奄美自然観察記

高のフィールドより

里・市野農道ウォーキング観察会  ツシマトリノフンダマシなど

2019-06-23 17:32:17 | その他の生物









梅雨前線が停滞し、あいにくの雨でしたが、ご参加いただいた熱心な方々で、ウォーキング観察会を実施しました。まず里農道へ向かって出発しました(写真1枚目)。農道脇のヒメジョンの茎に止まってじっと雨に耐えていたのは、ツマグロヒョウモン(写真2枚目)でした。そして、アカメガシワの葉裏に群がっていたアカギカメムシは、幼虫と成虫が一緒にいました(写真3枚目)。下見の時にいた珍しいクモ・ツシマトリノフンダマシ(写真4枚目)も同じところにいて、じっくりと観ることが出来ました。農道の奥は、クワズイモ(写真5枚目)やヘゴなども多く、原生林的な雰囲気でした。雨に濡れたメジロホオズキの実(写真6枚目)やナンバンツユクサ(写真7枚目)の花なども一層美しく見えました。







約1kmの里農道を引き返して戻り(写真1枚目)、引き続き市野(いちの)農道へと向かいました。ノボタンの花の傍にいたのは、チョウセンカマキリの幼虫(写真2枚目)で、傍の葉の上に枯れてくっ付いていたノボタンの花びらをたべていたアマミヘリグロツユムシの姿(写真3枚目)も観られました。しばらく行くと、目の前に飛んできて傍に止まったオオトモエ(写真4枚目)、普通はすぐに逃げていくのに、雨のせいかじっとしていて、近づいて簡単に写せました。雨に濡れたキキョウラン(写真6枚目)やハマイヌビワの実(写真6枚目)も、とてもきれいでした。参加者の皆さん、雨の中お疲れさまでした。

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