伊奈特別支援学校ブログ

茨城県立伊奈特別支援学校の公式ブログです。
子どもたちの元気な様子をお届けいたします。

学校だより 第1号

2018-05-10 18:08:11 | 校長室だより「iina(それ。い~な!)

みなさん,こんにちは。今年度より着任いたしました校長の大森保徳(やすのり)です。どうぞよろしくお願いします。これまでの勤務経験を紹介しますと,鹿島3年,美浦5年,結城4年,下妻10年,つくば5年,伊奈1年,鹿嶋市立鹿野中学校2年,霞ケ浦聾1年で,本校が2度目,9校目になります。多くの学校に勤務しましたが,それぞれ,良さも課題もあると感じてきました。変わらないのは,子どもたちの明るい笑顔と輝く瞳です。それを支える保護者の皆様の想い,教員の熱意は,どの学校も同じであると感じます。大切なことは,教員同士,教員と保護者,保護者同士が,子どもたちの学びをより充実したものにしていくために,力を合わせることだと思います。そして,地域に本校の子どもたちの良いところをたくさん知っていただき,地域の受け皿を大きくしていくことだと思います。
学校だよりでは,子どもたちの様子を紹介しながら,学校の取組をお伝えしていきますので,保護者の皆様,地域の皆様のお力添えをお願いします。
 
さて,今年度,本校は,小学部110名,中学部67名,高等部94名の271名でスタートしました。昨年度より,19名増えて,一層にぎやかな学校になりました。
4月6日(金)の始業式,9日(月)の入学式から,約2週間がたとうとしています。子どもたちは,新しい友達や先生,教室にもすっかり慣れ,表情がより生き生きしてきました。中には,環境に慣れるのに時間を必要とするお子さんが数名おり,担任がその子のペースに寄り添いながら,一日でも早く集団に入れるよう個別の支援を続けています。保護者の方とも連携をとりながら,一人一人のお子さんを支えてまいります。
また,授業が本格的に始まり,4月18日(水)の職員朝会では,高等部の一部の生徒が作業受注の依頼を行いました。はっきりとした挨拶から始まり,わかりやすい説明をしてくれました。100名を超える先生たちを前に堂々と発表する姿は,大変立派だと感じました。子どもたちの自信に満ちた姿を見ることは,教員としての大きな喜びであり,活力です。

今年度,大切にしていきたいこととして,4月2日(月)の職員会議で話したことがあります。それは,「子どもの自己肯定感を大切にしよう」ということです。物事を行うとき,たとえ間違えても,「またチャレンジしよう」という気持ちがもてれば,次に進むことができます。「間違えても大丈夫」という学習環境をつくっていくことを確認しました。さらに,自分で間違いに気づき,自分で課題を解決していく力は,生涯にわたって,大切なことだと感じます。その力の基盤となる「自己肯定感」を高めるように,教職員一丸となって取り組んでいきたいと思います。
1年間,よろしくお願いします。

平成30年4月23日                   大森 保徳