令和6年2月8日(木)、学校防災連絡会が本校体育館で行われました。
本校職員の他にPTA役員、周辺自治体(つくばみらい市、常総市、取手市、守谷市)の防災担当者、福祉課、青古新田自治会の皆様に参加していただきました。
東日本大震災や令和6年1月1日に発生した能登半島地震など、日本各地では大きな地震や大雨などの災害が頻繁に起きています。本校では、大規模災害への備えを一層進めていくことが重要であると考えており、地震や火災などの避難訓練のほか、保護者への引き渡し訓練等を実施して防災体制の強化に取り組んでいます。
今回の連絡会では、福祉避難所開設訓練を行いました。開設訓練では、つくばみらい市職員の方の指示を受け、本校職員が協力しながらテントの設営、エアーベッドの設置、備品の運搬を行い、参加者の方は福祉避難所を疑似体験していただきました。また、つくばみらい市と常総市の職員の方から本校にある備蓄品を紹介していただき、共通理解を図ることができました。
協議では、福祉避難所開設訓練について「想像していたよりテントの設営がしやすかった」、「夏は暑さ対策、冬は防寒対策が必要だと思った」など、様々な感想をいただきました。「初めての訓練、意味のあるものだと思った。また体験したい」との感想もいただき、この経験を職員間で共有し、今後に生かしていきたいと思います。また、質疑応答では、保護者の方から、「自宅で備えておいてほしいものがあれば教えてほしい」という質問に、各市の方からは、「食料、水、必要な物を3日分できれば1週間分、備蓄品を古いものから無駄にしないように消費して新しいものを備蓄するというローリングストック法を行うとよい」という回答をいただきました。また、「二次避難所開設の情報をどうやって入手できるか。また保護者からどのように発信できるか」という質問に、各市の方からは、「防災アプリ、SNS、各市のホームページ、テレビのテロップや防災無線等で情報発信をしている。被災者からの発信については検討中」という回答いただき、情報を共有することができました。
今回の学校防災連絡会は、福祉避難所開設訓練という初めての試みとなりましたが、福祉避難所開設の流れや非常食の種類、各市の取組を関係機関や地域の皆様と共通理解することができました。引き続き、情報共有を行いながら災害に備え、訓練を行っていきたいと思います。
日頃より顔が見える関係が、災害時には大きな力になると言われています。ご多用のところ参加していただきました皆様には深く感謝申し上げます。