


一昨日の下見で徳之島・与名間林道を歩きました。たくさんの植物を観ましたが、少し印象の強かったもの3種だけ取り上げてみます。まずは、林道起点から少し歩いたらすぐに目についたのが、この大きな実をたくさんつけたシロダモ(写真1枚目)。奄美大島でも数回は観たことがありますが、なかなか出会えなので、歩き始めてすぐにあったため、最初はハマビワかと思ったほどでした。シロダモは花が咲いて実になり、実はその翌年の秋に赤く熟すようですので、真っ赤なきれいな実になるのは来年の秋かも知れません。与名間林道が海岸近くにあるためでしょう、クロウメモドキの実(写真2枚目)も数か所で観ました。こちらは黒っぽく熟すのですが、すでに一部は皮むけて種子が露出していました。帰り道で見つけた白い花は、どうやらヤンバルセンニンソウのようです(写真3枚目)。この秋は奄美大島でセンニンソウの花を観たので、春から夏にかけて咲くのがヤンバルセンニンソウで、夏から秋にかけて咲くのがセンニンソウと思っていたのですが、ヤンバルセンニンソウの一部は、秋でも咲くことがあるようですね。花の中に獲物を待ち構えているハラビロカマキリが、こちらを怪訝な顔つきで見ていました。



長くなりましたので省略いたします。すみょうらん。