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覚えておきたい救急救命法 ~止血編~

2011-03-25 22:28:29 | ■Weblog

【止血の必要性】

一般的に、体内の血液の20%を失うと呼吸不全などのショック症状が現れ、30%を失うと生命の危険があると言われています。大出血を起こしている傷病者は数分で死に至ることも。そのため、出血が多い場合ほど止血を急ぐ必要があります。状況が許す場合であれば止血を行うとともに、傷口を心臓より高い位置に保持するようにしましょう。

【直接圧迫止血法】

基本の止血法です。出血の約95パーセントは直接圧迫止血法で止血できると言われています。

■清潔なガーゼか布を傷口に当てて手で押さえる

・傷口を、手で強く圧迫して止血する。それでも止血できないときは、両手で体重をかけて圧迫をして止血する。

・必要に応じて圧迫したまま包帯やタオルなどで強く巻き、傷口を心臓より高く上げる。

滴る程度の出血であれば、長くとも30分ほど圧迫していれば止血できることが多いと言われています。止血するまでは、圧迫を緩めないようにしましょう。ガーゼやタオルが近くになかったら、近くにいる人が着ているネクタイや洋服などで代用を試みることも大切なことだと思います。

傷口に物が刺さっている場合は、抜いてはいけません。刺さった物が栓の代わりをしていることもあり、抜いた途端に傷口から大量の血液が噴き出してしまう可能性があるからです。そのまままわりをタオルなどで巻いて固定し、刺さっているものが抜けないようにして、救急隊の到着を待ちましょう。

大量出血の場合、患者をあお向けに寝かせて両足を持ち上げれば、脳への血流の減少を食い止め、多量出血によるショック状態を防止する効果があります。災害時には難しい場合もあるかもしれませんが、直接圧迫の際、感染防止のため、ビニール袋をかぶせたりゴムの手袋を着用するなどして、血液に直接触れないようにすることが望ましいとされています。


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