■ ７/１１ テクノクライシス

　7月10日のＮＨＫスペシャル「テクノクライシス“ロボットの軍事転用”」見ましたか。
　兵士が装着するパワースーツや無人偵察＆攻撃機、陸上の無人走行車。民生用として開発されたものが加速度的に軍事に転用されています。

　ある日本人技術者を紹介していました。彼女は日本で農業用無人ヘリコプターの音声による操作を開発していました。今はアメリカの企業に転職して無人機の追尾機能を研究開発し欠かすことのできない人材だそうです。無人機の編隊を組むことを可能にして、敵基地等を波状攻撃できるようにする。彼女はこのアメリカの恵まれた環境のなかで思う存分、自分の興味の対象に向かって研究開発をしているのです。

　以前にこのブログでＹ社の自律航行可能な無人ヘリコプターの中国への輸出を取り上げたことがあります。軍事転用可能は輸出規制の対象物でした。確かに大きな取引となり売上げに影響を与えるものですが、それだけで中国に不正輸出するのかなといまひとつ納得が行きませんでした。

　そうなのか、技術者や研究者は膨大な研究開発費を獲得するためには、それが売れなければいけないのか、どのような相手であれ資金確保をしなければいけないのか、自分の探究心を満足させることが最優先されたのですね。

　最高度の研究開発する能力を備えた人々はそれと同じ高さでモラルを持たなければいけません。人間に危害を与えるか否かが境界線です。

参考記事【１/２３　無人ヘリコプター】


ウェイト　７２．２ｋｇ（前回比　＋０．４ｋｇ）
走行距離　１７．８ｋｍ（累計　２１１．３ｋｍ）
歩行距離　　５．０ｋｍ（累計　　１１．０ｋｍ）