詩集など

西荻窪は何度行っても癒される街だと思う
駅前にばかでかいビルがなくて、ちょっとした下町風情があるってのもその理由の一つだけど
やはり以前、杉並区に住んでいた時の記憶が思い出されるのが大きいだろう

今日、作品を置かせてもらっている西荻窪のお店を久しぶりに訪れた
お店に行くのは実に３月以来、９ヶ月ぶりの事だ
不払いのままの場所代がかなり溜まってしまっていた

別にお金が無かったのではなくて
新しい作品をなかなか作れないまま月日が経って
なんとか次に店に顔を出すときには作品を持って行きたいと思って
そのまま訪問がずっと先延ばしになってしまったのだった

今日はその不払いの分を支払って
そしてこのまま停滞が続くくらいならもういっその事販売なんてやめてしまおうと思い
この一年近くの体たらくにけりをつけるつもりでお店へと向かった

もうお店の方には忘れられていると思っていたけど
行ってみたらちゃんと覚えられていてびっくりした
不払いがあるにも関らず、「元気そうで良かった」とまで言われる始末
そして作品の方もちょうど一昨日、一冊売れたばかりだった

備え付けのノートに見て下さった方の感想も書かれていて
そうか、確かに読んで下さる方はいるのだな、としみじみ思う

そういう人が一人でもいるのなら、まだ続ける意義はあるだろう
もう少し、がんばってみよう

今自分がやっている事は、昔の自分が見たらきっと羨ましがるような事なのだから

１２月の終わりには新しい作品を納入します、と約束した
今度こそその約束を果たして、新しい作品を作りたい。