農場だより(6/25編集)
6月は小麦の収穫期
稲穂は秋になれば実ってこうべが垂れるけど、麦の穂はどんなに実っても垂れない
重たい実をつけたまま空に向かってしゃんと伸びる
麦の実るこの時期を麦秋と言う
初夏に入り、梅雨がやってくるまでの短い季節
小麦は根元から刈り取って収穫
そうそう、今回から写真を大きくしてみました
実際には収穫から脱穀までやってくれる便利な装置があるけど
実習で使うのはこの手動式の脱穀機
足元のペダルを踏むとドラムが高速回転、
ドラムについたトゲトゲに刈り取った小麦の穂をかざせば麦の粒だけがちぎれてとんでいくすぐれもの
……で、とんでった結果がこれだよ
脱穀機の周囲には大量の粒が飛び散りこの有様
キャベツが程よく丸まって、形になってきた
絵に描いたようなキャベツ畑
そしてこちらは果樹園のカキの実
四枚のがくの中央に収まった丸いものが将来カキの実になる
先端が黒いのは花が完全に落ちずに残ってしまったもの
これを取り除いておかないと病気の原因になる
都市型農業圃ではキュウリがたくさん実った
青いけど大きくなってきたトマト
何故か僕の周囲にはトマト嫌いの人が多い。あんなにおいしいのに
合唱団の名簿を作成するのに簡単な自己紹介文が載るのだけど
「おかげさまで、嫌いなものの欄にトマトと書かせていただきました」
とわざわざ報告されてしまう始末……しょんぼり
まあでもヨーロッパにトマトが入ってきた時、はじめ人々の反応は
「はぁ?こんな気色悪いもの食えるかドアホ」って感じだったらしい
ハリーポッターに「マンドレイク」という泣き喚く植物が登場するけれど、中世のヨーロッパでは実際にマンドレイクと呼ばれた植物があったという
霊力を持った不思議な植物とされ、根に含まれる毒は麻酔薬として使われたとか
その曰くつきの植物マンドレイクにトマトが似ていたのが、トマト拒絶の最大の原因なのだそうだ
ハリポタの中では「マンドレイク」を引き抜く時耳あてをしてないとわめき声で鼓膜が破れるよ、ってくだりがある
中世のマンドレイクにも同じ言い伝えがあって、マンドレイクを引き抜く際は人間がやるのではなくイヌに抜かせたらしい
かわいそう……
調子に乗ってトマト話に記事をさきすぎた
こちらが今日の収穫
キュウリの一番太いものは長さ30cm近く、太さ6~7cm
これだけ大きくても味は良いのがすばらしい
こちらはエダマメの花
前も書いたっけ?このエダマメの品種名は「快豆黒頭巾」
名前考えた人、「この名前来たっ」って思ったんだろうなぁ
本日の収穫物その2は青首大根
青首大根の「青首」は大根の上の辺りが緑色を帯びているからだが
畑に生えている時にはこんな風ににょきっと大根の上の部分だけが土の上に突き出している
成長と共ににょきにょき自分で上がって来るものらしい
こんな大根もよその班でとれてた
セクシーに見えると写真を撮る人が大量発生
いやん
見ないで!
