランス or アメリカ(決定)
  • オランダ(決定)
  • ドイツ or スウェーデン(決定)

ベスト4組み合わせ予想

最初のブロックに強豪国集まっているのでドイツはラッキー。
  • イングランド 対 フランス or アメリカ
  • オランダ 対 ドイツ or スウェーデン


まとめ

ベスト8を予想する上でアメリカ女子代表チームは準々決勝でフランスとの事実上の決勝戦を避けるのではないかという前提でベスト8予想や優勝予想をしたが、準々決勝で当たることで、より迫力のある試合が期待できる。実力的にはかなり拮抗しているが、地元の利を得たフランスの勝利と予想。

順当に勝ち進めば、ベスト4は
  • イングランド
  • フランス
  • オランダ
  • ドイツ
なお、予想が外れるとしたら、もちろんフランスの代わりにアメリカだ。
いかがでしたか? 皆さんのFIFA女子W杯2019ベスト4に向けての試合を観戦する上で参考になれば幸いです。

なお、下記の記事もご覧いただければ幸いです。