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南仏からロワール・モンサンミッシェルへ、自由時間の有効活用

2020-05-03 19:31:30 | JTB企画旅行
自由時間の使い方次第でツアーは何倍も楽しくなる。そのためには、ガイドブックやネット検索で情報を入手しなければならない。ところが収集した情報と現実にはギャップがある。そこで役立つのが体験談やアドバイス
それではフランス旅行と60以上のフランス旅行記事を書いた経験をベースにルックJTBが企画している2020年度ヨーロッパ「満足が見える旅へ」のツアーの1つ、「南仏からロワール古城・モンサンミッシェルへ!」と題した「フランス満喫8日間」コースの自由時間の上手な使い方などを紹介します。 


この記事で得られる内容

  • おすすめの夜の観光スポット
  • 観光日程内容に関するコメント・補足
  • ホテル選びに関するアドバイス
  • この旅をおすすめする方・おすすめしない方(記事の最後)
などを旅行日程に沿って提供しますので参考にしてください。
 

「南仏からロワール古城・モンサンミッシェルへ!」企画概要

  • 復路直行便利用
  • 35万円~55万円(出発日で異なる)
  • 6泊8日
  • 旅行期間:2020年4月1日~2020年10月31日
  • アヴィニョンからパリへはTGV利用
  • 上記以外ではバス利用
  • 鷹の巣村エズ、モナコ大聖堂、ニース(シャガール美術館等)、アヴィニョン、ポン・デュ・ガール水道橋、ヴェルサイユ宮殿、ロワール古城、モンサンミッシェル、パリ市内(ルーブル美術館)の観光


この企画の凄いところ

アクセスの便の悪い観光地の周遊が可能なこと。 

① エズ村とポン・デュ・ガール水道橋の見学には路線バスで行くか現地オプショナルツアーを利用するしかない
  • 路線バスならエズ村は半日、ポン・デュ・ガールは最悪終日かかる
② パリ→ヴェルサイユ宮殿→ロワール渓谷→モンサンミシェル→パリのルートを列車を使って効率的に移動するのは不可能
③ このルートでは現地オプショナルツアーをいくら探してもない。ただ、次の3つの異なる現地オプショナルツアーを利用すれば可能
  • ヴェルサイユ宮殿観光(移動時間を含めると少なくても半日かかる)
  • モンサンミシェル日帰り観光
  • ロワール渓谷日帰り観光
但し、旅慣れた方なら、ロワール渓谷~モンサンミシェル周遊は列車を使って1泊2日の旅(こちら)が可能
これらの観光地への
  • 現地オプショナルツアーを考えている方
  • 個人旅行を考えている方
JTBの「現地集合パッケージ」を利用すれば現地から参加できるので検討する価値は十分ある。

なお、現地集合&現地解散でヨーロッパ12か国をバス周遊できる「欧州旅革命 ヨーロッパ発着の新しい旅、MyBusランドクルーズ」(南仏を例に紹介)というJTBの旅行商品がある。これも検討に値する。 




JTBヨーロッパの「満足が見える旅へ」のパンフレット 

2020年度ヨーロッパ「満足が見える旅へ」のパンフレットのP39に掲載(旅行代理店で入手可能)。旅行期間が少し異なりますがWeb上でも紹介。

  
旅行日程(GE1B8-YC1) 概要

  • 1日目:ニース・エアポートホテル宿泊
  • 2日目:エズ村散策、モナコ大聖堂見学、ニース観光(シャガール美術館など)
  • 3日目:アヴィニョン法王庁、ポン・デュ・ガール水道橋見学
  • 4日目:ヴェルサイユ宮殿、ロワール古城見学
  • 5日目:モンサンミッシェル観光
  • 6日目:パリ市内観光(ルーブル美術館など) 
  • 7日目:午前ホテル出発
 この企画は「憧れのモンサンミッシェル・ロワール古城とパリ8日間」のコースと比べて4日目以降の日程はあまり変わりません。
 

おすすめ・コメント・補足・アドバイスなど

1日目
  • コート・ダジュール空港に到着してホテルにチェックインするのは午後8時頃だろう。電車でニース市内まで5分で行けるのでアルベール1世庭園・プロムナード・デ・ザングレを散策しながら旧市街の夜を楽しむ

2日目

(ホテルChâteau Ezaテラスからの展望)



(エズ熱帯植物園からの展望:中央はChâteau Ezaの白いテラス)



