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閑雲孤鶴の日々  - Fire生活者の呟き -

Fire生活談、世相・世情 💹📆、書評📒、知的生産技術💻📱を書き綴ります。⏳

イルミナテイ悪魔の13血流 世界を収奪支配する巨大名家の素顔

2021年05月15日 | 書評 歴史
イルミナテイ悪魔の13血流 世界を収奪支配する巨大名家の素顔/フリッツ・スプリングマイヤー著/太田龍訳/KKベストセラーズ/1998 近現代史の闇の部分について光を当て、世界支配の構図を名家の視点から整理した本。この種の本は、一般的には、陰謀論の世界に分類される本として扱われている。が、著者が示す豊富かつ体系立った分析などから、無条件ですべて嘘・噂の類であると断定するのは無理がある。 特に、モ . . . 本文を読む
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ロスチャイルド家 ユダヤ国家財閥の興亡

2020年12月30日 | 書評 歴史
ロスチャイルド家 ユダヤ国家財閥の興亡/横山三四郎/講談社現代新書/1995 陰謀論の世界で有名なロスチャイルド家の歴史的経緯を簡潔にまとめた入門書。文章的に良く纏まっており、書評的に評価が高い本なのであるが、著者は、この分野についての続編をなぜか残していない。 ロスチャイルド家に間接支配されていると言われる、アメリカが情報通信分野の技術を生命線としているが、この本では、ロスチャイルド家が国家 . . . 本文を読む
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疫病と世界史

2020年12月25日 | 書評 歴史
疫病と世界史/W・H・マクニール著/佐々木昭夫訳/新潮社/1985 コロナウイルス問題発生以降、読み直されている感染症の古典的名著の一冊のはずなのであるが、翻訳が漢語調で、日本語としての意味が伝わりにくい仕上がりとなっている。特に、主語がはっきりしない、意味不明の文章が続く。パソコンを活用した、初期の機械翻訳を読んでいるような気になる。名著であるとされ、文庫本化された経緯を振り返ると、有能な翻訳 . . . 本文を読む
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第二次大戦アメリカの敗北 米国を操ったスパイ

2020年07月26日 | 書評 歴史
第二次大戦アメリカの敗北 米国を操ったスパイ/渡辺惣樹/文春文庫/2018 翻訳書としては異例の大作、名著「裏切られた自由」の翻訳者が、「裏切られた自由」、名著「ヴェノナ」に書いてある事項を、歴史修正主義者の視点から補足説明した快著。なぜ、ルーズベルト政権に共産主義のスパイが入り込めたのか、そして彼らスパイがどのようなプロセスを経て登用され、アメリカ政府の重要な政策決定に係わったのかが書かれてい . . . 本文を読む
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英国ユダヤ人

2020年07月06日 | 書評 歴史
英国ユダヤ人/佐藤唯行/講談社/1995 教科書的なイギリス歴史書に、本当は追加されるべき事象が書いてある本。本書は、中世以降に起きた、イギリス史上の大事件にユダヤ人が少なからず関与していることを史料を示しつつ解説している。大学の歴史の教科書に使用されているようであるが、今日に至るイギリスの発展は、ユダヤ人なしではありえなかったことを理解している人は少ない。 . . . 本文を読む
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ユダヤ人とイギリス帝国

2020年06月26日 | 書評 歴史
ユダヤ人とイギリス帝国/度会好一/岩波書店/2007 イギリス中世から現代における、イギリス国内のユダヤ人の存在に焦点を当てた、イギリス史の本。 イギリス国教会の歴史的経緯、シオニズムの経緯が書かれている。 彼らが言う、信仰とはどのようなものか、キリスト教のユダヤ教の相乗り現象を垣間見ることができる。 パレスチナ問題を引き起こしたのはイギリスの政治家であると世界史的には言われているが、その背後 . . . 本文を読む
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昭和史の論点

2020年03月07日 | 書評 歴史
昭和史の論点/坂本多加雄、秦郁彦、半藤一利、保坂正康/文春新書/2000 戦前・戦中の事件史、戦史を中心に、不可解な点を四人の歴史家が持ち寄り、疑問点として整理し直した、歴史好きな人には、とても面白い本。対談形式なので、終わりに近づくにつれ、議論が過熱する傾向にある。歴史書が書けるというのは、史料の扱いという技法的なことだけでなく、歴史観含め多様な見方ができる人に限られるように思う。古書価格も安 . . . 本文を読む
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メデイアが報じない 日米関係のタブーと世界金融支配体制

2020年01月26日 | 書評 歴史
メデイアが報じない 日米関係のタブーと世界金融支配体制/飛鳥昭雄、池田整治/文芸社/2015 いわゆる陰謀論的アプローチで、日本を取り巻く国際情勢について、言動の確からさが異なる二人の言論人による対談本。 言動の確からしさという点で評価すると、飛鳥昭雄は50%以下、池田整治は50%以上。どちらも100%ではない。 この種の本の評価は、発刊された時期、少し時間を置いた時期(今)、十年後で変わる。 . . . 本文を読む
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ダレス兄弟 国務長官とCIA長官の秘密の戦争/ステイーブン・キンザー/渡辺惣樹訳/2015

2020年01月13日 | 書評 歴史
ズバリ、アメリカ史の学者、アメリカ外交分析者が読むべき必読書。それくらいの内容とボリュームの本。 全部を一気に読む事は難しいが、まえがき、最終章、訳者あとがきをまず読み、それから各章を読み込んでいけば著者がこの本で伝えたい全貌が見えてくる。 最終章のタイトルが、「神の顔をした男」となっている。これは、アメリカの外交政策、リベラリスト集団が支配すると言われるアメリカ歴史学会の真相を知る手がかりとな . . . 本文を読む
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戦争調査会 幻の政府文書を読み解く

2019年12月26日 | 書評 歴史
戦争調査会 幻の政府文書を読み解く/井上寿一/講談社現代新書/2017 敗戦直後の宰相幣原喜重郎が主導した、戦争調査会が残した文書を読み、その結果得られた知見を書籍化した本。 著者は、論文を書くことを意識してまとめたせいか、文章表現的に格調が高い文章が随所にみられる。何より驚くべきことは、項目、見出し設定が巧み、内容がピタリ一致し、読む人に余計な誤解を与えない点である。著者はなかなかの文章家であ . . . 本文を読む
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