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日本国際政治学会編『日本の国際政治学 全4巻』 2009年 有斐閣 詳細目次

2013-04-27 17:49:57 | 小見出し新書

略目次


『日本の国際政治学 1 学としての国際政治』

序 章 日本の国際政治学──「棲み分け」を超えて=田中明彦
第1章 国際政治理論──近代以後の歴史的展開=中西 寛
第2章 リアリズム──その日本的特徴=村田晃嗣
第3章 ネオ・リベラル制度論──国連安保理改革にみる可能性と限界=飯田敬輔
第4章 コンストラクティビズム──実証研究の方法論的課題=宮岡 勲
第5章 対外政策決定──「小泉外交」における政治過程=信田智人
第6章 ジェンダー──フェミニスト国際関係論の発展と課題=御巫由美子
第7章 安全保障──非対称型脅威の台頭=神保 謙
第8章 国際政治経済──戦後の展開と今後の課題=田所昌幸
第9章 国際関係における文化──系譜とさまざまな視点=川村陶子
第10章 戦略的思考法──北東アジアにおける日本の制度戦略=鈴木基史
第11章 シミュレーション──過激派ネットワークの形成=山本和也


『日本の国際政治学 2 国境なき国際政治』

序 章 国境なき国際政治=大芝 亮
第1章 グローバル化における地球公共財の衝突──公と私の調整=古城佳子
第2章 レジーム・コンプレックスと政策拡散の政治過程──政策アイディアのパワー=大矢根聡
第3章 多国間主義から私的レジームへ──マルチステークホルダー・プロセスのジレンマ=山田高敬
第4章 地球公共財とNGO──地球気候の安定化と生物多様性の保全を求めて=太田 宏
第5章 グローバル化とシティズンシップ──移住労働者と越境する世帯=柄谷利恵子
第6章 体制移行と民族紛争の発生=月村太郎
第7章 国際問題としてのマイノリティ=吉川 元
第8章 主権とヨーロッパ統合──主権の絶対性・一体不可分性・永遠性を中心に=遠藤 乾
第9章 領域管理と国際秩序──「新信託統治」が問いかけること=山田哲也
第10章 帝国は国境を越える──国際政治における力の分布=藤原帰一
第11章 人権と人道の時代における強制外交──権力政治の逆説=石田 淳


『日本の国際政治学 3 地域から見た国際政治』

序 章 地域研究と国際政治学の間=国分良成
第1章 国家とナショナリズム=竹中千春
第2章 紛争の理論と現実──地域から見た武力紛争=武内進一
第3章 地域主義の経験と課題──欧州の場合=森井裕一
第4章 中国と国際政治──交錯する中国像とグローバリゼーション=小嶋華津子
第5章 ASEAN共同体とシンガポール=田村慶子
第6章 中東の国際政治──他者に規定される地域と紛争=酒井啓子
第7章 国際政治の中のイスラームと宗教=小杉 泰
第8章 アフリカと国際政治──国家変容とそのフロンティア=遠藤 貢
第9章 ラテンアメリカ──二重の移行の国際政治学=出岡直也
第10章 中域ユーラシア──国際関係の新たなパラダイムを求めて=岩下明裕
第11章 アメリカ──国内政治と国際政治の連動=久保文明


『日本の国際政治学 4 歴史の中の国際政治』

序 章 歴史から見た国際政治学=李 鍾元
第1章 国際政治史の系譜学──戦後日本の歩みを中心に=細谷雄一
第2章 グローバル・ヒストリー──その分析視座と冷戦史研究へのインプリケーション=田中孝彦
第3章 近代ヨーロッパ国際政治史=渡邊啓貴
第4章 東アジア国際政治史──中国をめぐる国際政治史と中国外交史=川島 真
第5章 戦間期アジア国際政治史=服部龍二
第6章 米ソ冷戦史──アメリカの視点=佐々木卓也
第7章 ヨーロッパ冷戦史──ドイツ問題とヨーロッパ・デタント=山本 健
第8章 戦後アジア国際政治史=宮城大蔵
第9章 冷戦後の国際政治=岩間陽子
第10章 近代日本外交史=酒井哲哉
第11章 戦後日本外交史──自立をめぐる葛藤=添谷芳秀



細目次


『日本の国際政治学 1 学としての国際政治』

 

刊行の辞
目次

 

