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原発冷却へ警視庁が特殊放水車 福島第一に使用検討

2011-03-17 07:39:32 | ■福島原発事故

原発冷却へ警視庁が特殊放水車 福島第一に使用検討

2011年3月17日1時7分 <script type="text/javascript"></script>

写真:警視庁第1機動隊の高圧放水車拡大警視庁第1機動隊の高圧放水車

 東日本大震災で被害が出た東京電力福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)の4号機について、警察庁は16日夜、警視庁機動隊の放水車を使って地上から水をかけ、冷却を目指す計画を明らかにした。放水車両はすでに東京を出発して近距離で待機しているといい、健康被害を受けずに作業できることを条件に、17日朝にも放水にかかる方針だ。

 警察幹部によると、使用が検討されているのは、警視庁が全国の警察で1台だけ保有する「高圧放水車」とみられる。通常の放水車は警視庁の各機動隊に数台ずつ配備されるが、高圧放水車は第1機動隊(千代田区)だけが持つ。タンクに入る水の容量は4千リットル。消防車両を大きくしのぐ12気圧の水圧で、100メートル近い距離を飛ばす能力があるという。

 今回は4号機の上部に放水することが検討されており、警視庁の機動隊員ら十数人が、自衛隊の防護服を借りて作業に当たる。放射線量を測定しながら慎重に進める考えで、危険な状況があれば取りやめる可能性もある。

 放水車はもともと、暴徒化したデモ隊や過激派などの鎮圧、規制のために配備されている。過去には1960~70年代の安保闘争などで過激派に対して使用された。85年の成田空港反対闘争で多数が逮捕された現場や、86年に山谷争議団のメンバーが逮捕された現場に出動。95年に山梨県内のオウム真理教関係先を捜索した際には、銃密造工場の疑いがある施設に横付けされたこともある。

 政府関係者によると、原発の被害拡大を防止する決め手が見つからない中、原発を所管する経済産業省が警察庁に「治安当局で手を尽くすすべはないか」と要請。警察がもっている現状の装備の中で、できうる作戦として浮上したという。

 


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