今日で2学期が終了しました。本当に早いものです。年を重ねるごとに時間の流れが早く感じるのは私だけでしょうか・・・。
さて、少し2学期を振り返ってみたいと思います。2学期は、まさかの臨時休業から始まりました。オリンピック・パラリンピックで日本中が盛り上がっていましたが、その後、コロナウイルス感染者があそこまで急拡大するとは想定していませんでした。分散登校を経て通常登校となりましたが、10月に入ってから感染者数が減少してきましたので、感染対策を講じながら校外での活動も実施してきました。
<修学旅行・宿泊学習>
11月に高等部3年生が東北への修学旅行(2泊3日)を、また、高等部2年生は栃木へ宿泊学習(1泊2日)に行ってきました。
修学旅行に同行した際、そこで震災学習の一環として大川小学校を訪問しました。語り部の方から東日本大震災で津波の被害を受けたときの様々なお話を伺いましたが、話を聞く生徒一人一人の態度に大変驚かされました。その場の空気を感じているのでしょう、一人も大きな声を出したり騒いだりすることなく、神妙な面持ちで話を聞いていました。本当に立派な態度でした。語り部の方も生徒たちの態度に、とても感心していらっしゃいました。素晴らしい生徒たちです。そのほか、松島や楽天スタジアムなどを見学してきましたが、とても充実した修学旅行になったと思います。机上の学習では学ぶことができない経験をすることができ、改めて体験的学習の意義の大切さを感じました。
<40周年記念行事・いな穂祭>
当初の計画では、いな穂祭の中で40周年記念式典を実施する予定でしたが、コロナウイルス感染症対策のため、別日に人数制限をして式典を行いました。
また、いな穂祭も感染症対策のため、それぞれの学部ごとに実施しました。中学部・高等部は作業学習で製作した品をバザーで販売しました。小学部は例年ステージ発表を行っていましたが、練習の中で子ども同士や教員との接触する機会が多くなってしまうことから、一つのシーンごとに撮影したもの編集して動画視聴というかたちで保護者の方々にご覧いただきました。この取り組みは私たちにとっても挑戦でした。取り組んでみて、子どもたちの当日の体調や気持ちの状態を心配する必要がなく、すべての子どもが動画に登場できるというメリットもあったと思っています。賛否両論あるかと思いますが、子どもたちの表情は輝いていたと思いますし、学年に応じた成長を感じる動画となっていたのではないかと思います。短い時間の視聴となりましたが、ご来校くださり本当にありがとうございました。
さて、2学期も色々とご理解ご協力くださりましたことに感謝申し上げます。寒い毎日が続きますが、健康管理にご留意いただき、どうぞよいお年をお迎え下さい。1月に元気な子供たちに会えることを楽しみにしております。
終業式に、「2学期に頑張ったこと」と題して、3人の児童生徒の皆さんに発表してもらいました。緊張することもなく発表してくれました。堂々とした姿、とても立派でした。