序章 日本の国際政治学――「棲み分け」を超えて 田中明彦
はじめに
一忘れられた論争
二その後の国際政治学
三起きなかった論争
四潜在的な論争?
五本巻のねらい

 

第1章 国際政治理論――近代以後の歴史的展開 中西寛
はじめに
一ヨーロッパ近代国家体系と国際政治理論
二国際政治学の自覚的発展――第一次世界大戦以降
おわりに――日本における国際政治学の発展

 

第2章 リアリズム――その日本的特徴 村田晃嗣
はじめに
一第一期――リアリズムの受容
二第二期――「現実主義」の爛熟
三第三期――日本外交の混迷とリアリズムの拡散
おわりに


第3章 ネオリベラル制度論――国連安保理改革にみる可能性と限界 飯田敬輔
はじめに
一ネオリベラル制度論の骨子と問題点
二制度に基づく力
三国連安保理改革とその教訓
おわりに

 

第4章 コンストラクティビズム――実証研究の方法論的課題 宮岡勲
はじめに
一国際関係論における構築主義の展開
二ウェントの存在論・認識論・方法論
三言説分析と内容分析の特徴と課題
おわりに

 

第5章 対外政策決定――「小泉外交」における政治過程 信田智人
はじめに
一政治過程モデルの類型
二組織過程モデル分析
三官僚政治モデル分析
四小集団モデル分析
五国内政治モデル分析
おわりに


第6章 ジェンダー――フェミニスト国際関係論の発展と課題 御巫由美子
はじめに
一フェミニスト国際関係論の発展
二フェミニスト国際関係論――エンローとティックナーを中心に
三 「主流派」国際関係論との「対話」
四フェミニスト国際関係論の課題
五ジェンダーと国際関係――日本の場合
おわりに


第7章 安全保障――非対称型脅威の台頭 神保謙
一安全保障概念の現代的展開
二安全保障概念における新しい座標軸の設定――非対称性の安全保障論
三現代の安全保障の「空間」と「時間」の展開


第8章 国際政治経済――戦後の展開と今後の課題 田所昌幸
はじめに
一黎明期の国際政治経済学
二国際政治経済学の隆盛
三 IPEの制度化と日本経済
四グローバルな国際政治経済環境の変動
課題と展望

 

第9章 国際関係における文化――系譜とさまざまな視点 川村陶子
はじめに
一文化の概念――三つの系譜
二国際関係を文化的にとらえる――方法としての文化
三国際関係の中で文化を運営する――対象としての文化
四日本の国際関係研究における文化の視点
おわりに

 

第10章 戦略的思考法――北東アジアにおける日本の制度戦略 鈴木基史
はじめに
一戦略的思考法と国際政治理論
二制度戦略のゲーム理論的分析(1)――EPA
三制度戦略のゲーム理論的分析(2)――北朝鮮非核化
おわりに――国際政治理論と北東アジア国際政治への含意

 

第11章 シミュレーション――過激派ネットワークの形成 山本和也
はじめに
一なぜシミュレーションなのか
二マルチエージェント・シミュレーションの特徴
三モデル

おわりに

 

引用・参考文献一覧
人名索引
事項索引



『日本の国際政治学 2 国境なき国際政治』


刊行の辞
目次

 

序章 国境なき国際政治 大芝亮
はじめに
一リアリズムに対する四つの挑戦
二 「国境なき国際政治」に関する問題提起

 

第1章 グローバル化における地球公共財の衝突――公と私の調整 古城佳子
はじめに
一国際協力と地球公共財
二イシュー横断的問題における地球公共財――知的財産権保護と国際公衆衛生
おわりに

 

第2章 レジーム・コンプレックスと政策拡散の政治過程――政策アイディアのパワー 大矢根聡
はじめに
一レジーム・コンプレックスと政策拡散
二政策アイディアをめぐるパワー
三 「貿易と……」交渉の事例分析
おわりに

 

第3章 多国間主義から私的レジームへ――マルチステークホルダー・プロセスのジレンマ 山田高敬
はじめに
一多国間主義の正統性の危機
二グローバル・ガバナンスにおける権威の私有化
三マルチステークホルダー・プロセスのジレンマ
おわりに


第4章 地球公共財とNGO――地球気候の安定化と生物多様性の保全を求めて 太田宏
はじめに
一問題の所在
二気候変動緩和レジームとNGOの影響力
三生物多様性の保全レジームとNGOの影響力
おわりに