……すまない、ちょっと反省している
気を取り直して、この写真は自宅まな板の上に乗っかった先程の大根
豚肉と一緒にミルク煮にしてみた
写真の色がちょっと悪いなあ……
大根と一緒に葉も持ち帰ったのだけど、この扱いにすごく困った
湯がいても湯がいてもあくが強くて抜けない
佃煮にしてみたけどやっぱり苦味は幾分か残っていた
でも茹でるときに酢を少し入れてやると一気にあくが抜けたので
もし今大根の葉の処理に悩まされてる人がいたら是非試してみて
……ま、でもそんな人いないよなあ
江戸時代の料理本ではちゃんと「大根の葉」って項目があったらしいよ
それでは、また次回。
6月は小麦の収穫期
稲穂は秋になれば実ってこうべが垂れるけど、麦の穂はどんなに実っても垂れない
重たい実をつけたまま空に向かってしゃんと伸びる
麦の実るこの時期を麦秋と言う
初夏に入り、梅雨がやってくるまでの短い季節
小麦は根元から刈り取って収穫
そうそう、今回から写真を大きくしてみました
実際には収穫から脱穀までやってくれる便利な装置があるけど
実習で使うのはこの手動式の脱穀機
足元のペダルを踏むとドラムが高速回転、
ドラムについたトゲトゲに刈り取った小麦の穂をかざせば麦の粒だけがちぎれてとんでいくすぐれもの
……で、とんでった結果がこれだよ
脱穀機の周囲には大量の粒が飛び散りこの有様
キャベツが程よく丸まって、形になってきた
絵に描いたようなキャベツ畑
そしてこちらは果樹園のカキの実
四枚のがくの中央に収まった丸いものが将来カキの実になる
先端が黒いのは花が完全に落ちずに残ってしまったもの
これを取り除いておかないと病気の原因になる
都市型農業圃ではキュウリがたくさん実った
青いけど大きくなってきたトマト
何故か僕の周囲にはトマト嫌いの人が多い。あんなにおいしいのに
合唱団の名簿を作成するのに簡単な自己紹介文が載るのだけど
「おかげさまで、嫌いなものの欄にトマトと書かせていただきました」
とわざわざ報告されてしまう始末……しょんぼり
まあでもヨーロッパにトマトが入ってきた時、はじめ人々の反応は
「はぁ?こんな気色悪いもの食えるかドアホ」って感じだったらしい
ハリーポッターに「マンドレイク」という泣き喚く植物が登場するけれど、中世のヨーロッパでは実際にマンドレイクと呼ばれた植物があったという
霊力を持った不思議な植物とされ、根に含まれる毒は麻酔薬として使われたとか
その曰くつきの植物マンドレイクにトマトが似ていたのが、トマト拒絶の最大の原因なのだそうだ
ハリポタの中では「マンドレイク」を引き抜く時耳あてをしてないとわめき声で鼓膜が破れるよ、ってくだりがある
中世のマンドレイクにも同じ言い伝えがあって、マンドレイクを引き抜く際は人間がやるのではなくイヌに抜かせたらしい
かわいそう……
調子に乗ってトマト話に記事をさきすぎた
こちらが今日の収穫
キュウリの一番太いものは長さ30cm近く、太さ6~7cm
これだけ大きくても味は良いのがすばらしい
こちらはエダマメの花
前も書いたっけ?このエダマメの品種名は「快豆黒頭巾」
名前考えた人、「この名前来たっ」って思ったんだろうなぁ
本日の収穫物その2は青首大根
青首大根の「青首」は大根の上の辺りが緑色を帯びているからだが
畑に生えている時にはこんな風ににょきっと大根の上の部分だけが土の上に突き出している
成長と共ににょきにょき自分で上がって来るものらしい
こんな大根もよその班でとれてた
セクシーに見えると写真を撮る人が大量発生
いやん
見ないで!
……すまない、ちょっと反省している
気を取り直して、この写真は自宅まな板の上に乗っかった先程の大根
豚肉と一緒にミルク煮にしてみた
写真の色がちょっと悪いなあ……
大根と一緒に葉も持ち帰ったのだけど、この扱いにすごく困った
湯がいても湯がいてもあくが強くて抜けない
佃煮にしてみたけどやっぱり苦味は幾分か残っていた
でも茹でるときに酢を少し入れてやると一気にあくが抜けたので
もし今大根の葉の処理に悩まされてる人がいたら是非試してみて
……ま、でもそんな人いないよなあ
江戸時代の料理本ではちゃんと「大根の葉」って項目があったらしいよ
それでは、また次回。
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