  • エズ村散策とあるので自由行動かも?可能ならば断崖絶壁に立つ5つ星ホテル(Château Eza)のテラスから紺碧の地中海を一望するティータイムがおすすめ。費用は10€で充分
  • 大公宮殿前で毎日11時55分から行われる衛兵交代式が見られるかも?
  • アヴィニョン郊外の宿泊になるので夜の観光は難しい。出かけるならタクシー相乗りで絶好の展望スポットのロシェ・デ・ドン公園、法王庁広場、メリーゴーランドがある時計台広場の夜の散策がおすすめ

3日目

(ポン・デュ・ガール水道橋)


  • 絶好の撮影スポットはガール川河原からの水道橋
  • この夜のパリ観光は難しい

4日目

  • シュノンソー城に展示されている当時のベッドのサイに驚く。当時のフランス女性の身長は150cm位だったそうだ
  • トゥール市内のホテル宿泊はキリアド ホテル トゥール サントルがいいかな?旧市街まで1.5kmあるがホテルからは直線なので行き方は簡単
  • 地元の方や観光客で賑わう夜のプリュムロ―広場で憩いの時間を過ごしましょう。夏の時期なら夜9時頃まで明るい。
  • その前にちょっと歩いてロワール川や市のランドマークである大きなサン・ガティアン大聖堂外観見学がおすすめ 
(プリュムロ―広場:午後8時) 




5日目
  • 修道院見学後はモンサンミシェル島の外壁を歩いて眼下に広がるサン・マロ湾の干潟を見ながら王の門まで戻るルートがおすすめ
  • モンサンミシェル泊なので「幻想的な夕景または夜景」を楽しめるが、ライトアップされていないので過剰な期待はしないこと。なお、ライトアップ期間は11月~3月のハズ
  • モンサンミシェル島内のホテルを選べば、夜でも観光客で賑わう参道沿いの観光ができる
  • モンサンミシェル島対岸のホテルを選ぶと周辺には何もない。ホテルで過ごすのはもったいない。モンサンミシェル夜景観賞におすすめのベストスポットはホテルからすぐのダム。早起きしてダムの周辺を散策するのもよい。 

6日目
  • 夕食後はトロカデロ広場からのエッフェル塔の夜景鑑賞がおすすめ。特に日没後から毎時5分間だけのシャンパンフラッシュは必見
  • もう1つは夜のシャンゼリゼ通りの散策と凱旋門頂上からの夜景観賞もオプション。どちらかを選択するしかないでしょう。もちろん凱旋門頂上からシャンパンフラッシュの観賞は可能 

  
宿泊ホテルについて 

  • 立地条件と危険度を考慮して選びましょう!
  • パリ市内1泊だがおすすめホテルはメルキュール・パリ・ガール・ド・リヨン。パリ中心地に一番近い。比較的安全なエリア。凱旋門へのアクセスには便利。ただ、ムーラン・ルージュで本場のショーを楽しみたい方はメルキュール・パリ・モンマルトル(危険エリアに立地)が近くてよい 
(ネクタイは着用したほうが良い)

 
おすすめする方・おすすめしない方 

この旅行企画に向いている方
  • 安全・安心重視派
  • 英語もフランス語も理解できない
  • 海外旅行は初めてなので個人旅行は不安
  • 時刻表や料金の確認・切符の手配は面倒 

この旅行企画に向いていない方
  • 旅行代金は少しでも安い方が良い
  • 好みの観光スポットをじっくりと見学したい
  • 時間厳守できない旅行者にはイライラする
  • 初めての方でパリ市内観光重視派(この企画ではパリ市内観光は半日日、パリ市内名所巡りには最低2日要)

なお、共通して言えることは、
  • 年齢は問わないが少々の体力が必須
  • 観光地を見学するだけで少なくても1日5,000歩くらいは歩く
  • 2、4~6日目のバス移動時間はおよそ4~5時間


おわりに 

添乗員が同行されるので解からないことは訪ねてくださいね。お気づきかと思うが日中の自由行動時間がない。つまり、お土産を買う時間は作れないので観光地で買うことが必要になる。
ただ、観光最終日の6日目の夜にシャンゼリゼ通りのMONOPRIX ELYSEESなら深夜近くまで営業しているので買える。
ホテルの戻るのはタクシーか電車になるが、夜の地下鉄車内は特に狙われやすいので一人の方はくれぐれも注意して下さい。
それでは「南仏からロワール古城・モンサンミッシェルへ!」の旅を満喫して下さい!
いかがでしたか?少しでもお役に立てたならうれしい限りです。