第5章 グローバル化とシティズンシップ――移住労働者と越境する世帯 柄谷利恵子
はじめに
一問題の所在
二シティズンシップの格差への対応
三 「国境を越える世帯化」と「国境を越える世帯崩壊化」とは
おわりに


第6章 体制移行と民族紛争の発生 月村太郎
はじめに
一用語の整理
二民族紛争発生の要因と条件
三具体的事例
おわりに


第7章 国際問題としてのマイノリティ 吉川元
はじめに
一国際安全保障と民族マイノリティ
二封印されたマイノリティ問題
三マイノリティ問題と国際安全保障
おわりに


第8章 主権とヨーロッパ統合――主権の絶対性・一体不可分性・永遠性を中心に 遠藤乾
はじめに
一主権の強靭性について
二共有ないし可分主権論――アルトゥジウスとベゾルトの場合
三主権解体論――プルードンに即して
おわりに


第9章 領域管理と国際秩序――「新信託統治」が問いかけること 山田哲也
はじめに
一領域管理の実例と論点
二国家の形成と国際秩序
三主権国家体系とガバナンス論
おわりに

 

第10章 帝国は国境を越える――国際政治における力の分布 藤原帰一
はじめに
一帝国の再興
二何が帝国なのか
三なぜ大国に従うのか
おわりに


第11章 人権と人道の時代における強制外交――権力政治の逆説 石田淳
はじめに
一問題の所在
二権力政治の逆説
おわりに


引用・参考文献一覧
人名索引
事項索引



『日本の国際政治学 3 地域から見た国際政治』



刊行の辞
目次


序章 地域研究と国際政治学の間 国分良成
はじめに
一地域研究の概念と軌跡――米国と日本
二グローバルな時代の地域研究
三本巻のねらい

 

第1章 国家とナショナリズム 竹中千春
一国家とナショナリズムの間
二二十一世紀の新しい現象
三ナショナリズムの革命
四十九世紀の国際政治――「革命の時代」から「新しい勢力均衡」へ
五二十世紀前半の国際政治――総力戦、ロシア革命、ファシズム
六二十世紀後半の国際政治――冷戦体制と脱植民地化
七ミニマ・モラリア――地域研究からの創造的批判

 

第2章 紛争の理論と現実 ――地域から見た武力紛争 武内進一
はじめに――武力紛争を地域から見る
一現代の紛争とその要因
二武力紛争の地域比較
三紛争の特質をもたらす要因
おわりに

 

第3章 地域主義の経験と課題 ――欧州の場合 森井裕一
はじめに
一 「地域主義」「統合研究」「EU研究」
二欧州憲法条約の挫折からリスボン条約へ
三リスボン条約後の課題
おわりに


第4章 中国と国際政治 ――交錯する中国像とグローバリゼーション 小嶋華津子
はじめに
一ラディカリストとしての中国像
二リアリストとしての中国像
三ネオリベラリストとしての中国像
四グローバル化と多元化する中国外交
おわりに

 

第5章 ASEAN共同体とシンガポール 田村慶子
はじめに
一シンガポールにとってのASEAN
二 ASEAN共同体の理念とシンガポールの現実
三シンガポールが進める域外交流
おわりに


第6章 中東の国際政治 ――他者に規定される地域と紛争 酒井啓子
一 「中東」地域概念の国際政治性
二日本における中東地域研究の系譜
三地域研究と国際政治学の乖離
四中東国内政治と国際関係の連動性
五域内国家間関係調整の不在と「新しい戦争」
おわりに


第7章 国際政治の中のイスラームと宗教 小杉泰
一政治におけるイスラームの復興
二世界的な宗教復興
三宗教復興の国際政治学は可能か?

 

第8章 アフリカと国際政治 ――国家変容とそのフロンティア 遠藤貢
一アフリカと国際政治――「下からの視座」の問題系
二問題化される国家――冷戦後アフリカにおける国家変容の動態とその解釈
三政治共同体としての国家と主権をめぐる現代的課題
おわりに


第9章 ラテンアメリカ ――二重の移行の国際政治学 出岡直也
はじめに
一ラテンアメリカにおける「二重の移行」
二 「左派の敗北」についての「陰謀論的」解釈
三 「陰謀論的」解釈への批判
四軍事的コンテクストの重要性
おわりに


第10章 中域ユーラシア ――国際関係の新たなパラダイムを求めて 岩下明裕
一新秩序形成期のユーラシア
二ユーラシア中域政治をどうとらえるか
三中央アジア――ユーラシアの試金石
四 「九・一一」以後――「グレート・ゲーム」の再来?
おわりに――中域ユーラシアの秩序形成によせて


第11章 アメリカ ――国内政治と国際政治の連動 久保文明
はじめに
一本章における分類の理由と意義
二民主党諸勢力と外交政策
三共和党系諸勢力と外交政策
四二〇〇八年大統領選挙との関係で
おわりに


引用・参考文献一覧
人名索引
事項索引



『日本の国際政治学 4 歴史の中の国際政治』


刊行の辞
目次

 

序章 歴史から見た国際政治学 李鍾元
はじめに――国際政治学と歴史研究
一国際政治学における「理論」と「歴史」
二歴史研究の地平
三本巻のねらい――「日本の国際政治学」をめざして

 

第1章 国際政治史の系譜学――戦後日本の歩みを中心に 細谷雄一
はじめに
一国際政治史研究の黎明
二廃墟から冷戦へ
三冷戦後の国際政治史研究
おわりに


第2章 グローバル・ヒストリー――その分析視座と冷戦史研究へのインプリケーション 田中孝彦
はじめに
一グローバル・ヒストリーとはなにか――その多義性
二グローバル・ヒストリーの分析視座
三国際政治研究へのインプリケーション
おわりに――グローバル・ヒストリーの研究戦略


第3章 近代ヨーロッパ国際政治史 渡邊啓貴
はじめに
一ヨーロッパ国際政治体系の論理と意識
二国民国家の変容とヨーロッパの伝統的国際システムの危機
三両大戦間のヨーロッパ

 

第4章 東アジア国際政治史――中国をめぐる国際政治史と中国外交史 川島真
はじめに――二つの文脈
一中国をめぐる国際政治史研究――海関・ミッショナリー・外交官
二中国外交史研究の形成
三二つの文脈の融合――フェアバンクの「衝撃-反応」論への道程
四中国外交史研究の漸進的展開
おわりに――あらたな研究課題


第5章 戦間期アジア国際政治史 服部龍二
はじめに
一第一次世界大戦前後
二ワシントン体制の成立と変容
三柳条湖事件から盧溝橋事件へ
四日中戦争からの拡散
おわりに

 

第6章 米ソ冷戦史――アメリカの視点 佐々木卓也
はじめに
一冷戦の起源
二冷戦外交の始まり
三冷戦の長期化
四米ソ冷戦のグローバル化
五デタント外交の展開
六冷戦と国内政治
七冷戦の終結
おわりに


第7章 ヨーロッパ冷戦史――ドイツ問題とヨーロッパ・デタント 山本健
はじめに
一ヨーロッパの分断、ドイツの分断――ドイツ問題の起源、一九四五~五五年
二ドイツ問題とデタントの連関、一九五五~五八年
三米ソ・デタントとヨーロッパ・デタントの分離、一九五八~六三年
四二国間デタントから多国間デタントへ、一九六三~七五年
五分断の超克、一九七五~九一年
おわりに


第8章 戦後アジア国際政治史 宮城大蔵
はじめに
一独立・革命・内戦の時代――一九四五~五五年
二冷戦と新興独立国の団結――一九五五~六五年
三 「転換の一〇年」(一九六五~七五年)①――転換点としての一九六五年
四 「転換の一〇年」(一九六五~七五年)②――米中接近からサイゴン陥落へ
おわりに


第9章 冷戦後の国際政治 岩間陽子
はじめに
一統一ドイツとヨーロッパ
二 EU/NATOの東方拡大
三ユーゴ紛争、民族紛争、人道的介入
四アメリカの「勝利」と帝国
五 「新しい戦争」と二十一世紀の世界政治

 

第10章 近代日本外交史 酒井哲哉
はじめに
一代表的外交論の検討
二文明・アジア・帝国
三 「中国問題」の位置
四戦間期における展開
おわりに


第11章 戦後日本外交史――自立をめぐる葛藤 添谷芳秀
はじめに
一吉田路線と構造問題
二吉田路線の定着
三吉田路線の制度化
四冷戦後の日本外交
おわりに


引用・参考文献一覧
人名索引
事項索引



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